残業続きで家族との交流を疎かにした企業務めのサラリーマン。誰しもが通るであろう生活の一部、そんなある日の会社からの帰宅道、駅まで続くいつもの道に異変が起こる。
非日常と化した帰宅道を無事に駅まで辿り着け!そんなホラーゲーム「デス・シティ」。今回は、フリーホラーゲームである「デス・シティ」の遊び方や、どういうゲームなのかを端的に紹介。
遊び方
本作は無料のインディーズゲームが多数公開されているサイト「Freem!」にて2020年12月末から無料公開中。ダウンロードが不要で、ブラウザ上のみで遊べるのが特徴的。
ダウンロードは下記リンクより
ホラーゲーム「デス・シティ」とは?
物語のあらすじ
20××年×月×日。今日も今日とて残業の日々。家族とのコミュニケーションが疎かになっているが、この会社での出世も近い。会社で夜遅くまで働いていた主人公は、明日の仕事に備え家に帰る事にした。
会社を出てすぐに、いつもの見慣れた帰り道だが、主人公は妙な胸騒ぎに襲われる。早く駅に向かわなければ…自身の根拠のない焦燥感にかられ駅へ向かうのだが、そこはいつもの街ではない何者かが迫り来る「デス・シティ」と変容していた。
本作の特徴
制限時間内で瞬時に何処へ逃げるか「選択」し続ける
プレイヤーが第3者視点で主人公を操作するタイプのよくあるゲームではなく、主人公に「何者」かが迫ってくる「制限時間内」に画面に表示された「選択肢」を選ぶ事で「何者」かから逃げ続け、駅まで逃げ切る…というゲーム性が特徴的。
ブラウザ上で遊べるが「セーブ」にも対応
選択肢は1回の場面で2つ〜6つ、「何者」かが迫ってくる時間も短い。そのため、瞬時に選択を考えなければ、迫り来る「何者」かから逃げ切る事はできない。そのためか、本作はブラウザ上で遊べるゲームではあるが「セーブ」が出来る仕様になっている。
プレイ時間は「5分〜10分」でクリア!そして迫り来る「何者」かの正体は…
キャラクターを操作するのではない、迫る「何者」かから逃げるための「選択」をし続ける。そのゲーム性から、本作のクリア時間はかなり短い。暇な時に少し遊ぶ分には申し分ないボリューム感になっている。
エンディングは1種類しかないため、作中でどんな「選択」を行っても同じエンディングに辿り着く。そのエンディングでは、残業続きの主人公に襲いかかって来た「何者」かの正体が判明するのだが…。
終わりに
5分〜10分で遊べて、なおかつダウンロードが不要のブラウザ上で遊べるゲーム。仕事中や家での暇つぶしに最適のボリュームのゲームであった。簡単なストーリーも用意されており、エンディングで迎える「何者」かの正体も上手く物語にとけ込ませていたので、フリー作品の中では中々面白いゲームだと思う。
ただし、主人公に迫り来る「何者」かのデザインが……あれなため、純粋なホラーゲームよりも若干コメディ要素が入った感じになっている。制作者の意図がどうなのか、少し気になるホラーゲームでもあった。