14年続いたシリーズの完結編。
ウイルスが蔓延した世界の行く末は?
そして明かされる「アリス」最大の秘密。
題名:バイオハザード:ザ・ファイナル
公開:2016年
時間:106分
あらすじ:「アリス」は目を覚ますと、そこは「ワシントンD.C.」だった。「アリス」はそこでゾンビや空飛ぶクリーチャーに襲撃されるも、何とか撃退する事に成功する。何処からともなく電子音が聞こえてくる。そこへ赴くと、タイプライターから「ようこそアリス」の文字が印字されていた。送り主は、なんとアンブレラの人工知能「レッド・クイーン」だった。最初は警戒する「アリス」だったが、「レッド・クイーン」が伝えて来た事は、「世界の人口は5000人未満」アンブレラによる最後の生存者施設への襲撃計画で「48時間以内に生き残りは全て滅亡する事」そして、「T-ウイルス」の抗体、しかも空気伝染していくタイプの存在だった。一縷の望みに掛け「アリス」は、ワクチンが存在する場所、初まりの地「ラクーンシティ」の地下施設「ハイブ」に向かう事となる…
鑑賞後評価
物語:★★★☆☆
ACT:★★★☆☆
演出:★★☆☆☆
印象:★★☆☆☆
総合:★★★☆☆(2.8)
⚠ネタバレを含んだ内容があります。未視聴の方は注意して下さい
紹介
2002年、初代「バイオハザード」が公開されてから14年「6作目」の完結編。「バイオハザードll」から続く、ゲームからのオマージュ要素は極力削除され、初代に近い作風に回帰している。ll以降その後の登場が無かった「ラクーンシティ」が舞台となっている。
見所
今作は最終章について完結編、主人公「アリス」と人工知能「レッド・クイーン」の共通にして最大の秘密が明らかになる。地下研究施設「ハイブ」が舞台になるので、初代「バイオハザード」の映画で出て来た場所が登場してくる所も見所。
不満点
前作まで活躍していたゲームからオマージュした人物達は「クレア」を除いて一切登場しない。今作ではその後どうなったかは不明な点が寂しい。一応、劇中序盤「アリス」が目が覚めた状況から、ある程度の推測は出来なくはないが、とても納得できない所がある。
アクションシーンの映像が細かくカットされた構成になっているため、スタイリッシュな演出ではあるが、見ていて目が疲れる。
物語の結末:クリック表示
クリックで表示:【ネタバレあり】物語の結末
ハイブへ侵入したアリスはそこで衝撃の事実を耳にする。今まで沢山のクローンが登場して来たが、自身の存在もクローンだったのだ。本物のアリスはすでに年老いた老婆で、なおかつアンブレラ社の創始者だったのだ。自分がクローンの事実を受け入れられないアリスだったが、戦う事を決意。オリジナルアイザックス博士との死闘の末「空気感染型の抗ウイルス剤」を入手。自身も抗ウイルスの対象でありながら、地上で拡散する事に成功、その場で意識を失うのだった。目が覚めたアリスは、自分が生きている事を不信に思うも、「レッド・クイーン」はアリスの体内に存在するウイルスのみが消滅した事を告げる。そして、「レッド・クイーン」はアリスにオリジナルの持っていた幼少期の記憶を手渡すのだった。
観賞後評価
広げまくっていた物語の風呂敷のたたみ方としては、14年続いたシリーズとしてうまく纏めている。しかし不満点も多数残る事にもなっている。長い因縁があった「アルバート・ウェスカーとの決着」や「今まで登場していた人物の処遇」などの消化不良が少し気になる。観賞後評価は★(2.8)。
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