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映画【ターミネーター(初代1985)】鑑賞した感想、小ネタ紹介

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人類vs機械との熾烈な戦い。

あるリーダーの登場による人類側の猛攻に、機械軍は敗北寸前まで追い込まれていた。

一発逆転!機械軍が取ったある作戦により、一人の女子大生は戦士となる。

ターミネーター(吹替版)

鑑賞後評価:★★★★★(4.3)

題名 ターミネーター
公開日 1985年
監督 ジェームズ・キャメロン
時間 108分
出演 アーノルド・シュワルツェネッガー、マイケル・ビーン、リンダ・ハミルトン 
あらすじ

核戦争後の未来、人類を滅ぼそうとする機械と人類の戦争は何十年にも渡って繰り広げられていた。劣勢だった人類は、ある指導者の登場により反転攻勢をかけ勝利する目前まで機械を追い詰めた。

しかし最後の戦いは未来ではなく、現在のロサンゼルスで行われる事になる。敗北寸前の機械達は、過去に遡り自分達を追い詰めるキッカケとなった指導者の母親を亡き者にする事で「未来」を変えようとしたのだ。

それを察した人類は、過去に渡った機械人形「ターミネーター」から未来の指導者を守るべく、1人の人間を過去に送り込んだのだった。

 

いくつもの続編映画やドラマ・ゲームと、数あるメディア媒体を通して作られ続けている超大作の記念すべき第一作目。主役リンダ・ハミルトン・ターミネータ役アーノルド・シュワルツネッガー・監督ジェームズ・キャメロンの名を世に知らしめた出世作。

 

 

登場人物

サラ・コナー

未来の英雄たるジョン・コナーの母親。事件に巻き込まれるまでは、どこにでもいる能天気な女子大生。しかし未来の機械戦争に巻き込まれてしまい、人生が一変してしまう。

ジョン・コナー

サラ・コナーの息子。未来では人類抵抗軍にリーダーに就いており、その類希なるカリスマと機械に対しての知識により、人類を勝利寸前まで持っていった英雄。

自分の母親を抹消するため時間を超える機械から母を守るため、自分の部下であるカイル・リースを送り込む。

カイル・リース

2029年未来の人類抵抗軍リーダーのジョン・コナーの部下。ジョンの母たるサラを守るため、未来より過去に渡って来る。

未来の兵士であるため基礎戦闘能力は高いが、所詮人間の域を出ないためターミネーター相手には苦戦を強いられる。

ターミネーター(T-800)

人類抵抗軍リーダーのジョン・コナーを歴史から抹消するため、未来より送り込まれた刺客。型式番号は「T-800」。

ジョン・コナーの母親であるサラ・コナーは、未来では名前しか残っていないおらず同姓同名の人物を片っ端から消していく。

映画「ターミネーター」の紹介

知らない人はいないレベルの知名度がある『ターミネーター』シリーズ。1980年代のハリウッド映画黄金期に代表する映画で、タイムリープ・タイムパラドックスを設定に盛り込んでいる。

今ではCGが当たり前になっているが、当時は技術の発展も乏しく予算も掛かりすぎるため、その制限された状況でカメラワークの工夫やアイデアにより、骨組みになったターミネーターとの決戦を演出している。何でもCGに頼りすぎる現代の映画には無い、制作者側の努力と苦悩が見て取れる作品でもある。

物語終盤、炎の中から出て来るターミネーターのシーンで、背景の中にターミネーターを動かしている製作スタッフが一瞬見えます。

基本的にはターミネーターとの鬼ごっこになっているが、合間に未来での出来事などの話しを挿む事で、視聴者に飽きさせない作りになっている。その未来での出来事もCGを使用しないわりには良く出来ており、未来戦争だけで一本の映画にしても高いクオリティを発揮しそうな雰囲気がある。

機械と宗教観をミックスさせた背景が魅力

どこにでもいる普通の女子大生のサラ・コナーが未来から来たカイル・リースとの逃亡劇を通して成長する姿。母親としての強さが出ており、そのお腹には人類の救世主たる人物を宿すしている。

このことから聖書や黙示録を想起させ、機械という未来の技術が登場しながらも古代の宗教的側面も合わせ持つのも魅力。

観賞後評価

『自我を持った機械と人類との戦い』という構図は、今では当たり前にある世界観だが、当時としては斬新で、それほどAI技術が発展していない時代に、このアイデアを思いつくのは天才としか言いようがない。今から35年前のため物語の背景などは古く、時代遅れ感はある。しかし2020年に鑑賞しても、後続作品として作られたターミネーター作品に負けない完成度になっている。個人的にはターミネーター2が至高と思っているので、総合評価は4。

ターミネーターの小ネタ・トリビア

細かすぎる演出

物語終盤ターミネーターT-800はトラックに轢かれて左足を引きずる様になる。後に人への擬態が剥がれ機械骨格の姿になるが、この時によく見ると左足のアキレス腱に相当する金属部品がちゃんと破損している。

アイルビーバック

ターミネーターを演じるアーノルド・シュワルチェネッガーのキメ台詞で有名な「アイルビーバック」。映画ターミネーター2のラスト溶鉱炉に沈む際に行った台詞として有名だが、実はこの台詞の初出は初代だったのだ。

ちなみに劇中サラ・コナーを始末すべく訪れた警察署窓口から追い出される際に「アイルビーバック」と言い残している。

あまりに2でのシーンが有名すぎて初代でも言っている事は忘れ去れれている模様。