世界に存在する決して行ってはいけない危険な場所。
今回は実在する世界の危険な場所を危険度レベルも合わせて20箇所をご紹介。長期休暇を取れたなら、一度は自分の目で見てもいいかもしれない…ただし、命の補償はない…。
危険度レベル
|
度合い
|
★☆☆☆☆
|
特に危険はない
|
★★☆☆☆
|
注意すれば問題なし
|
★★★☆☆
|
ガイドに従えば大丈夫
|
★★★★☆
|
備えがなければ危険
|
★★★★★
|
命を落とす危険あり
|
- 世界でも最も危険な場所20選
- 現代文明との接触を絶った人類「北センチネル島」
- 世界で2カ所しか存在しない特殊湖「ニオス湖」
- 世界で最も危険な湖「ナトロン湖」
- ワニの楽園「オケフェノキー湿地」
- 世界最大の爬虫類が支配する場所「ラムリー島」
- 蛇の楽園「スネークアイランド」
- 生者は絶対通れない「冥界神の門」
- 危険なのは環境だけではない「ダナキル砂漠」
- 深淵を覗く時、深淵もまた覗いているのだ「ブルーホール」
- 高所恐怖症じゃなくても怖い「長空桟道」
- 死の名を冠する谷「デスヴァレー」
- 自然は厳しい、格言そのまま「マディディ国立公園」
- 鳴り止まない雷「マラカイボ湖」
- ここで泳ぐは悪魔の尻尾で遊ぶこと「デビルズプール」
- 世界で最も寒い定住地「オイミャコン」
- 細菌汚染された島「ヴォズロジデニヤ島」
- 燃え尽きる事のない業火「地獄の門」
- 世界で最も危険な道路「ユンガスの道」
- 陸の不可思議領域「アラスカトライアングル」
- 生き物の生活を許さない「リオ・ティント川」
世界でも最も危険な場所20選
現代文明との接触を絶った人類「北センチネル島」
場所
|
インド領アンダマン諸島内
|
危険度
|
★★☆☆☆
|
行政上の所属はインド領のアンダマン・二コバル諸島の一つ。
先住民であるセンチネル民族が現代文明との接触を拒否しているため、名目上インド政府管轄ではあるが実際に行政権が及んでいない事実上の独立地域。
かつて何度が島民への接触を試みるも武器を持った島民からの攻撃により中止、意図せず島に立ち入ってしまった者も生きて戻ってくる事はなかった。
エピソード「近づいた者の末路」
2006年:カニ漁を行っていたインド人の2人が、ボートで仮眠を取っていたところ潮に流され漂着してしまう。島民はこの2人に矢を放ち攻撃を加え◯害。
インド政府は2人の亡がらを回収しようとヘリコプターで近づくも、島民により矢や槍の攻撃を受け断念する事となる。
2018年:カヌーで単身で上陸し島民に宗教を教えようとした自称冒険家の宣教師が、島民から矢や放たれ傷を負った所、首に縄を掛けられそのまま…。
気軽に近づく事すらままならないため危険度は星2つです。ただし、上陸したら危険度はMAXとなります。
世界で2カ所しか存在しない特殊湖「ニオス湖」
場所
|
カメルーンの北西州
|
危険度
|
★★☆☆☆
|
湖低の地下のマグマ溜まりから、湖水中へ二酸化炭素を放出している。湖水中に溜まった二酸化炭素が何かのきっかけで外部に流出する「湖水爆発」と呼ばれる現象が確認され、1986年8月21日に起こった際には近隣周辺の住人1800名が犠牲となった。
これは大量に流出した二酸化炭素が空気中の酸素を押し出してしまい、人や動物が息をすることができなくなったことが原因。
また、この様なマグマ溜まりから湖中に二酸化炭素を放出している湖は世界で2箇所しか存在しない。
世界で最も危険な湖「ナトロン湖」
場所
|
アフリカ・タンザニア
|
危険度
|
★★★★☆
|
時期によっては微生物の繁殖により赤く染まることから「炎の湖」とも呼ばれている。この湖では動物が石化してしまう恐ろしく危険な場所。
この湖、水質が強アルカリ性を持ち一般的に湖は淡水のイメージがあるが、ここは塩分を含んだ塩湖であり、しかもその濃度も異様に高い。ここでは適応した生物以外の安住を認めず、人間がナトロン湖に入ればその塩分濃度と強アルカリ性から皮膚が焼ける様な痛みが襲い、目に入れば…。
アフリカのナトロン湖が怖すぎ!
— にかいどう@レゴ機械生物図鑑 (@uran120) 2018年5月25日
赤い湖の周囲に生物の石像が点々と・・。
この湖は強アルカリ性の塩湖で水温が60度に達する事も。
うっかり湖に落ちた生物は大火傷、真水が無いので洗うこともできない。
水分は蒸発し、腐らず石灰化して石像みたいになっちゃうんだって。#唐突に好きなモノを語る pic.twitter.com/NP5wswTsP3
ワニの楽園「オケフェノキー湿地」
場所
|
アメリカジョージア州〜フロリダ州
|
危険度
|
★★★☆☆
|
北米最大の沼沢地帯(湿地)。自然豊かでとても美しい場所だが、一歩足を踏み入れるととても生きてはいけない危険な場所でもある。
オケフェノキー湿地にはワニが1万匹以上も生息しているとされ、さらには凶暴なワニガメも多数生息している。ちなみにオケフェノキーとは現地のインディアン語で「震える大地」という意味。
大変危険な場所なのだが、旅行者のツアーで人気なところでもありガイドに従う限りは命の危険は特にない。
ただボートからワニがうじゃうじゃいる水の中に落ちなければ…という注釈はつく。
世界最大の爬虫類が支配する場所「ラムリー島」
場所
|
ミャンマー
|
危険度
|
★★★★☆
|
全長4m体重450キロほどにもなる世界最大の爬虫類「イリエワニ」が生息する島。攻撃性が高く「人喰いワニ」としても知られるこのワニは、過去に12歳の少女と農民2名が犠牲になる事件も発生している。
また第二次世界大戦時には、この地域で戦闘を行っていた日本兵がが1000人被害にあったとも言われ、その事件を機に地元でも危険な場所としても有名。
さらに島にはマラリアを介する蚊やサソリも多く生息しており、ワニだけではない危険も隣合わせの島である。
この日本兵が1000人犠牲になった話は有名で、それを題材とした映画も作られた事があります。
蛇の楽園「スネークアイランド」
場所
|
ブラジル南西沖
|
危険度
|
★★★★★
|
ブラジルサンパウロから33キロ離れた位置にある無人島。この島は1平方メートルに1匹〜5匹は蛇が居るとも言われる程の蛇の楽園で、噛まれた場合1時間程度で人の命を奪う猛毒を持つ蛇「ゴールデン・ランスヘッド」が唯一生息している孤島。
ワニの楽園であり観光名所でもある前述した「オケフェノキー湿地」とは違い、こちらはあまりに危険すぎる島がゆえに政府の許可なしに入島できない。
旅してみたいところ
— powpow (@powpow60876320) 2023年1月2日
ブラジル、ケイマーダグランデ島のスネークアイランド。
ブラジル政府も駐留統治をあきらめた最強最悪の毒蛇島。
この島には1平方メートルに8匹以上という高密度で毒蛇が生息しており上陸すればかなりの確率で蛇に噛まれて中毒死してしまう。
実際来た人間が何人も亡くなっている。
生者は絶対通れない「冥界神の門」
場所
|
トルコ
|
危険度
|
★★★★★
|
トルコ西部デニズリにある洞窟。ローマ神話における冥界神プルートー、ギリシャ神話におけるハデスに捧げられた聖地。この場所には「冥界神の門」また「悪魔の穴」と呼ばれる場所が存在し、ここを通るあらゆる動物が即◯してしまう…という伝承が残っている。
この伝承、後に実は単なる与太話の類ではなく科学的に解明され事実だということがわかる。実はこの洞窟の奥に高濃度の二酸化炭素が漏れ出しており、調査では入り口の二酸化炭素濃度が4%程度に対し、洞窟の内部では91%を記録したとか。
ちなみに人間は二酸化炭素濃度が7%を超えると意識障害が起こり、最悪の場合はそのまま…。大変危険な場所なため、絶対近づかないことをおすすめする。
それでも実はこの場所で生き残った人は存在します。その人は身長が高く、空気より重い二酸化炭素の層より顔が上に出ていた事が要因だそうです。
危険なのは環境だけではない「ダナキル砂漠」
場所
|
エチオピア
|
危険度
|
★★★☆☆
|
人類が住める最も熱い場所としてギネスにも登録されている「ダナキル砂漠」。気温の暑さは当然として、中心部には活火山が数カ所ありその影響で硫化水素や硫黄が発生しているためガスマスク必須の危険な砂漠。
さらには自然環境だけでなく地政学的なリスクとしてプロの武装集団が襲撃してくる可能性も。
気温…高すぎて危険、空気…有害物質放出で危険、人間…武装集団いて危険、そんな三拍子揃った世界でも屈指の危険な場所の一つ。
エチオピア】 ダナキル砂漠 アフリカ大陸北東部にある砂漠。高度マイナス60m、 気温45度に存在し、“世界で最も過酷な場所”と言われる。 pic.twitter.com/d2jPJo0yFT
— 世界の絶景 (@ryka0624) 2023年2月12日
そんな環境下でも観光客には人気の場所でもある。黄色の湖やひび割れた赤土、塩の柱など決して普段目にする事はない幻想的な光景が広がっているゆえに。
深淵を覗く時、深淵もまた覗いているのだ「ブルーホール」
場所
|
エジプト・各所
|
危険度
|
★★★★☆
|
エジプト東部ダハブの海岸にある深さ120mもある大きな陥没穴「ブルーホール」は、エジプトで最も有名なダイビングスポットの一つ。別名「ダイバーの墓場」。
近年で150名以上のダイバーが命を落とした危険なスポットでもあり、ブルーホール近くの海岸には亡くなったダイバーを慰霊する墓標が置かれている。
ダイバーには人気のスポットであるが地元民からは畏怖の目で見られており、それは何もダイバーの多くが命を落としたからではなく、ある言い伝えによるところも大きい。
見合い結婚に絶望し、ここで入水◯◯を遂げた女性がいて、その幽霊の呪いがかけられている。
引用元:ailovei
という話だが、ダイバーが命を落としている原因は心霊ではなく、単にこのブルーホールの潜水難易度が異常に高い事にある。
高所恐怖症じゃなくても怖い「長空桟道」
場所
|
中国
|
危険度
|
★★★☆☆
|
標高2000m以上の山の断崖絶壁に備え付けられた木の板3枚分程度の桟道。
この山にある修道院へ行くためのハイキングコース?の一つで、観光用としてスリルを目的として作られた危険な場所。渡る前には「命の保証はない事」を了承した文書を書かされるらしく、ここの危険性を物語っている。
2000mの断崖絶壁、正直インスタスポットとして大人気で中国国内はもちろん海外からも多くの観光客がここを訪れている。ただし、毎年命を落とす事故が発生しているため本当に危険。
だいたい事故る人は落下防止用のハーネスを外しているので、ちゃんと着けていれば最悪の事態は防げます。
死の名を冠する谷「デスヴァレー」
場所
|
アメリカ
|
危険度
|
★★★☆☆
|
世界観測史上の最高気温「56.7℃」を記録し、飲み水がなければ人は14時間程度しか生きられない死の名を冠した危険な場所。
旅行客向けのツアーも組まれているため、実は名前ほど危険はなく1849年以降命を落とす重大な事故は発生していない。ガイドの言う事をよく聞き水分を十分に補給していればそこまで心配する事はないが、土地勘のない者は無闇に足を踏み入れるのはおすすめしない。
自然は厳しい、格言そのまま「マディディ国立公園」
場所
|
ボリビア
|
危険度
|
★★★☆☆
|
世界で最も攻撃的な動物クマやプーマ、ジャガーが生息しており、植物も触れると痒みや目眩に襲われる毒性の強い種類も生えている。虫も危険であり、小さな傷ができようものならそこから寄生虫が侵入し感染症の危険もある。
現代文明に慣れ親しんだ人が軽はずみに訪れると痛い目を見ること請負の危険な場所。
鳴り止まない雷「マラカイボ湖」
場所
|
ベネズエラ
|
危険度
|
★★★★☆
|
「雷は二度同じ場所に落ちない」災難にあった人を慰めるフレーズとして使われる言葉だが、ことマラカイボ湖では意味をなさない。
ここでは1時間に雷が3600本、1分間に28本と世界で最も稲妻は走る危険な場所として有名。もちろん過去には命を落とす事例も発生している。
この雷はベネズエラの歴史書において、この周囲を照らし鳴り止まない雷の光によって敵の夜襲を2度発見し防げたと教えられているとのこと。日本でいうところの神風に近い。
南米ベネズエラのマラカイボ湖に注ぐカタトゥンボ川の河口付近は、独特の地形と気候のために世界で最も頻繁に雷が発生する場所と2016年の論文で認定。論文へのリンク(全文閲覧可) https://t.co/g7xWNupwOC 雷の写真集 https://t.co/vQkJmQwOl1 下の写真の撮影者は NASA および Fernando Flores 氏。 pic.twitter.com/s8G3n4oQFn
— Oguchi T/小口 高 (@ogugeo) 2021年9月23日
正直この場所を大手を振って歩く勇気はない。
実際の危険より、雷鳴による心理的恐怖の方がすごそうです。
ここで泳ぐは悪魔の尻尾で遊ぶこと「デビルズプール」
場所
|
ザンビア・ジンバブエ国境
|
危険度
|
★★☆☆☆
|
世界三大瀑布の一つ「ヴィクトリアフォールズ」。デビルズプールは、この落差110mもの巨大な滝の少し前の流れが弱く小さな窪みによって作られた天然プールの名称として呼ばれている。
世界で最も危険なプールとして知られ、また有名な観光スポットでもある。ただデビルズプールを子供と一緒に泳いで楽しむ…なんて猛者親子も。
ただし、調子に乗って間違っても滝壺に落ちる…なんて事はないように。
世界で最も寒い定住地「オイミャコン」
場所
|
ロシア・サハ共和国
|
危険度
|
★★★★☆
|
世界で最も寒い定住地で、四季がなく一年の半分以上が冬の場所。そのため冬好きの人におすすめの場所…ではなく住み慣れた地元住民でなければ決して住めない危険な場所である。
一年を通しての平均気温は「−14.9℃」で最低気温は「−68℃」を記録(非公式では−77.8℃)、真夏である7月でも0℃を下回る事も。とても住もうと思う場所ではないが、寒すぎる極寒の地ゆえに細菌やウイルスによる感染症が皆無な点はメリットか。
生半可な装備では耐えられない環境です。
細菌汚染された島「ヴォズロジデニヤ島」
場所
|
ウズベキスタン
|
危険度
|
★★★★★
|
かつてソ連が作った大規模な細菌兵器実験研究所があった場所。1930年代〜1992年までに渡る長期間運用され、炭疽菌や天然痘を含む40種類以上の細菌が研究されていた。
問題はここからで、ソ連関係者が施設から撤退する際に国際社会の目を恐れ危険な細菌は土の中に埋められ隠された…なんて話もある。
実際2002年にはアメリカにより炭疽菌の中和処理が行われているが、それ以外の細菌については未処理のまま放置され現在に至るという大変危険な場所となっている。
燃え尽きる事のない業火「地獄の門」
場所
|
トルクメニスタン
|
危険度
|
★★☆☆☆
|
何もない砂漠地帯のど真ん中にぽっかりあいた穴、そして半永久的に燃えている様はまさに地獄の門の名に相応しい。
この場所は自然にできたものではなく、かつて地質学者による調査中の事故により陥没した結果生まれてしまった。さらには大穴から天然ガスも放出してしまい有毒物質の拡散を防ぐため点火した結果、決して燃え尽きる事のない業火が誕生した。
有害物質は燃えているし、目立つため不注意で近づきすぎたり落ちたりする事はまずない。そのため名前程の危険はない。
世界で最も危険な道路「ユンガスの道」
場所
|
ボリビア
|
危険度
|
★★★★☆
|
ボリビアの首都から北東のユンガス地方へ続く長さ約80kmの山岳道路。断崖絶壁に作られたこの道路にはガードレールなどの転落を防ぐものも何もない。そのうえ道幅は車一台がやっと通れるほどしかなく、狭い場所では3m程度しかない通称「デスロード」とも言われる世界で最も危険な道路。
ユンガスの道(ボリビア)※「世界で最もな道路」と呼ばれる。この道路は全長56km、610メートルの高さ。ガードレールもなく片側通行なので毎年200~300の旅行客が命を落としている。 pic.twitter.com/vHudC0ipta
— きれいな風景~Have a break~ (@new_rakuen) 2022年7月25日
年間100名以上もの人が亡くなっており、2011年には自転車で下るツアーに参加した日本人女性が転落し命を落とす事故も発生している。
陸の不可思議領域「アラスカトライアングル」
場所
|
アメリカ・アラスカ州
|
危険度
|
★★★★★
|
バミューダトライアングルは超常現象を取り扱う番組でよく紹介され、日本でも不可思議で不気味な海域として最も有名である。
バミューダトライアングルが「海」の不可思議エリアであるなら「アラスカトライアングル」はまさに陸のバミューダとも呼ばれる不可思議なエリアである。
ここでは今までで1万6000人が行方不明になっており、この数字はここを訪れる1000人に5人が行方不明になる数字だ。これは全米での行方不明者数の倍という異常な数値を示す危険な場所。
0.5%の確率で行方不明に。行く際にはくれぐれもご注意を。
生き物の生活を許さない「リオ・ティント川」
場所
|
スペイン
|
危険度
|
★★★★☆
|
スペインに流れるこの川は、ph1.7〜2.5と強い酸性の性質を持っている。phだけで比べるなら人の胃液(ph1.8〜2.0)とほぼ同じ。
原因は周辺地帯の特徴にあり、この周囲では大量の金や鉄・銅といった鉱物が採れる場所でそれが水に溶け流れているからとされる。この環境は生物にとってあまりに過酷で危険な環境で、藻を含む少量の微生物しか生息していない。
以上が世界で危険な場所20選でした。そして、日本にも危険な場所は存在し…。
日本国内の危険な場所はコチラ
そして世界の危険な場所、ではなく呪われた場所のはコチラ