#ネタバレあり #作品紹介 #感想
鑑賞後評価:★★★★☆(3.7)
題名 | トレマーズ |
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公開 | 1990年 |
監督 | ロン・アンダーウッド |
時間 | 96分 |
出演 | ケヴィン・ベーコン、フレッド・ウォード、フィン・カーター、マイケル・グロス |
ネバタ州の田舎「パーフェクション」で何でも屋を営む2人組「バル」と「アール」は貧乏生活に嫌気がさし隣り町に移住する予定だった。隣り町「ビクスビー」への移動中に鉄塔の上に座る「エドガー」を発見する。
酔い潰れて寝てると思った「バル」は、自ら鉄塔に登り声を掛ける。しかし「エドガー」は既に事切れていたのだった。
「エドガー」を「ビクスビー」へ運ぶ途中、今度は老人の首と、食い荒らされた羊を発見してしまう。2人は途中で道路工事をしていた作業員に忠告し、自分の町「パーフェクション」へ戻り「何か」がいる事を警告する。
「ビクスビー」へ助けを求めに行く「バル」と「アール」だったが、すでに2人の作業員は襲われた後で、道路は落石により塞がれてしまっていた。陸の孤島とかした田舎町「パーフェクション」で地中の絶対強者、生態系王者の脅威が襲う…。
そこにいるのは地球外の生命体なのか?
広大な砂漠を支配しているのは、人間ではなく地中に存在する別の絶対強者
⚠【ネタバレ】を含む内容になっているため、未視聴の方は注意して下さい。
映画「トレマーズ」作品紹介
1990年代の王道パニックホラー映画の一つ。マイナーな作品ではあるが、その安定した物語は今でも評価が高い。劇中に登場する怪物の姿は、パッケージとは似ても似つかない姿をしているため、ある意味でパッケージ誤植とも言える。
物語のテンポも良く、登場人物達の適度なノリのいい加減さが、「ザ・アメリカ映画」な作風になっている。劇中にはCGを一切使用していないのも特徴で、全ての演出はアニマトロニクスや演出の工夫により、怪物の恐怖を表現している。
正当続編と亜種
その根強い人気から、続編や似た様な設定の亜種作品が制作されている。
正当続編
亜種
視聴する際の注意点
1990年の作品のため、少しちゃちい印象を持ってしまうかもしれない。
劇中に登場するキャラクターも結構いい加減な対応をするため、キャラの行動に「なんでこうしないの?」なんて思ってしまう人には楽しめないかもしれない。
物語の結末
クリックで表示:【ネタバレあり】劇中の結末
陸の孤島とかした町からの脱出するため、怪物が手出しできない超重量のダンプカーに乗って脱出する事に成功する。このまま安全地帯へ行けると思われた時、敵の作った「落とし穴」にハマってダンプカーが動けなくなってしまう。
手製ダイナマイトで1匹は退治できだが、最後の1匹はそれを学習。逆手に取りダイナマイトを「バル」達に投げ返し、残ったダイナマイトに誘爆、1つを残してなくなってしまう。「バル」と「アール」途中で合流した大学院生の「ロンダ」の3人は機転を効かし、残ったダイナマイトを用いて怪物を崖下に落とし、退治する事に成功した。「バル」と「ロンダ」はキスを交わし、「バル」と「アール」は町を後にする。
みんなの感想
モンスター映画としては有名な作品ではないでしょうか。
とても大きなミミズが襲ってくるというパニック映画ですが、昔の作品ながらそこそこ面白いです。
2、3と続編が作られていますが、観るなら断然この1作目をオススメします。
怪物へ叫ぶときの言葉遣いがぶっきらぼうで悪いのと、カメラワークとセリフがところどころ面白くて笑いました。
B級映画として最高です。
B級超えて超ウルトラメジャーなモンパニコメディ音を頼りに地中を掘り進む様は正に陸のジョーズ!
魅力的なキャラとクリーチャー、そして飽きのこないストーリーは奇跡的な面白さそりゃシリーズ続くし、パチモンも作られるわ。
観賞後評価
「ザ・アメリカ映画」といった作風のB級映画。
現在よく撮られている作風、緊迫し先が気になる演出を多用するわけではなく、単純にエンターテイメント性を追求したて制作された作品。
そのため、ゆっくり見ていられ、でも退屈はしない。伏線だらけで先を意識させる事はせずに、単純に楽しむ映画として作られ今なお評価は高い。
観賞後評価は★(3.7)