娘が行方不明になった。手がかりを探すため、大正時代という遠い過去へと行く事で隠されていた真実が明らかになる、そんなホラーゲーム「壊想録」。
ゲーム制作等を学ぶHAL専門学校生による未来想像展「銅賞」の期待の新作和風ホラー。学生作品とは思えないクオリティ、その恐怖がプレイヤーを待っている…。
ダウンロード方法
以下のサイトにて、無料でダウンロードが可能。
壊想録BrokenMemoriae by BrokenMemoriaer
リンク先のページを下へスクロール。そこにある「ダウンロード」ボタンをクリックする事で自動でダウンロードが開始される。
容量は942MB。
ゲーム紹介
物語のあらすじ
行方不明になった「娘」を探すため主人公は、過去に行く事に反対する妻と喧嘩別れする形で「過去」へと飛ぶ事にした。そこは「大正時代」であり、屋敷の中にある「新聞紙の断片」を集めて行く事で、行方不明になった娘の真実を探ろうとするのだが…。
ゲームの特徴
全6ステージ構成の物語
本作は「啓示」「回想」「壊想」「混沌」「輪廻」「終焉」からなる全6ステージで構成されている。このボリュームで「無料」で遊べてしまう。ただし、最初のステージはチュートリアル的な物になっているため、実質的には5ステージといった所。
特徴豊かなクリーチャー達が登場
「おかっぱの少女」「ナースの様な女性」「天井を這う者」これらの特徴豊かなクリーチャー達が、行方不明の娘の手がかりを探す主人公へと襲いかかって来る。
対処方法は、たった一つ。クリーチャーを発見したら「視界」から外さない事。視界を外した瞬間、あなたの背後へと迫って来るのでクリーチャーを視界に入れたまま、舞台となる屋敷を探索しなくてはならない。
この様なクリーチャーが登場するが、ゲームプレイ自体に謎解き要素は無い。あくまで、屋敷を徘徊する敵から逃げつつステージクリアを目指すシステムになっている。謎解き要素が苦手な方でも気軽に遊べる。
さらに、各クリーチャー毎にゲームオーバー演出も別々で作られている。それぞれの敵キャラにやられる楽しみ?も味わえる。
物語の謎
ステージをクリアしていく毎に、ある「欠けた新聞記事」のページが埋まって行く。最後のステージをクリアする事で、行方不明になった娘の「真実」と、主人公へと襲いかかってくる化け物達の「正体」が…。
終わりに
学生製作とは思えない程のクオリティを誇る無料のゲーム作品であった。クリーチャーも3体でてくるが、その個性も他と被る事なく存在しており、その被らない個性がプレイヤーに特徴毎に感じる別々の恐怖を味合わせてくれた。
このクオリティならPCゲーム販売サイト「Steam」でも「有料」で販売できただろうに。そんな感想を抱くゲームであった。