ゲームに登場する怖い隠し要素10選

【怖い隠し要素】

数多くのゲームソフトが販売されている現在、その多くのゲームの中にはプレイヤーに隠された恐怖の演出が盛り込まれている。今回は、そんなゲームに隠された恐怖の演出を、著者が勝手に付けた「怖さ指数」と共に紹介していく。

もし、今回紹介したゲームが手元にある人は、これらの演出を自身で体験してみてはいかがだろう？文章では伝わらない背筋がゾクッとする演出があるかもしれない…

ゲームに登場する怖い隠し演出

ゲーム「零」-画面に映り込む赤い手-［怖さ指数★★★］

零～zero～

コーエーテクモが製作するホラーゲーム「零-zero-」。現在まで様々なシリーズ作品が作られた人気シリーズの初代には、隠された怖い演出が存在している。

3人称視点で操作する本作品、コントローラーをしばらく放置していると、画面に真っ赤な手が登場してくる。それでも操作せずにいると、ベタベタと赤い手が画面に続々と出現していく…というもの。

続編でも似た演出が採用されており、同じくコントローラーを放置していると、画面に女性の顔が浮かび上がる演出が隠されている。

ゲーム「メタルギアソリッド」-心霊写真？-［怖さ指数★］

メタルギアソリッド インテグラル(BEST)

大人気ステルスアクションゲーム「メタルギアソリッド」シリーズ。ファミコン時代から続く伝統あるシリーズではあるが、初代プレイステーションで発売された「メタルギアソリッド」には隠された怖い演出が存在している？

画像で有る様に、ゲーム中の特定の場所で「写真」を撮影すると、本来はそこには存在しない「女性」が映り込んでしまうのだ……。

本作ゲームクリエイターの「小島秀夫」の遊び心であり、本当の心霊写真ではない。上記であげた以外にも、作中では40以上の場所で似た様な心霊写真？が撮影できるポイントが隠されている。

ゲーム「ヘイロー3」-謎の人型生物-［怖さ指数★★］

Halo 3(通常版) - Xbox360

マイクロソフトが発売したFPSゲーム「ヘイロー3」。その中の「シエラ117」というミッションのステージ中の隠されたエリアに怖い隠し要素が存在している。

本来いく必要のない場所である岩陰にわざわざ向かう事で「それ」に遭遇してしまう。そこには「一組の家族」が鎮座している。地球の人間とは少し違う容姿をしている彼らは、何者なのだろうか？ゲーム中でこの正体については語られる事はない…

ゲーム「ヒットマン2」-背後に忍び寄る…-［怖さ指数★★★★］

ヒットマン2 - PS4

シリーズの累計が世界で1500万本以上の売り上げを記録したゲーム「ヒットマン」。このゲームで訪れるとあるステージにおいて、プレイヤーの心臓を「ギョッ」とさせる演出が隠されている。

とあるミッションで訪れる事になる水族館、特定の場所まで行くと窓から覗く「マネキン」を見かける事になる。そのマネキンを「スナイパーライフル」を装備して「スコープ」で覗くと、マネキンが動き出す…というものだが。

しばらくマネキンの挙動を観察し、スコープから目を離すとマネキンは消えてしまう。そして…後ろを見ると、そのマネキンが両手を挙げて主人公に迫っている…という演出。初見で体験すれば、心臓がギョッとなる事だろう。 

ゲーム「龍が如く6」-心霊写真？？-［怖さ指数★］

龍が如く6 命の詩。 新価格版 - PS4

2016年に発売された人気シリーズ第6弾「龍が如く6 命の詩」。この作品は、神室町という東京新宿の歌舞伎町をモデルにした町が舞台となっている。そこの一角には小さな憩いの場である公園があるのだが、そこで写真を撮影すると本来いるはずのない「女性の霊」が映り込む…というもの。

この演出だが、メタルギアの項目で説明した演出と同様の物になり、この場所ではない他の場所でも似た様な写真が撮影できる隠し要素になっている。

ゲーム「CALLING〜黒き着信〜」-赤い女と謎のメール-［怖さ指数★★★★★］

CALLING ~黒き着信~ - Wii

2009年、任天堂WiiUで発売されたホラーゲーム「CALLING〜黒い着信〜」。この世ならざる境界に閉じ込められた主人公達が脱出を目指すという物語なのだが、1周目のプレイではバッドエンディングを迎えてしまう。真のエンディングに辿り着くには2周目のプレイが必須になっている作品でもある。

だが、この2周目に問題の隠し要素が顔を出す。2周目のゲームを進めると、1周目で登場しなかった「赤い女」に遭遇してしまう。その赤い女だが、ゲームの物語自体には一切関係がなく、そしてその存在についても作中で説明される事は一切ない。

ゲームで「赤い女」に遭遇する毎に、プレイヤー自身に彼女からWiiUのホーム画面のメッセージボードに「メッセージ」が届き出す。

その内容は「見つけた」「今日もアナタを見ていた」「今から会いに行きます」など不穏な気配を放つものばかり。そして2周目をクリアすると、ゲームのタイトル画面に彼女が現れ、プレイヤーに襲いかかる…という演出が隠されている。

ゲーム「牧場物語」-4時44分-［怖さ指数★★］

牧場物語 ミネラルタウンのなかまたち

ゲームボーイアドバンスで発売されたゲーム「牧場物語ミネラルタウンのなかまたち」。本作はホラーゲームでもなんでもなく、亡くなってしまったおじいさんに代わり、主人公が荒れ果てた牧場を再建するという物語になっている。

グラフィックから見ても、のほほんとした雰囲気が伝わって来る作品ではあるが、そこには子供を恐怖に陥れる恐怖の演出が隠されている。

ゲーム内時間「4時44分」にテレビの電源を入れると、その恐怖が顔を見せる。当該時間にテレビを操作すると、メッセージ欄の所が「4時44分」の文字で埋め尽くされてしまうのだ。さらには、しばらくの間キャラクターの操作が出来なくなるというオマケ付きで…。

ゲーム「トロと休日」-アパートに映る女性の顔-［怖さ指数★★★★］

トロと休日

2001年に発売されたプレイステーション2ソフト「トロと休日」。 このゲームは、実際の神奈川県三浦市の写真を使用し、架空のキャラクター「トロ」とともに休日の思い出を作る、のほほんとした作品になっている。

のだが、そこに登場するあるアパートの窓に不気味な物が映り込んでいるのである。トロと共に訪れるある場面に映るアパート、そこの2階の窓に「大きな女性の顔」が映り込んでいるのを確認できると思う。（画像右：当該場所を拡大した物）

さらに、噂ではあるが2009年に発売された「廉価版」である「TheBest版」では、当該部分が削除されている…なんて噂も存在する。

ゲーム「バイオハザード7（体験版）」-女性の霊-［怖さ指数★★★★］

バイオハザード7 レジデント イービル - PS4

言わずと知れたサバイバルホラーゲーム「バイオハザード」。2017年にナンバリングとして最新（2020年現在）の「7」が発売された。本作が発売する前に提供された体験版には隠された怖い演出が存在した。

物語は、今作で舞台となった屋敷に数人の男性が訪れる。そこには異形の存在が闊歩しており、1人また1人と襲われて行ってしまう…というもの。体験版のため、比較的短いストーリーとなっているのだが、この屋敷に低確率で「白いワンピースを着た女性」が出現するのだ。

低確率での出現と、一瞬しか映らない女性、この体験版はVRにも対応している事から、初めて見た人の恐怖は計り知れないものがあっただろう。 

ゲーム「ウィッチャー3」-動く石像-［怖さ指数★★］

ウィッチャー3 ワイルドハント - PS4

2015年ゲームアドワークス2015にて、その年のゲーム・オブ・ザ・イヤーを受賞した人気作品「ウィッチャー3」。その舞台に登場する教会前に鎮座している天使の石像に、隠された怖い要素が用意されている。

主人公が教会内を訪れて、再度外に出ると教会の入り口横に置かれた天使の像が移動している…という演出。この演出は1回きりではなく、主人公の視点が天使像から離れ、次に天使像が視界に入った際には、また別の場所に移動している、というのが続く。

終わりに

以上の作品が、制作者により意図的に加えられたゲームに登場する怖い隠し演出でした。ただ一つ「トロの休日」のアパートに映る女性の顔だけは、作中に意図した物かは不明である。

それ以外の要素は、間違いなくメーカーによる遊び心のため、実際に体感したとしても呪われる事はないだろう。