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映画【バイオハザード:ヴェンデッタ】ネタバレ注意の紹介と鑑賞した評価

 

中国のバイオテロ(バイオハザード6)から1年後、今度は新たなる脅威がニューヨークを襲う。

バイオハザード:ヴェンデッタ (吹替版)

鑑賞後評価:★★(3.1)

題名:バイオハザード ヴェンデッタ

公開:2017年 時間:97分

監督:辻本貴則

日本語吹替:東地宏樹、森川智之、小清水亜美、戸松遥など

あらすじ:中国でのB.O.Wテロ事件(バイオハザード6)から1年後の2014年。クリス・レッドフィールドは、生物兵器を扱う武器商人「グレン・アリアス」に捕われたBSAAの仲間を救出するべく、メキシコの軍特殊部隊と共に洋館へと突入した。

しかし、捕われたBSAAのエージェントと、その幼い息子はすでに◯されゾンビにされており、救出に当たった部隊は新型ウイルスに感染したゾンビの群れにより、クリスだけを残し壊滅してしまうのだった…

⚠【ネタバレ】を含む内容と物語の解説があります。未視聴の方は注意して下さい。

 

予告動画

www.youtube.com

映画「バイオハザード ヴェンデット」の特徴

パワーアップしたアクション

過去のCG映画作品から製作会社が変更されており、ホラー要素とアクションシーンがかつてないレベルでパワーアップして帰って来た。物語後半では、レオンやクリスによる半径1m以内の銃と肉弾戦を混ぜた銃格闘術のアクションは必見で、前作を見た視聴者は度肝を抜く事間違いなしのクオリティになっている。

超久々にあのキャラが登場

ゲーム版バイオハザード・バイオハザード0以降、その消息が不明であった人物「レベッカ・チェンバーズ」が、ついに本作で登場する。

実写映画版やバイオハザード2以降の外伝作品を含むシリーズになぜか登場する事がなかった洋館事件の生き残りであるレベッカだったが、本作品において満を持して出演している。声優はもちろんゲーム版の日本語吹き替えを担当した「小清水亜美」が演じる。

今までと違った特徴を持つ新型ウイルスとゾンビ達

本作のメインクリーチャーはゾンビである。ゲームをプレイした人は言わずも知られた存在であるが、その特徴は「愚鈍な存在」の印象が強い事だろう。しかし、本作では新型ウイルスの存在により原作で言う所の「クリムゾン・ヘッド」や「ハンター」並に動きが俊敏な存在として登場してくる。

狭い部屋や屋敷の中ならいざ知らず、広い街中で愚鈍なゾンビに捕まるわけないじゃんwwを良い意味で裏切っているため、一般市民がゾンビに襲われる事への説得力が増している。

 

主な登場人物

クリス・レッドフィールド(日本語声優:東地宏樹)

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予告より引用:https://www.youtube.com/watch?v=FxWh169nV5E

バイオハザード1やバイオハザード5・6・7、バイオハザードリベレーション、アンブレラクロニクル等に登場した、言わずと知れたバイオハザードの主役の1人。本作時点ではBSAAの北米支部隊長。

物語冒頭、BSAAのエージェントであるキャシーをアリアスに◯された事から武器商人である「グレン・アリアス」へのヴェンデッタ(復讐)に燃える。ネット上での愛称は「ゴリス(ゴリラ並みの筋肉と名前のクリスを掛け合わせた愛称)」。

レオン・S・ケネディ(日本語声優:森川智之)

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予告より引用:https://www.youtube.com/watch?v=FxWh169nV5E

バイオハザード2・4・6・リメイク2に登場したバイオハザードの主役の1人。

本作では終わりなきテロとの戦いにより、かつて自分が望んだ夢と現実とのギャップに疲れてしまい、地方の寂れたBARで酒に溺れている。シリーズ作品を通しての代表的なセリフ「泣けるぜ」は健在。

レベッカ・チェンバーズ(日本語声優:小清水亜美)

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予告より引用:https://www.youtube.com/watch?v=FxWh169nV5E

バイオハザード1・0に登場、長らくファンが再登場を願っていたヒロイン。

ゲーム版バイオハザード1・0以降、その後の詳細は長らく不明であったが本作においてS.T.A.R.S除隊後はシカゴの大学で教授を務め、ウイルス研究を行っていた事が判明。元同僚のクリスやジルとは違い最前線での戦いではないが、研究者としてウイルスとの戦いには身を投じている。

グレン・アリアス(日本語声優:桐本拓哉)

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予告より引用:https://www.youtube.com/watch?v=FxWh169nV5E

国際指名手配中の生物兵器の武器商人。

その仕事の性質上、様々な所から目を付けられており過去のある出来事をきっかけに世界に対してヴェンデッタ(復讐)を誓う。彼の体術は、クリスのかつての宿敵であるウェスカーを彷彿とさせる程に圧倒的であり、その実力はクリスですら凌駕する。

主に登場するクリーチャー

ゾンビ

バイオハザードシリーズメインのクリーチャー。本作では新型ウイルス「A-ウイルス」により、過去に登場したゾンビ達とは違った特性を持つ。

ゾンビ犬(ケルベロス)

t-ウイルスと新型「A-ウイルス」を投与された新型B.O.W。バイオハザードシリーズをプレイした人には親しみのある存在。ただし、本作に登場するゾンビ犬は従来のタイプとは違い、スピードパワー共にかなり強化されている。高速道路を疾走するバイクに追いつくスピード、自分より数倍の重さはあるバイクに体当たりして押し勝つ程。

 

物語のあらすじ(ネタバレあり)

部隊の壊滅から4ヶ月後

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予告より引用:https://www.youtube.com/watch?v=FxWh169nV5E

クリスのS.T.A.R.S隊員時代の同僚であり、共に洋館事件を生き残ったレベッカ・チェンバーズは、シカゴの大学で教授としてウイルスの研究を行っていた。最近多発している民衆のゾンビ化事件、この事件の原因であるウイルスの特効薬を研究しており「ワクチン」の開発に成功する。

しかし、直後に大学がバイオテロに遭ってしまいウイルスのワクチンや解析データが焼き払われてしまう。レベッカ自身もウイルスに感染した研究職員達に襲われてしまい、間一髪の所で救出にきたクリスに助けられる事になる。

そして、最近多発していたゾンビ化事件の原因である「新型ウイルス」の特徴が、かつてある教団が開発していた「プラーガ」の特徴と酷似している事に気がつく。そして、その事件を解決に導いた人物「レオン・S・ケネディ」から情報を得るため、彼の元にクリスとレベッカが向かうのだった…

連れ去られたレベッカ

クリスとレベッカはレオンの元へと辿り着く。だが、当の人物であるレオンは、終わりの見えないバイオテロとの戦いに疲れ、BARで呑んだくれていた。クリスはその姿に激怒し、レオンも自身の引かない性格から2人は衝突してしまう。

そんな彼らを諌めるレベッカだったが、自身がトイレに立った隙をつかれアリアスの一味に連れ去られてしまう。その頃、席に残っていたクリスとレオンの元にある情報を掴み身の危険を感じた情報屋のパトリシオが接触してくる。

必死に自身と家族の身の安全を求めるパトリシオだったが、その動向を掴んでいたアリアスの部隊の襲撃にあい、その中で彼は自分の家族と掴んだ情報をレオンに託し命を落としてしまう。

レベッカを連れ去った理由

レベッカは結婚式の披露宴会場を模した一室で目を覚ます。その光景に困惑していた彼女の前に、テロ事件の首謀者「グレン・アリアス」が現れる。国に目を付けられていたアリアスは、自身の結婚式で爆撃を受け、結婚相手や親族を皆失ってしまっていた。復讐にかられた彼は、人をゾンビにするt-ウイルスとプラーガを掛け合わせた新型ウイルスにより世界の破滅を願う様になっていた。

そんな彼だったが自分の結婚相手に瓜二つのレベッカを連れ去る事で、失われた愛と時間を取り戻す目的だったとレベッカに告白するのだった…

新型ウイルスの特徴

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予告より引用:https://www.youtube.com/watch?v=FxWh169nV5E

レベッカの残したウイルスの解析データとパトリシオが託した情報を元に、クリスとレオンはアリアスのニューヨークバイオテロ計画と潜伏先を割り出す事に成功する。

その過程で新型ウイルス「アニマリティウイルス(A-ウイルス)」は今までのウイルスと違い、ウイルス単体では効果を発揮する事はなく「潜伏ウイルス」に感染した後に「トリガーウイルス」に感染する事で発症する複合タイプの生物兵器である事が判明する。

そのため、ニューヨーク市民はすでにアリアスが提供していた飲料水により「潜伏ウイルス」にすでに感染しており、アリアス達は街で「トリガーウイルス」をばらまく事で一気に市民をゾンビ化させる計画を阻止するべく行動を起こすのだが…

阻止

クリスとレオンは、少ないBSAA部隊と共にニューヨークへ降り立つ。その頃、すでにトリガーウイルスの拡散が行われたニューヨークは地獄と化していた。これ以上被害を拡大させないため、クリスとレオンはウイルス拡散装置を破壊して周る。

道中でt-ウイルスよりも遥かに強化されたゾンビ犬の襲撃を受けてしまい、クリスに後を託したレオンは、それらを引きつけバイクで走り去る。

一方、アリアスとの結婚を拒否したレベッカは、アリアスにより強化型のトリガーウイルスを注入されてしまい、すでにワクチンを打っていたレベッカでさえ、ゆっくりとゾンビに変異していってしまっていた。

激闘と決着

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予告より引用:https://www.youtube.com/watch?v=FxWh169nV5E

アリアスの潜伏先に潜入したクリスは、そこでレベッカが変異するまで20分しかない事を知ってしまう。アリアスが用意していたゾンビの群れを一掃している最中、ゾンビ犬を倒したレオンが合流、ゾンビの排除スピードは格段に勢いを増し、わずか数分で30体以上のゾンビを排除する。

その後、屋上に潜伏していたアリアスを追いつめたクリスは、激闘の末にアリアスをビルから落とす事で倒す事に成功する。

地面に落ちてなお意識のあるアリアスは、自身の仲間を改造して作った生物兵器に力の解放を指示、自身を生物兵器と融合させる事で復活を果たすのだが、その姿はかつてのt-ウイルスの最高傑作「スーパータイラント」を彷彿とさせていた。

ウイルスの力を遺憾なく発揮させるアリアスに、クリスとレオンは追いつめられるのだが、レオンの卓越した身体能力と、他のBSAA隊員の攻撃により何とか追いつめ、最後にクリスが止めをさす事で世間を恐怖に陥れていたテロ組織を壊滅させるのだった。

エピローグ

クリックで表示:【ネタバレあり】物語の結末

アリアスが客への販売用として用意していた気体型のワクチンをレベッカに吸入させる事でウイルスの進行は停止、ゾンビ化寸前まで進んでいたレベッカの身体は無事に元に戻る。

その後、ワクチンを載せたオスプレイでニューヨーク市にワクチンを散布、ゾンビ化していた市民達は無事に元の人間に戻るのだった…

終わりに 

バイオハザード:ヴェンデッタ (吹替版)

バイオハザード:ヴェンデッタ (吹替版)

  • 発売日: 2017/08/09
  • メディア: Prime Video
 

CGである事を最大限に生かしたアクションシーンのスピード感と、銃と体術を混ぜた戦闘のクオリティはかなり高かった。ある意味でバイオハザード6の体術ゲーと揶揄された部分が良い意味で進化している印象を持った。

本作で登場した新型ウイルスも、単体では意味のない複合タイプの物と今までに登場しなかったウイルス特性の着眼点は面白い。バイオハザード6で登場したクリーチャーの、質量保存の法則を無視した様な何でもありの特性は持っておらず、現実的な部分も良く、矛盾や無茶苦茶さがなく映画を見ていて「冷める」事もなく楽しめた点も良かった。

ただし、ラストシーンについては不満として残るものになる。トリガーウイルスで、すでに発症しゾンビ化した人達が、ワクチンの散布で「元の人間」に戻るのだが、この設定については正直いまいち。元に戻らないからこそ「脅威」として存在するのであって、ワクチンで簡単に「戻って」は拍子抜けな印象が残ってしまった。