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【トリビア付】映画【バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2】レビュー・鑑賞評価

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【ネタバレ注意】映画のあらすじ・登場した未来の道具など解説。

未来へ旅立ったマーティ達だが、タイムマシンを「ある人物」による「悪しき考え」に使われてしまう。未来のトラブルを解決し1985年に持ったマーティの目にした物は…

バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2 (吹替版)

鑑賞後評価:★★★★★(4.2)

題名:バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2

公開:1989年

時間:108分

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あらすじ:タイムトラベルにより、過去の両親の馴れ初めを守る事ができた「マーティ・マクフライ」は、未来から戻った相棒「ドク」に連れられ恋人「ジェニファー」と共に未来へ向かう事になった。ドクは未来である2015年で、マーティの息子がトラブルに巻き込まれ、それがキッカケで家庭が崩壊してしまう出来事を知ってしまう。それ防ぐべくマーティに協力を求めたのだった。

マーティは自身の将来の息子に成り代わり、グリフの「悪い誘い」を断り、家庭崩壊のキッカケであるトラブルを回避、未来を変える事に成功する。しかし、タイムマシン「デロリアン」の存在を知った「ビフ」老人に「デロリアン」を使われてしまう。そんな事が有ったとは知らずに、1985年に戻ったマーティの目にした物は、ビフが支配する荒れ果てた生まれ故郷の姿だった…

⚠【ネタバレ】を含む記述があります。未視聴の方は注意して下さい。

見所の紹介

第1作目の時間軸も再登場

劇中の時間軸である1985年から30年後の2015年に旅立ち、なおかつ荒廃した1985年を元に戻すため、そのキッカケがある1955年にもタイムトラベルする。この1955年は第1作の物語にリンクしており、前作を見た人へのファンサービスも豊富。

公開時には未来だった2015年の世界が登場!

2015年は公開当時(1989年)としては未来だが、現在では過去の時代になっている。そのため、劇中に登場する未来の道具と、現在に実現されている道具と比較しながら視聴するのも面白い。

物語の結末

クリックで表示:【ネタバレあり】物語の結末

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ドクが世界を支配するキッカケは、2015年でマーティが手にした1950年〜2000年までの試合結果をまとめたスポーツ年鑑だった。未来のビフが、それを過去の自分に手渡し、スポーツの賭け事で勝利し、世界一ラッキーな男として大成功していた。そんなビフはマーティの母親と結婚しており、マーティはビフの息子になった事にショックを受ける。ビフから何とかスポーツ年鑑を手に入れた時代を聞き出せたマーティはドクと共に、1955年(第1作)の時代へタイムトラベルする。

マーティは過去のビフからスポーツ年鑑を回収、未来から持って来た新聞記事やビフの支配するカジノのマッチの文字が変化した事を受け、無事に1985年が元に戻った事を確認、安堵するのだった。マーティはデロリアンに乗ろうとするが、デロリアンに雷が直撃しドクと共に消えてしまい、マーティは1955年に取り残されてしまう。

 

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ちょうどその時、電報会社の男が現れ一通の手紙を渡す。その手紙は70年前から予約されていた1885年に飛ばされてしまったドクからの手紙だった。そしてマーティは、1955年の未来に自分を戻した直後のドクに助けを求めるのだった。

バック・トゥ・ザ・フューチャーPart2トリビア

1985年のビフは、あの大統領がモデルになっている

Part2の1985年で、大成功を収め街を支配していた大富豪ビフのモデルは、第45代大統領の「ドナルド・トランプ」そのひと。髪型など、かなり本人を意識した役作りになっており、既視感を覚えた人も多いだろう。それもそのハズだったのだ。

ある冗談がPART2制作のキッカケ

前作をビデオ化する際に、物語のラストに入れた「To be continued 」の文字。本来は「これからもマーティ達の冒険は続くよ」という意味で続編の制作の予定は無かった。しかし、この意味を「PART2」が有るという意味で受け取った購入者達による、制作元への問い合わせが殺到したため、急遽続編の制作が決まった経緯がある。

バック・トゥ・ザ・フューチャーのトリビア付き紹介記事

1989年から見た2015年の未来の道具

・映画「ジョーズ」の3D映像

映画館はもちろんの事、家庭用テレビやゲームで実現済み。

・ホバー・ボード

市販はされていないが、実験機としては開発済み

・自立のゴミ回収装置

劇中の形では無いが、「ル◯バ」などの家庭用ゴミ収集機として実現済み

・指紋認証

携帯電話などで実現済み。家庭用のドアでの実装はされていない。

・空飛ぶ車

未実現。たとえ実現できたとしても、道交法や免許の問題で一般人が使用できるのは当分先になりそう。

・テレビ電話

実現済み。現在では複数人が同時に通話できる様になっている。

・従業員のいらない飲食店

飲食店では実現されていないが、一部コンビ二などで実装実験中。

上記に載せてはいないが、裁判の迅速化に伴う「弁護士制度の廃止」や、服の自動サイズ変更機能などは無いが、映画そのままでは無いにしろ意外に実現できている物が多い。

 

観賞後評価

大抵の映画の続編2作目は駄作のジンクスがあるが、トリビアで記述した通り急遽制作されたにしては、このクオリティは驚くものがあった。タイムトラベルの設定を遺憾なく発揮し、前作とリンクした物語の構成は面白かった。

一つ不満があるとすれば、ビフからスポーツ年鑑を回収するくだりが少ししつこい印象を持った。1度目の回収でパッケージが差し替えられており不発、2度目の回収ではマーティの短気からビフに取り返される。3度目で回収は成功するのだが、あおの一連の流れがしつこい印象を持ってしまい観賞後評価★(4.2)となった。

バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3レビューリンク