2020年現在世界的に流行している新型コロナウイルスの脅威。
今までの人類の歴史上、このような感染症による流行は何度も経験してきた。
その都度、知恵者達の薬やワクチンの開発で抑え込んで来た歴史がある。
そんな歴史がある中で、ピックアップした感染症は『天然痘・梅毒・結核・コレラ・ペスト・スペインかぜ・デング熱』の7つ。主に日本での流行年数とどのような出来事があったかを各感染症ごとにまとめてみた。
日本の感染症【戦いの歴史】
天然痘
6世紀~ 天然痘の日本定着。もともと日本には無かった病気だが、中国・朝鮮半島との交流が盛んになり日本に上陸した。以後治療法が確立され、全国に普及する19世紀半ばまで猛威をふるう。感染者の20~50%の人が亡くなったとされる。人類が初めてかつ唯一根絶できた感染症。戦国武将伊達政宗が隻眼の理由は、幼少期に天然痘にかかった事が原因なのは有名な話し。
梅毒
16世紀~ 梅毒の流行。1512年日本の歴史に初登場する。ペニシリンが開発されるまで常態化していた程流行。江戸時代の一般人の感染率は半分程であった。戦国時代~江戸時代にかけ数々の武将がこれが原因で亡くなった。現在増加傾向にあり、2017年は約6000人、2018年には約7000の患者報告がある。
かの有名な徳川家康も梅毒を発病しており、
その治療で飲んでいた水銀が原因の胃がんで、亡くなったとされているんだ。
結核
17世紀~ 結核の流行。弥生時代から日本ではあったとされている。本格的に流行しだした時期は、江戸時代から明治以降まで。人の移動が活発になるにつれ、感染者数が増えていった。20世紀半ばに薬が開発されるまで、猛威をふるっていた。1952年まで日本での亡くなる原因ベスト3に入る程で『不治の病』と恐れられた。2019年のベスト3は1位ガン・2位心疾患・3位老衰。
コレラ
19世紀〜20世紀前半 コレラ流行。江戸だけで、10万人以上が亡くなった年もあった程。検疫のために外国からの船を、沖合に数十日留め置かれる事があった。21世紀に流行している新型コロナウイルスでの検疫で、ダイヤモンドプリンセス号(船)にとった対応と変わらない方法を、当時からとっていた。明治に入ってから、衛生面の強化が行われ次第に収まっていく。この事がきっかけで、日本の衛生管理の土台ができあがった。
当時の人達も「部屋の換気」「外出を控える」「清潔に保つ」
といった対応で耐え忍んでいたみたいだよ。
新型コロナの対策と変わらないんだ
この頃から感染症への基本的な対策は変わらないのさ
ペスト
20世紀前半~ ペスト流行 。1899年~1926年で感染者数2905名、亡くなった方2420名。神戸市・大阪市・浜松で発生し、東京では予防のためキャリアであるネズミの買い上げを行うなどの対策に躍起になった。このような対策を、ペスト菌の発見者のひとり北里柴三郎の指導もあり、日本では1926年以降に発症者はいない。世界ではエジプト(541年)・ヨーロッパ(1346年)・インド、中国(1855年)で流行している。
スペインかぜ
20世紀前半~ ヨーロッパでスペインかぜ大流行。日本では1918年~1920年にわたって大流行した。日本の人口約5000万人に対して、約2400万人が感染したとされる。今で言うインフルエンザの事で、日本国内で約45万人の方が亡くなる。近代史上最悪の大流行になった。全世界で亡くなった方は2000万人〜4000万人と言われている。
デング熱
20世紀半~ デング熱流行。戦時中に南方からの帰国者から、蚊を介して流行する。西日本を中心に流行し、20万人の感染者を出した。2014年東京の代々木公園の蚊が原因と見られる国内感染者が70年ぶりに出た。公園の立ち入り禁止と、消毒作業の光景をニュースで見て覚えている人もいるのではないだろうか。
蚊を媒介とするから、会社帰りは不安だったなー
職場も代々木公園に近かったし。
まとめ
新型コロナウイルス以上の脅威を何度も経験してきた人類にとって、今回の流行も乗り越えられると歴史が証明している。私は知恵者ではないため、薬の開発等の直接的な解決手段は生み出せない。である以上は、一般人である私でも出来る戦いをしていこうと思った。 そう『引きこもる』という崇高なる戦いを…
参考までに室内で出来る遊び紹介はこちら