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戦国時代への転生漫画【淡海乃海 水面が揺れる時】第五巻の見所・あらすじ・感想

 

漫画版「淡海乃海」第五巻【あらすじや見所、収録特典など紹介】

近江の一大勢力「六角」に激震が走る…史実での起こったあの事件が勃発する。

淡海乃海 水面が揺れる時 第5巻 (コロナ・コミックス)

題名:淡海乃海 水面が揺れる時 第五巻

原作イスラーフィール

作画もとむらえり

あらすじ:朽木家と浅井家との戦いに決着がつく。北近江の覇者となった朽木基綱は、三好家の抑えとして重要な大名「六角家」との関係を保とうとする。しかし、六角家次期当主の「右衛門督」の基綱への嫉妬から、無理な戦いを行い名声を得ようとしてしまう。

その事が、近江を安定させていた力関係に亀裂が生じる事になる。六角家現当主「義賢」は、六角家と息子を何とか守ろうとするのだが…その心配りを息子である「右衛門督」には伝わらず…史実でも起こった「観音寺騒動」が勃発する。

今作は連載14話〜17話までと、書き下ろし小説と四コマ漫画が収録されたものになっている。連載はニコニコ漫画で掲載されているので、続きが気になる人はニコニコ漫画へ。

 

今作の「淡海乃海」の見所は?

戦国の掟と若年夫婦の苦悩

六角内部の状況が日に日に悪くなっているのを感じていた基綱は、自身の妻であり六角家の重鎮の娘でもある「小夜」に今後起こる可能性の話をする。小夜の実家が仕える六角家に対し、機会があれば「ためらわずに喰らう」事を正直に伝え、実家に戻ってもよいと言う基綱に対し、小夜の答えは?

小説版では、比較的あっさりしていた場面であったが、漫画版においては登場キャラクター達の苦悩が上手く表情に表されて描かれている。そのため、小説版よりも基綱と小夜それぞれが感じている不安がより良く感じられるエピソードに仕上がっている。

観音寺騒動勃発

弱小勢力である朽木家の今後の進路を決める事になる事件が勃発する。この騒動がなければ、今後の朽木家の躍進や活躍が生まれていなかったといえる程、本作品にとって重要なエピソードの起点が収録されている。

そして、小説・Web版では観音寺騒動の前日章とも言えるエピソードは、基綱が語る「あらすじ」や家臣の会話でしか察せないが、漫画版で当時の六角親子のやり取りが描かれたのは見所の一つであると言える。

特典 書き下ろし小説「比翼」

漫画版限定の書き下ろし小説のタイトルは「比翼」。このエピソードは前半部分は基綱の妻である小夜目線で、後半部分は主人公である基綱目線で物語が進行していく物になっている。

あらすじ

六角家拠点である「観音寺」に新年の挨拶へ伺う事になった小夜は、久々の実家への帰郷に胸を踊らせる。ちまたでは苛烈な性格として伝わっている基綱の妻として色々と苦労があるのではないかと心配する小夜の母であったが、当の本人は笑顔でそれを否定する。

しかし、久々に帰郷した小夜だったが、そこで結婚の際に一緒に着いて来てくれた侍女であり朽木のスパイだった「奈津の顛末」や新年の挨拶を受けた「右衛門督の態度」に漠然と将来に対しての不安を覚えるのだった…

今回の「おまけまんが」

前巻である四巻まではそこまで多くなかったおまけで収録されていた四コマ漫画だったが、今作においては6話も収録されている。

前半3話は、基綱に実家に帰るかの選択を迫られ悩む小夜を、女中である美津がなんとか元気付けようとする様子をギャグテイストを強くした物語で描かれている。

後半3話は、めちゃくちゃ察しのいい重蔵が、小夜と美津のやり取りを見て、最近ため息の多い基綱の悩みを解消する物語が収録されている。

 

終わりに 

淡海乃海漫画版第五巻にて、小説版第二巻の約3分の1程度が消化した事になった。今作で起こった「観音寺騒動」に決着がついた段階で、足利家・朝廷との関わりが今までよりも大きくなって行く事になるので、今からそのエピソードを読むのが楽しみでしょうがない。

漫画版・小説版ともに作者の書き下ろしエピソードが充実しているため、「小説家になろう」という無料で小説を読めるサイトで本作品を読んで合う人であれば安心して継続購入できるシリーズになっている。

漫画版「淡海乃海」第一巻のレビュー

漫画第五巻の続きは、小説版第二巻に収録

そして、第一巻で朽木家の当主に就任しなかったらを描いたIFストーリーが