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「住まいの選択」シェアハウスとは?メリット・デメリット詳しい解説

 

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一般では聞き慣れない「シェアハウス」。具体的にその料金体系はどうなっているのか?さらに「シェアハウス」のメリット・デメリットはどうなっているの?そんな疑問に、実際に「ハウスの運営」に関わって来た目線から、より実践的かつ簡単に解説していく。
目次

そもそもシェアハウスとは?

自分の部屋とは別に、共同で利用できるスペースのある住宅の事で、1つの部屋を共同で住むルームシェアとは別の居住形態となっている。建物の仕様によって変わってくるが、一例として、キッチン・シャワールーム・洗濯機・トイレが共同での使用。各部屋に鍵がついており、建物自体には「暗証番号入力式」で出入りする形での居住形態が多い。
男女での居住が一般的だが、「女性専用のシェアハウス」も存在する。
一般的な入居の契約形態は「定期借家契約」が多い。
詳しい解説は「普通賃貸借契約と定期借家契約の違い」を参照。

一般的な男女比や年齢層は?

一般的な男女比
男女混合の「シェアハウス」の男女比は、だいたい「男:女 8:2」程度。ここから、部屋の料金が上がって行くにつれ、若干女性の比率が高くなっていく。

利用者の年齢層
「20代が7割・30代が2割・他1割」程度。

⚠年齢が40歳以上になってくると、断られる場所も増えて来る。ただし、そういった入居者を積極的に受け入れている所もある。これは「シェアハウス」毎に区別しているのではなく、「不動産会社ごと」に違って来る事が多いため、そういう物件を扱っている会社自体を探していく。会社によっては複数の「シェアハウス」を取り扱っている事も多いため、そういう不動産を見つけたら胸襟を開いて相談すれば、親身になってくれる所がほとんど。

シェアハウスのメリット・デメリット

⚠場所や物件によって特色が異なるため一概に区別化はできないが、あるシェアハウスを例にすると下記の様になる。

メリット

【1】共益費の中に、電気代と水道代(一部)が含まれている。
 使用量によって追加での支払いがないため、固定出費の計算がしやすい。

【2】敷金・礼金・仲介手数料が無いことが多いので、入居の初期費用が安く済む。
 通常の賃貸契約になると「初期費用が、おおよそ賃料の5ヶ月分必要」になってくる。

【3】家具や家電・ベッド等があるので、すぐに入居し生活できる。
 その分、引っ越しに掛かる費用を安く抑える事ができる。

デメリット

【1】共用スペースに設置してある「洗濯・入浴・電子レンジ等」の使用時間に「一定のルール」が存在する。
 仕事の時間帯によっては、使用できない時間が存在してくる。
 
【2】部屋と部屋の壁が薄いため、テレビ等の音が響きやすい。
 日中仕事に出ている人は不便に感じないが、深夜帯の仕事の人は、日中に活動する入居者の騒音で寝れない可能性も。

【3】多人数が住む仕様上、部屋が狭い事が多い。
 都心のシェアハウス程、この制限が多くなる。場所によるが、3畳程のスペースしか無い所も。


まとめ

もちろん場所によって違いは出てくるが、このような「メリット・デメリット」が存在している。
最大のメリットは、電気代が管理費に含まれている点だ。夏や冬はエアコンの使用は、通常電気代がはね上がる。だが管理費に含まれていれば、暖房冷房が使い放題にできる。
そして最大のデメリットは、壁が薄い事だろう。あくまで1つの住宅に複数部屋が存在するため、一般の部屋のような壁の作りにはそうしてもならない。そのため、音が響きやすくなってしまう。

ただし例外も

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シェアハウス自体の作りや、管理している不動産会社によって、条件やルールがバラバラなため、上記の様なメリット・デメリットが都度変わってくる。シェアハウスだからと、嫌遠せずに引っ越す際はよく確認し、疑問があれば問い合わせする。

実際のある例外
例外の一例を上げると、部屋にトイレ・シャワー室・キッチンが設置されているシェアハウスも存在している。そこは管理費に電気代が含まれているが、水道代は各入居者に請求されている。別の部屋では、電気代・水道代は各入居者への請求で、賃料が周りの相場より安くなっており、隣人間の交流も盛んだったりする。
このように、場所や不動産会社によって、居住環境はかなり変わってくる。

こんな入居者は、検討の余地有り

「実際の例外」の居住形態も存在するため、例えば会社の近くに寝るためだけの利用として借りたり、学校の近くに卒業するまでの間だけ借りたり等、ライフスタイルによって割りきった利用も検討できる。
また、同じ趣味など入居者同士の交流をメインとしているシェアハウスもあるため、自分の性格や引っ越す目的を踏まえた上で、管理している不動産会社に、そういった交流や、それにともなう隣人トラブルの対応方法をどうしてるかなど、問い合わせをしてみる事がいいだろう。

どういったトラブルが考えられるのか?

【1】宅配便などは、各部屋に届けられるのではなく、「シェアハウス」の「建物自体」に届く所が多い。そのため、他人の宅配物を開けてしまう事もある。その際に中身が揃っていれば大きなトラブルにならないが、不足があれば重大なトラブルになる事もある。

【2】食品などは、食器棚などに部屋番号毎の決められたスペースに置く事ができるが、これも【1】と同様のトラブルが発生する。これを嫌い、ベテラン入居者は、調味料は共有スペースに保管し、米などの主食は自身の部屋で保管する人もいる。

【3】騒音問題や臭いの問題も発生する事がある。シャワールームが有料の場所だと、節約のため利用を控える人もいる。そういった場合、共有スペースに臭いが漏れて来る場合もあり、トラブルになりやすい。