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バイオハザードに登場する悪の企業12選

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バイオハザードに登場する悪の企業組織12選。表向き製薬企業などの皮を被りつつ、裏ではウイルスを使った非人道的な実験による生物兵器を開発運営し、世界に混乱と恐怖を撒き散らした悪の企業組織達。

今回はゲーム「バイオハザード」に登場した悪の製薬企業や、バイオ兵器を使ったテロリスト組織など12社を一挙まとめてみた。

 

 

バイオハザードに登場する悪の企業12選

アンブレラ社

バイオハザードRE3:アンブレラの価値観をアピールする社員
主な登場作品
バイオハザード1~3/アウトブレイク/クロニクルズ/他
最後
2004年業務停止命令による株価暴落により倒産

オズウェル・E・スペンサーを中心に大学の同級生でありウイルス学者でもあったエドワード・アシュフォード/ジェームス・マーカスの3人で設立した製薬企業。

製薬企業としての事業は、アンブレラが行う影の事業のカモフラージュとしての役割を担い、裏ではウイルスを使ったB.O.W.の開発・製造により裏世界の軍需産業を牛耳っていた。

のだが、創設者であるオズウェル・E・スペンサーの真の目的は軍事産業の掌握ではなく、あくまで「人類の高次への進化」が目的であり、t-ウイルスから開発されたB.O.W.の数々はあくまで人の進化という目的への副産物に過ぎなかった。

1968年に設立され同社だが、1998年ラクーンシティで起こった大規模なウイルス漏洩事故により、アンブレラが行っていた非人道的な実験の数々が明るみとなる。それに伴い世論の沈静化を測るべく政府により出された業務停止命令により株価が大暴落。アンブレラは裁判に持ち込むも敗訴し2004年に倒産する。

ウィルファーマ社

バイオハザードディジェネレーション:メイキング設定資料ウィルファーマ社
主な登場作品
バイオハザードディジェネレーション(映像作品)
最後
トライセルに吸収合併

アンブレラ倒産後に力をつけた国際的製薬企業。t-ウイルス研究やワクチンの開発に取り組み成果を挙げるも、インドでのウイルス臨床実験での失敗で被験者の命を奪ってしまった事で世間から大バッシングを受ける。

そんな中、ウィルファーマ社のt-ウィルス研究主任フレデリック・ダウニングが、商品のデモンストレーションとして起こしたバイオテロも世間に露呈、インドでの実験と合わせ企業としての信用が失墜、最終的にトライセル社に吸収合併され消滅した。

トライセル社

バイオハザード5:アフリカのある場所に設置されたトライセル社ロゴ入りテント
主な登場作品
バイオハザード5
最後
2011年までに倒産

アンブレラと同じく国際的な製薬企業。前身は大航海時代から続く名門海運会社であり、19世紀以降「資源開発部門」と「製薬部門」が設立され3部門複合企業「トライセル」に改称し現在に至る。製薬企業連盟の理事を務め同組織を通して設立された対バイオテロ組織BSAAのスポンサーの一企業でもあるが、裏ではB.O.W.の開発を行っていた。

時期は不明だが、元アンブレラ幹部アルバート・ウェスカーが接触、彼の持っていたアンブレラ社の研究情報や始祖ウイルスの母体となる始祖花をもとにアフリカ支社がウロボロス・ウイルスを製造する。また現地住民達に改良型プラーガを寄生させマジニとして運用するなどしていたが、対バイオテロ組織BSAAによる捜査によりバイオテロへの加担が判明した。リベレーション2のクレアのセリフから作中での時系列2011年には倒産し消滅しているが詳細な時期は不明。

ロス・イルミナドス教団

バイオハザードRE4:ロス・イルミナドス教会内ロゴを用いた仕掛け
主な登場作品
バイオハザード4/RE4
最後
教主◯亡により壊滅

ヨーロッパの田舎で活動する宗教団体。古来の寄生生物プラーガを使用し、動物や人間を自我なき信者という傀儡にし支配下に置いていた危険な組織。その歴史は古く450年前開祖アダム・サドラーがプラーガと接触した事が起源とし設立された。1つの村を完全に支配下におきつつも、国や近隣には一切感づかれないだけの組織力、プラーガを主とした生物兵器B.O.W.の研究・開発など一般の宗教組織にあるまじき技術を持っていた。

プラーガに寄生された生物の支配と被支配の関係を利用し、大統領の娘を介して政府中枢に被支配種プラーガをばら撒きアメリカを支配しようとするも、レオンに阻止された。

その際に15代目教主であり支配種「司令塔」プラーガを宿したオズムンド・サドラーが亡くなった事で、母体を失った被支配種プラーガは生命維持できず宿した者達とともに教団含め信者も消滅した。

 

ネオアンブレラ

バイオハザード6:ネオアンブレラ総統カーラ・ラメダス
主な登場作品
バイオハザード6
最後
総統◯亡、資金元縮小また壊滅により消滅

悪の企業アンブレラの名を継ぐ組織。作中時系2013年まで一切世界の表に出ず知られていない事からも、アンブレラの様な営利企業というより秘密結社としての側面が強い組織。t-ウイルスなどをもとにC-ウイルスと呼ばれる新型ウイルスを開発した。

アメリカ大統領補佐官シモンズを長とする秘密組織「ファミリー」から莫大な資金援助を受け、一介の組織としては不可能な空母の保有、戦闘機、戦車など陸海空装備を配備している。莫大な資金で組織された戦力規模は小国家規模を持ち、そのためかつて存在したアンブレラやトライセルに匹敵または凌駕する組織力を持つ。

劇中においてレオンなどの活躍によりネオアンブレラ総統であるカーラの◯亡、最大の支援者でもあるシモンズの◯亡、c-ウイルスワクチン「アンチC」の生成によるウイルスの無効化により組織は完全に瓦解し消滅したと思われる。

ファミリー

バイオハザード6:ファミリー長シモンズと配下達
主な登場作品
バイオハザード6
最後
悪事のリークにより規模縮小また壊滅

アメリカ大統領補佐官ディレック・C・シモンズの先祖が創設した秘密組織。世界の安定を目的に活動し世界の裏側で暗躍してきた。実質的なアメリカの支配者でもあり、アメリカ大統領であろうとも世界の安定に沿わない行動を取ろうとすると排除する危険な一団。ここでいう世界の安定とはあくまで自分達にとって都合の良い世界であり、ファミリー以外の者達にとって良い事でも彼らにとっては安定を崩す悪いものとして排除に動いていた。

その思想は徹底されており、例え組織の長であるシモンズであろうともファミリー全体にとって都合が悪ければ排除の対象となる。

バイオハザード6終盤でシモンズが退場したことで同組織も退場するも、後にエイダがファミリーの長シモンズの悪行を残したデータをアメリカ合衆国政府にリークした事で縮小または壊滅に追いやられた。

コネクション

バイオハザード7:B.O.W.エヴリンを護送するコネクションの工作員
主な登場作品
バイオハザード7
最後
組織の形態から健在と推察

生物兵器の闇市場で暗躍する国際的犯罪組織。決まった拠点を持たないネットワーク型の組織で、組織の全体規模は不明だが活動範囲は全世界に渡る。また独自で生物兵器である「特異菌」やそれを使用した人型B.O.W.「エブリン」を製造している事から、その組織力の高さがうかがえる。

創設者は「ブランドン・ベイリー」。アンブレラ創設者の1人でt-ウイルスを開発したジェームス・マーカスの弟子であり、アンブレラ総帥のオズウェル・E・スペンサーの右腕だった男。

特定の拠点を持たない組織形態から完全に壊滅させる事ができないため、現在でも活動中であると推察される。

H.C.F

バイオハザードコードベロニカ:ウェスカーステータス右上、所属組織HCFロゴ
主な登場作品
バイオハザードコードベロニカ/他
最後
特に企業ダメージもなく健在

正式名称は「Hive(またはHost)Capture Force(公式設定資料の書籍より引用)」(あくまで資料集出のため、本編で確定された正式名称は未だ不明のまま)。H.C.F.はt-ウイルス/G-ウイルスなど数々のB.O.W.を開発したアンブレラのライバルである製薬企業。組織の規模、活動範囲その他の一切が謎に包まれた組織。元アンブレラ幹部でありトライセルにも関わっていたアルバート・ウェスカーやバイオハザード2などで独自行動をしていたエイダ・ウォンが所属していた。

コードベロニカにおいて、H.C.F.製のB.O.W.「改良型ハンターγ」をロックフォード島に送り込んで襲撃するなど、B.O.W.開発技術は本家であるアンブレラと同等水準であると推察される。またバイオハザード7で登場した組織コネクションが作りあげたB.O.W.「エブリン」の開発に対し技術供与を行っていた事も判明しているが、詳細な組織構成などは今も不明なまま。

神亜製薬

主な登場作品
バイオハザード ヘヴンリーアイランド(漫画)
最後
不明

企業名からアジア系、主に中華系企業と思われる世界的に有名な製薬企業。アンブレラの遺産を狙っている。企業規模、活動範囲など実態は謎に包まれている。

 

FBC

バイオハザードレベレーションズ:FBC本部床に描かれたロゴ
主な登場作品
バイオハザードリベレーション
最後
組織解体後BSAAに統合

正式名称「Federal Bioterrorism Commission」。アメリカ政府が設立した対バイオテロ組織。モルガン・ランズディールが長官となり創設された。

表向きラクーンシティ事件を契機に広がりを見せた世界的バイオテロの拡大を防ぐという目的があるが、裏ではt-ウイルスをもとにしたt-AbyssウイルスおよびB.O.W.の開発や運営を行っていた。作中時系列2004年には、FBCの権限拡大やt-Abyssウイルスの臨床データを集めるためにバイオテロ「テラグリジア・パニック」を引き起こす。

バイオリベレーションにて同じくバイオテロを防ぐ目的を持つ国連管轄組織BSAAに所属するクリスやジルの活躍によりテラグリジア・パニックの裏でFBC長官モルガンの暗躍が判明。FCB長官が逮捕された事で、同組織は対バイオテロNGO団体BSAAに統合され消滅した。

A-GUA社

バイオハザードヴェンデッタ:A-GUA社ロゴ入り給水車
主な登場作品
バイオハザードヴェンデッタ(映像作品)
最後
設立者◯亡により消滅

表向きは飲料水の製造などを展開する企業。裏では設立者である元CIAにして国際指名手配中の武器商人グレン・アリアスの現役時代に築いたコネクションを利用し、顧客の望むあらゆる商品を提供していた。この商品の中にはB.O.W.も含まれており、ロス・イルミナドス教団、トライセル、ネオアンブレラ等が扱っていた生物平気も含まれる。

グレンの側近アリアスがロス・イルミナドス教団残党の協力を経て独自の兵器A-ウイルスを開発。表向きの姿である飲料事業を隠れ蓑にウイルスを散布するバイオテロを仕掛けた。

劇中においてレオンやクリスの活躍により設立者グレン・アリアスが◯亡、その事により彼の持つコネクションも同時に消えた事で組織は消滅した。

BSAA

バイオハザードレベレーションズ:BSAA局長オブライエン(FBC統合前)
主な登場作品
バイオハザード5~8/リベレーションズ
最後

1998年起こったラクーンシティ事件が原因でアンブレラ社が崩壊した事で世界中にt-ウイルスやB.O.W.など生物兵器が拡散、テロに悪用されていく事態に製薬会社の組合「製薬企業連盟」が業界への批判を免れるため結成された対バイオテロ組織(NGO団体)。後にクイーンゼノビア事件で解体された同じ対バイオテロ組織FBCを組み込み組織は拡大、民間のNGO団体では制限される捜査権の強化などを目的に国連傘下の組織へと再編され国連管轄組織として活動する。

組織活動としては対バイオテロ活動ではあるが、資金元である製薬企業連盟(国連傘下後も変わらず)の中にトライセル社がある事などから、こうした状況に批判も声も多い。

バイオハザードヴィレッジでは、事態の収集にあたりBSAAが派遣した兵士がB.O.W.であった事が判明する。対バイオテロ組織がバイオ兵器を使用するという、組織内部がかつてとは大きく変貌したことが示唆される…。