【ストーリー紹介と考察】
木刀を持った巨大ペンギンがプレイヤーを襲うホラーゲーム「獄門ペンギン」。このゲームの特徴やストーリー・考察を紹介。とある廃墟で目覚めた主人公は、そこで徘徊している巨大なペンギンから逃げ切る事ができるのか…
ダウンロード方法
このゲームはPCゲームを販売しているゲームサイト「Steam」にて、ダウンロード価格「720円」で絶賛販売中。
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獄門ペンギンの特徴って?
新ジャンル!?コミカルホラーアクション
廃墟を徘徊するペンギンが、プレイヤーを視認すると追いかけて来る。ままよくあるホラー要素ではある。他と違うのは、その時に逃走用のBGMが流れ出すが、その音調がかなり特徴的。とてもホラーゲームとは思えないコミカルな音調で、緊張感もへったくれもなくなってしまう。
罵倒セリフは50種類以上!
プレイヤーがペンギンに捕まってしまうと、即刻ゲームオーバーになる。捕まった際には、ペンギンが握りしめている木刀で殴りつけるムービーが流れる。その時にペンギンが罵倒しながら木刀を振りかざすのだが、その言葉の種類が50種類以上収録されている。
すべてを網羅するのに、最低でも50回以上ゲームオーバーにならなくてはいけないという何ともふざけた…面白い仕様になっている。
ごった煮の特徴を持つステージ
教室・病室・映写室など様々な雰囲気を放つ部屋がステージでは点在している。通常のホラーゲームでは洋館や屋敷など大抵は1つの雰囲気を持つ建物を舞台としているが、このゲームにおいては、全ての要素をごった煮にした様なステージが特徴的。
ゲームのストーリー
基本的には物語性は特にない。ゲームをスタートさせると、主人公が廃墟で目覚めるシーンで始まる。すぐに廃墟内を探索できるため、特に細かいストーリーは無い…様に思われるのだが…
クリアするためには
ただ逃げているだけではゲームをクリアする事はできない。ステージ上に配置されるダッシュメーターの上限値を上げるアイテムを取りつつ、ペンギンを焼却できる場所へおびき寄せる必要がある。
ステルスだけではない、積極的に敵へ接触していく勇気も試される。
4種類の難易度をクリアする事で…
Easy・Normal・Hard・Realの4種類の難易度がある。Easyはペンギンが1匹、Normalは3匹、Hardが5匹、Realが7匹が施設内を徘徊している。
最後のReal(7匹)のモードを選択する事で、残り3つの難易度に無いペンギンの謎に関わるストーリーを見る事ができる。
⚠ここからは、ストーリーのネタバレや考察になります。未プレイ者の方は注意して下さい。
ストーリのネタバレと考察
クリックで表示:【ネタバレあり】物語の結末と考察
物語の冒頭(難易度Realのみ)、レストランと思われる場所で話し込む2人の登場人物の会話を聞く事になる。
それによると、ちまたで「ある伝染病」が流行していた。感染者の9割の人間が無症状の内に亡くなってしまう恐ろしい病気。政府は感染者を隔離する事で、この伝染病の脅威を封じ込める事に成功する。
そしてゲーム本編をクリアする事で、この会話の続きを聞く事ができる。
その内容は、「感染者が収容施設から逃げ出してしまった事」だった…
ペンギンの正体を考察
劇中で入手できるペンギンに紛れ込むための「ペンギンの着ぐるみ」が配置されている事から、主人公を襲って来るペンギンは、あくまで人間が変異したのではなく、着ぐるみを被っている普通の人間である、と思われる。
・エンディングにて、主人公が感染者である事が判明。
・ペンギンを倒す事で、施設から脱出できる鍵を入手できる事。
・施設内にペンギンの着ぐるみが置いてある事。
この3つから、襲って来るペンギンは「政府が派遣した感染者の監視者」の可能性が高い。主人公が施設の外へ脱出しようとするので、見つけ次第追いかけ回し殴ってくるのだろう。
終わりに
2時間〜3時間程度のプレイ時間で、全ての実績を解除できるボリュームのステルスアクションホラーゲームであった。コミカルでホラー要素も少なく、難易度もそこまでコアな物ではないためステルスホラージャンルの入り口としてほど良い作品であった。