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戦国時代への転生漫画【淡海乃海 水面が揺れる時】第三巻の見所・あらすじ・感想

 

漫画版「淡海乃海」漫画第三巻【あらすじ・見所・特典・感想】

ついに語られる野良田の戦い、そして六角当主との初めての顔合わせ。

待ちに待ったメインヒロインの小夜が登場!

淡海乃海 水面が揺れる時 第3巻 (コロナ・コミックス)

題名:淡海乃海 水面が揺れる時 第三巻

原作イスラーフィール

作画もとむらえり

あらすじ:六角対浅井「野良田の戦い」。史実では、この戦いで六角は敗北する。しかし、戦の行く末を「すでに知っている」主人公竹若丸は、この戦いで第一の武功をあげる。六角当主との初対面の場にて、朽木竹若丸の交渉力・軍事力に目をつけられる事になってしまう。

史実からズレたこの時代の行く末は?そして六角の策略により、ある人物が朽木家に来る事になる…その人物とは…

今作は連載8話〜10話までと、書き下ろし小説が収録されている。

第三巻の見所は?

究極の謙遜!恩賞は六角領主からの言質

歴史を知っている主人公竹若丸は、野良田の戦いのウィークポイントを突く。それによって浅井家の名のある武将を打ち倒し、六角陣営で第一の武功を得る。六角家頭首は竹若丸を陣に呼び、戦を決定付ける程の武功に対し、何を恩賞として与えるべきかを迷う演技をする。

その演技こそが、主人公の手のひらの上、究極の謙遜が炸裂する。

新たな領地を獲得するが…

改めて、六角家から「野良田の戦い」の件で、六角家重鎮の後藤胆馬守使者が来た。話の内容は、先日の件での恩賞に「高島郡にある六角の領有地、一万石分の贈呈」だった。竹若丸は何とか断ろうとするが、老獪な後藤に押し切られてしまう。

この領地を得た事で朽木家は、自分の約三倍の大きさを誇る浅井家と領地を接する事になってしまう…

淡海乃海メインヒロイン「小夜」の心情

浅井家の嫡男に離縁された小夜は、自宅で憂鬱な日々を過ごしていた。自身の不甲斐なさで六角家と浅井家が争う事に心を痛めていた。六角の政略により、竹若丸に嫁ぐ事を打診される小夜。果たして自身の選択は?

特典 書き下ろし小説「初夜」

文字通り主人公とメインヒロインたる小夜との、初夜での出来事が描かれている。六角家と浅井家が争う事になり、浅井家嫡男の新九郎がなぜ小夜を離縁し実家の平井家に戻したのか。その事を主人公が、小夜と迎える初めての夜に語り聞かせる物語になる。

書籍版、web版、共に「浅井新九郎の人物像」は描かれていないため、この書き下ろしを読むと、人物の心情描写の理解が深くなり、より「淡海乃海」全体の物語が面白いものになっている。

今作のおまけまんが

竹若丸が小夜を迎える場面に立ち会った老家臣達のパニックシーンと、第十話の後日談が計4P収録されている。 

 

第三巻を読んだ感想 

前作で、戦いの部分がまるごとカットされた「野良田の戦い」の詳細が描かれていて安心した。書き下ろし特典の内容も、書籍購入者こそ読むべき内容で、読了した後だからこそ、浅井新九郎という人物の人柄を想像できる様になった。

この人物は、漫画・書籍では、小夜の元配偶者で朽木の敵対者認識でしか無く、そのため単に文章で読むだけの存在でしかなかった。

しかし、今作の「初夜」を読み、主人公視点ではあるが浅井新九郎の心情を理解する事で、単純に敵でしかない浅井家の内情を想像する事ができる様になった。この事が「淡海乃海」全体の物語に深みが増し、ますますこの先の展開が楽しみな物になってる。

淡海乃海の書き下ろし小説は、今の所ハズレなし。書籍版・漫画版ともに、購入して損した気分にはなっていないので、有意義なお金の使い方をさせて貰い、満足している

漫画第三巻で書籍版一巻が終了

書籍版第一巻が、この漫画第三巻で終了した事になる。書籍一冊に対して、漫画三冊のペースで収録されていく事になりそうだ。書籍は2020年6月現在、第七巻まで発売されているので、漫画版では追いつくまでに二十一巻必要になる。

気の遠い話しだ。たぶんだが、漫画版は朽木家の領土がある広さに達する段階で、六角との関係が、一応決着するので、そこでトゥルーエンドで最終回となると予想する。それであれば六・七巻ぐらいで行けるかな?ってところだとは思うが… 

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