昭和に流行した懐かしいおもちゃ達。
今では姿を変えているもの、かつての姿のままで世界に魅力を振りまく物。今回は昭和ではよく見かけるも、今はほとんど見る機会がなくなった昭和の懐かしいおもちゃ達を10個ご紹介。
この機会に思い出し、自分や子供と一緒に童心に帰って遊んでも面白いかもしれない。
昭和の懐かしいおもちゃ達
元祖的ベイブレード「ベーゴマ」
遊び方:バケツに布を少し弛ませた状態で貼り、その上に多人数で独楽を回転させながら投擲する。
回転する独楽同士がぶつかり合い、停止またはバケツの外にはじき出された方が負け。純粋に独楽の回転時間を競ったりして遊ぶ。
駄菓子屋などで良く売られていた。
昭和を明け平成になると駄菓子屋で購入する際に錆ついていたりと、だいぶ年期のあるおもちゃとなっていた。一般的な木芯独楽で遊ぶより、軸がない分その独特の巻き方から難易度が少し高め。
地面に擦り付け削ったりする事によるカスタマイズ要素もあり、平成でブームとなった駒「ベイブレード」の原型に近いおもちゃ。
弾いて遊ぶ「おはじき」
遊び方:ローカルルールによって様々な遊び方があるが、主にお互いの「おはじき」を指定したエリアにばらまき、お互いに「おはじき」を弾いてエリア外に弾き出す。または当てた「おはじき」の所有権を取り合い、最終的な所持数の多さを競ったりする。
【昭和時代アレコレ~~~♥】
— 大場義弘 (@comical0828) 2022年6月17日
『おはじき玉を弾いて。』
私が昭和時代の小学生の間は
男女共になって遊びに燃えてまして、
それがこの『おはじき』もその一つ。
ペタンコの綺麗なガラスおはじきを
弾いて当てる。
当たって指の幅が通れば『勝ち!』
勿論終わった後は、おはじきは
持ち主に返却。 pic.twitter.com/JQ9rQjtwKo
その奇麗な見た目から鑑賞用や、水槽の下敷きなどでも用いる事もある。 鑑賞用のコレクションとして収集したりも。
同じガラス製のビー玉と違い限られた用途でしか使えないためか、現在ではネット通販以外での購入は難しくなってしまっている。
現在では世界大会も開かれる「けん玉」
遊び方:十字型の持ちてから紐付きの穴空き玉を垂らし、持ち手の部分を上下に降る事で、玉が上空に浮かぶ。浮かんだ玉を十字の先端部分、皿になっている場所などに乗せる。または棒状の部分を玉の穴が空いた部分にはめて遊ぶ。
遊び自体の歴史は古く、日本では1800年代初頭に「すくいたまけん」という名称での存在が確認されている。
現在でも「日本けん玉協会」による技の検定や、世界大会が開かれる程度には普及し人々を魅了し続けている。
中身はあずき「お手玉」
遊び方:袋を片手に取り上空に投げ、落ちて来た袋を掴んで遊ぶ。両手に1袋づつ手に取り交互に投げたりし、上級者になるほど手に持つ個数を増やしていく。
お手玉としては「女の子の遊び」と認知されていたが、平成初期頃には男子もお手玉の使用ではないが、スーパーボールを代用し似た遊び方をした。
自身のテクニックを自慢したり、技術の競い合いをしていた。
似た遊び方は海外にもあり「ジャグリング」と呼ばれ、使用する玉以外に大きな違いは見られないが基本技が違うらしい。
基本原理はヘリコプターと同じ「竹トンボ」
遊び方:棒の部分を両手で挟み、棒の部分を擦りプロペラを回転させながら上へ放り投げる。一枚のプロペラが回転し、その浮力で上空を飛ばすのを楽しむ。
児童館などでは無地の竹トンボに、自分の好きな色を塗って作るイベントなどが開かれたりしていた。
凧揚げとは違い広いスペースを必要としないため、家の中でも遊べるおもちゃとしても親しまれた。
様々な漫画キャラクターも描かれた「メンコ」
遊び方:ローカルルールによるが、地面に置いたメンコを上から叩き付け、その衝撃や風圧で地面に置かれたメンコをひっくり返して遊ぶ。投擲回数に制限を設け、最終的にひっくり返した数を競って遊ぶ。
様々なキャラクターを印刷した物が発売され、プロマイド収集の側面も強かった。
掃除をしていたら、子供の頃に使っていた入れ物から昭和のメンコが出てきた。
— マウナ・ケア (@mauna_kea4205) 2023年4月2日
約40年前に使っていたもの🤣🤣🤣#ガンダム#メンコ pic.twitter.com/BBb0F3OejU
メンコの形自体も四角だけでなく丸い形など多様な種類が売り出され、メンコ本来の遊びよりもトレーディングカードの様にコレクションや交換などで使われる側面が強くなっていった。
縁日のはずれクジでも活躍「紙風船」
遊び方:紙でできた風船を膨らませて上空へ投げる。軽い紙と空気抵抗によりゆっくり落ちて来た所をポンポンと軽く上向きにたたいて遊ぶ。
神社などでの縁日で、くじでの外れ景品としてよく配られたりした。おもちゃの素材が薄い紙なので、比較的簡単に壊れてしまいすぐにダメになってしまうのも特徴。
ohanaさん @ohanachan__ii
— しおった (@shio_tta) 2020年11月1日
ふぅーふぅー、ぽん、ぽん、ぽん…
夏の思い出 紙風船。
2020/10/11 目黒ハウス#momo撮影会 @momo_camera#ポートレート #浴衣#Nikon #Z6 NIKKOR Z24-70mm f/2.8S +ストロボ2灯 pic.twitter.com/cDcrjRhjUI
レパートリーは無限大「折り紙」
遊び方:一枚の紙を折って、動植物や生活用品を作り上げて遊ぶ。
折り紙のレパートリーは、想像力次第で無限の可能性を秘めており、達人級になると立体状の「龍」を作り上げたりする程。
新聞の折り込みチラシを折り込んで箱を作り、クズ入れ箱の代用にするなど生活用品として活用される技術の一つでもある。
万有引力を学ぶ教材でもあった「だるま落とし」
遊び方:積み木を数個重ねた一番上に達磨を置き、それが崩れないように木槌で積み木を一つずつ弾いていき遊ぶ。
思い出一コマ漫画「だるま落とし」
— 仲曽良ハミ (@nakasorahami) 2020年11月4日
【310/365】#毎日20時更新#思い出一コマ漫画 pic.twitter.com/ZVyg6lwWTp
以外に昭和のおもちゃ「ルービックキューブ 」
ルービックキューブ Ver.2.1 【6面完成攻略書(LBL法)・専用スタンド付き】Rubik公式ライセンス商品 3x3x3 プレート埋め込み式
- 発売日: 2018/06/22
- メディア: おもちゃ&ホビー
遊び方:それぞれの四角いパーツが、1列ごとに上下左右に回転する。色をバラバラに混ぜた所からスタートし、上下左右に回転させながら色を揃えて遊ぶ。
一種のパズルゲームの1つ。
1980年に発売され爆発的なヒット商品となる。大人こども関係なく手にした人も多いのではないだろうか。
現在でも、バラバラの状態から色を揃えるまでのスピードを競う大会が開かれている。ちなみに世界記録は4.22秒。
総評
こうして振り返って記事をまとめてみたが、今のデジタルな遊戯とは違って、自然現象や物理法則を遊びの中から学べるものが多かった。
そのためか使い方次第では大変危険なおもちゃもあった。ベーゴマなんかは鉛の塊でできており、投げ方を間違えれてしまえば明後日の方向に飛んでいってしまう…なんて事も。
平成Verの懐かしいおもちゃはコチラ