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【トリビア付】映画【ジュラシックパーク】レビューと鑑賞した評価

 

古の支配者の復活!

当時最高峰のCGで撮影された超大作!

6500万年の時を翔けたアドベンチャー。

ジュラシック・パーク (吹替版)

鑑賞後評価:★★★★★(5.0)

題名:ジュラシックパーク

公開:1993年

時間:127分

あらすじ:古生物学者アラン・グラント博士は、発掘事業のスポンサーのジェン・ハモンドの突然の来訪をうける。3年分の研究費用を出す代わりに、ヌブラル島に視察に来る様言われたアラン。あまり乗り気ではなかったが、存在するはずのない恐竜の存在に興奮を隠せなくなる。しかしある男の欲により、夢の施設ジュラシックパークは悪夢の施設へと変貌する。

見所や作品の紹介

20世紀を代表する最高傑作

言わずと知れたスティーヴン・スピルバーグが監督の作品。世界で大ヒットし、タイタニックに破られるまでの4年間、世界歴代興行収入の王者に君臨していた。 まさに名実ともに20世紀を代表する作品の一つ。

1993年制作とは思えない高いクオリティーを誇る完成度

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蚊の琥珀から取った恐竜の血から、現代のクローン技術で再生された恐竜達との関わりを描いたパニック・サスペンス。当時の最高峰のCG技術を使われており、27年前の作品とは思えない完成度をほこっている。アニマトロニクスの技術も熟成された時代で、スクリーンから醸し出される恐竜の迫力は最高級。

全ての恐竜がCGで作られているわけではなく、模型を使用した場面も存在している。施設見学中にトリケラトプスが倒れており、主人公達が駆け寄ったシーンではそのすごさがよくわかる。恐竜の目の潤みや、皮膚の質感、全てがとてもリアルで、実在する動物の皮膚を貼付けているんじゃないかと思う程のクオリティがある。ティラノサウルス襲撃の際のアップした場面なんかはリアルすぎて恐怖を感じる程。

作品のテーマ性も時代を捉えている

作品全体を通して、「人類のテクノロジーに対する過信」に対してのテーマが描かれている。技術がいくら進歩しても、自然に対してはコントロールが効かないという、21世紀の自然災害と重ねて見る事もできる。

ティラノサウルスに目が行きがちだが、もう一つの主役は

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作品の顔としてもっとも有名なのはティラノサウルスだが、実は本作品のもう一つの顔は、ヴェルキラプトルという小型恐竜だ。この恐竜が非常に頭が良く、仲間と連携して主人公達を追いつめていくさまは、古代の支配者に相応しい風格がある。

ジュラシックパークのトリビア

超意外!CGシーンは7分しかない

その高い完成度のCGが印象的だが、実は劇中で使用されているCGのシーンは実は、7分しかない。それ以外は全てアニマトロニクス、いわゆる模型恐竜が使われているのだ。だからこそ、これ以降の映画で多用されていくCGとは違い、物体の重さと現実感の雰囲気が出ている。

観賞後評価

物語・CG・演出のどれをとっても、2020年でも通用する程の完成度がある。とはいえあくまで27年前の作品ではあるため、今のCG技術と比べると当然だが劣るため3(今のB級映画のCGよりは上)。全体を通せば、誰が見ても当然ながら5の評価になる。自然災害が増えた昨今に見ると、自然の脅威に対しての現代技術の脆弱さが重なり、単純な恐竜パニック映画とは違った目線で見るが出来き、色々考えさせられた作品であった。

余談

記憶が定かではないが、公開当時にはJRの各駅にて、スタンプラリーのイベントが開催された。規定数のスタンプを集めると、半径7cmぐらいのメダルが貰えたのだ。当時子供だった私は親と駅を回り、スタンプ収集を行った記憶がある。当然メダルも貰ったのだが…引っ越しの際になくなってしまったのを今でも悔やんでいる。

この作品による影響で最も有名な恐竜になった「ティラノレックス」だが、2015年に公開された『ジュラシックワールド』の終盤に登場するティラノサウルスと、同一の個体になり、明確にジュラシックワールドとの繋がりのある作品になっている。

次回作ジュラシックパーク/ロストワールド