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戦国時代への転生漫画【淡海乃海 水面が揺れる時】第四巻の見所・あらすじ・感想

 

漫画版「淡海乃海」第四巻【あらすじ・見所・特典・感想】

ついに始まる朽木対浅井の本格的な戦い

この戦いが朽木基綱の天下取りの序章になる

淡海乃海 水面が揺れる時 第4巻 (コロナ・コミックス)

題名:淡海乃海 水面が揺れる時 第四巻

原作イスラーフィール

作画もとむらえり

あらすじ:六角家の養女となった「小夜」と結婚した「朽木基綱」は、結婚間もなく浅井の動きに合わせ城を出る。主人公は浅井家重鎮の一つである井口家と会談を行う。そして、とうとう浅井家の軍勢に相対する事になる。果たして因縁浅からぬ浅井との決着はつくのか?一方では、戦国一大決戦、上杉対武田の「川中島の戦い」が始まろうとしていた…

今作は連載11話〜13話までと、書き下ろし小説が収録されたものになっている。連載はニコニコ漫画で掲載されているので、続きが気になる人はチェックして見てもいいかもしれない。(2020年6月現在は13話までの公開となっており14話は未掲載)

今作の「淡海乃海」の見所は?

六角家への新年の挨拶と野良田の戦いでの朝倉の動き

新年の挨拶に六角家へ向かった朽木基綱の口から語られた「野良田の戦い」での裏側での出来事。六角が浅井と争う中での朝倉の行動に激怒する六角家当主、ようやく近江で、自分が孤立している立ち位置を理解し、朽木家との繋がりを密にする。

この情報が奇しくも朽木家の独立を守る事に繋がっている。転生者である基綱のアドバンテージと歴史の裏に潜む「八門」の有能さが伺える。

浅井家寄子の井口越前守との会談

浅井家の有名な寄子「湖北四家」の一つ井口家と会談する主人公。浅井家前当主への反発から浅井陣営からの離脱者が出て来た。この会談が、後に起こる朽木家対浅井家の戦いの決着の一矢となってくる。

一方でとうとう初まる戦国の一大決戦、上杉対武田の「川中島の戦い」

八門頭首「重蔵」から「川中島の戦い」の顛末の報告を受ける主人公朽木基綱は、そのイケイケな上杉家の行動にドン引く。一方で朽木家内部に入り込んだ間者(スパイ)の対処を行うため「ある人物」が基綱の元を訪ねて来る。

川中島の戦いの回想で、上杉景虎(後の謙信)による朽木基綱からの助言(漫画版第二巻参照)を家臣に伝え、この一戦で武田と決着を付ける意気込みを表明するシーンがある。この時の作画の迫力は一巻から続く漫画の中で随一の迫力がある。

特典 書き下ろし小説「八門」

この巻での書き下ろし小説のタイトルは「八門」。この約18ページの及ぶ書き下ろしは、朽木家に潜り込んだスパイの顛末と、とうとう歴史の表に出る決意をする八門衆の覚悟、そして六角家の崩壊の序章「観音寺崩れ」が引き起こされる一つのキッカケが描かれている。

なぜ六角陣営が当主の息子「六角右衛門督」の美濃攻めが行われたのか?その一因の出来事が起きたかが補完され、淡海乃海を一層深い物語に仕上げられている。

今回の「おまけまんが」

おまけまんがでは、漫画版「淡海乃海」に登場するキャラクタークイズを八門頭首「重蔵」から出されている。これから六角と朽木の裏での凌ぎ合いが始まる前に、登場人物の復習には持ってこい?

 

第四巻を読んだ感想

次巻では、六角家崩壊のキッカケの出来事が描かれていくと思う。この事により朽木基綱の天下取りのレールに乗っかって行く事になるが…小説版を読んで先の展開を知っている身としては、次巻の発売が待ち遠しい事この上ない四巻だった。一番読んでいて楽しかったのは、書き下ろし小説の「八門」だった。

小説版では、いつの間にか表に出ている印象が強い「忍び八門衆」だが、書き下ろしにて、表に出ざる得ない一端が語られており面白い。その表にでる出来事も、八門の「凄み」がありありと描かれており、年甲斐もなくワクワクする物を感じた短編だったのが印象に残った。

漫画版「淡海乃海」第一巻のレビュー

漫画第四巻の続きは、小説版第二巻に収録