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映画【IT/イット THE END】レビュー・前作のあらすじ解説・鑑賞評価

 

前作より27年、とうとう「IT(それ)」が帰って来た。

各々の生活を営む様になった「ルーザーズクラブ」の仲間達は、かつて約束した「血の誓い」に従い、生まれ故郷の「デニー」に集まった。

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(吹替版)

鑑賞後評価:★★★☆☆(3.1)

題名:IT/イット THE END

公開:2019年

時間:169分

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あらすじ:1989年9月「IT」それとの戦いが終結し、荒れ地に集まった「ルーザーズ・クラブ」の仲間達。ビバリーは地下での出来事の際に、自分達の未来を見た事を話す。ビルはその話しを聞き「それが生きてこの町に戻ってきたのなら、僕たちも町に戻ろう」その言葉と共に手のひらを傷つけ「血の誓い」をみんなで行った。

27年後デリーの町では祭りが行われていた。あるカップルは祭りの催しを楽しんでいたが、それを気に食わない若者に絡まれてしまう。暴行を受けてしまうカップルの1人「エイドリアン」は橋の上から川へ落とされてしまう。川の中で藻掻くエイドリアンを助けたのは、「ペニー・ワイズ」ピエロの「それ」だった。助けに来た恋人の前で、ペニーワイズはエイドリアンを噛みちぎって見せた。

この出来事を知ったルーザースクラブのひとりマイクは現場に訪れ、橋の橋脚に書かれた「帰ってこい」のメッセージを発見する。それはペニーワイズからのメッセージと確信したマイクは、27年前の「血の誓い」の通り、「ルーザーズ・クラブ」のメンバーを収集するのだった…

⚠【前作のネタバレ】を含む記述があります。未視聴の方は注意して下さい。

前作【IT/イット それが見えたら終わり】を忘れた人は

クリックで表示:前作【IT/イット】物語のあらすじ

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ビルが作った紙の船を片手に弟のジョージーは、雨が降るなか排水溝に集まる雨に、船を流し遊んでいた。船は流れに流れ排水溝に落ちてしまったが、そこから声が聞こえて来る。排水溝を覗くジョージーはそこに佇むピエロを目にするのだった…

そして時は流れ、弟のジョージーが失踪した事から立ち直れずにいたビルは仲良しのスタンリー・エディ・リッチーと下水道を探検していた。ビルは排水溝に消えたであろうジョージーが居るのではと考えていたが、結局見つかる事はなかった。

 

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不良のヘンリーに追いかけられていたベン、やマイク・ベバリーを加え、ビル達は「ルーザーズクラブ」を結成する。みんなピエロによる幻影に悩まされていた。

ピエロについて調べて行くにつれ、子供の失踪が27年毎に起きている事を突き止めるが、その過程でベバリーがピエロ「ペニーワイズ」に攫われてしまう。

ルーザーズクラブは一致団結し、事の元凶たる「井戸の底」に入って行く。ペニーワイズによる「恐怖」を潜り抜け、辿り着いた先には、今まで行方不明になった子供に混じって宙に浮くベバリーの姿だった。

恐怖を糧に力が増すペニーワイズの前に、勇気を持って立ち向かって行く子供達。その勇敢さ、恐怖を感じさせない佇まいにたじろぐペニーワイズは、身体が砕け散りながら井戸の底に消えて行くのだった。宙に浮いていた子供達は静かに地面に降り立ち、その中に弟が着ていたレインコートを見つけたビルは泣き崩れ、そんなビルに仲間達は寄り添うのだった。

そして9月の終わりに再度集まった「ルーザーズクラブ」の面々は、ペニーワイズは滅んだのか議論し合う中で、ビルは、もし27年後に復活していたら、再度集まろうと「血の誓い」を立て、みんなで約束を交わすのだった。

予告動画

www.youtube.com

今作の見所は?

あいかわらずのペニーワイズ

ルーザーズクラブの面々が終結するまでは、27年前と同様に「子供」たちを襲って行く。前作より、より直接的に襲って行くため、直接的なホラーを味わう事ができる。27年経ってもやる事は変わっていない。

今作のキーワードは「記憶」

大人になったルーザーズクラブの面々は、デニーの町を離れた事により、この町での「記憶」が無くなっていた。町に集まった面々は、少しずつ「記憶」と共に「恐怖」を思い出していく。そして少年期に体験した前作では語られなかった出来事も語られていくのだが…

明かされる「IT」の正体

前作では27年周期で子供達を襲う存在として、「IT/ペニーワイズ」の正体は判明していない。しかし、今作ではとうとうそのルーツが判明する。「IT/それ」はいつから存在し、いつから人を襲ったのか?そして過去には「IT/それ」に立ち向かう「ルーザーズクラブ」の様な存在はいたのか?その謎が解き明かされる事になる。

そしてペニーワイズの生前の姿も……

 

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IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(吹替版)
 

ここが少し不満だった

前作では、ピエロの不気味な雰囲気と少年達の青春を描いた物語が上手くマッチしており、単純なホラー映画だけの一面ではない良映画だった。今作はルーザーズクラブの面々が大人になっている事のあるが、その青春友情物語の一面は小さくなっており、なおかつホラー面も少しパワーダウンしている所が残念だった。

 

観賞後評価と不満点

169分という長時間に渡るが、その分ルーザーズクラブの面々にスポットを当てており、丁寧な物語の構成になっている。ドラマ性とホラー性の配分が絶妙で、2時間49分の映画でも、他の2時間程度の作品と変わらないぐらいの体感時間で見る事ができた。

良い所のあるが、前作並みの不気味さを求めて視聴したため、その点が期待不足で観賞後評価は★(3.1)