日本産邦画ホラー映画のみを、興行収入に焦点をあててランキング形式でご紹介。
ホラー映画自体ニッチなジャンルのため、日本の歴代興行収入ランキング400位までにランキングされた作品自体とても少ない。
そのため、ネット上で片っ端から独自に調査し、20位〜1位までをオリジナルランキングとして作品の簡単なあらすじ合わせて一挙発表!!
- 興行収入から見る邦画ホラーランキング ベスト20
- 第20位 回路(2001年公開)
- 第19位 輪廻(2005年公開)
- 第18位 ミンナのウタ(2023年公開)
- 第17位 呪怨(2003年公開)
- 第16位 残穢-住んではいけない部屋-(2016年公開)
- 第15位 牛首村(2022年公開)
- 第14位 灰暗い水の底から(2002年公開)
- 第13位 八つ墓村(1996年公開)
- 第12位 樹海村(2021年公開)
- 第9位 リング (1998年公開)
- 第9位 らせん(1998年公開)
- 第9位 貞子VS伽倻子
- 第8位 着信アリ2(2005年公開)
- 第7位 クロユリ団地
- 第6位 呪怨2(2003年公開)
- 第5位 犬鳴村(2020年公開)
- 第4位 着信アリ(2004年公開)
- 第3位 リング0バースデイ(2000年公開)
- 第2位 リング2(1999年公開)
- 第1位 事故物件(2020年公開)
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- 終わりに
興行収入から見る邦画ホラーランキング ベスト20
第20位 回路(2001年公開)
興行収入:2.0億円
昔は現在とは違い、インターネットには電話回線を用いていた。その電話回線を通じ、「幽霊に会いたいですか?」というサイトにアクセスしてしまった人達の終末を描いた物語。
日本での売り上げは低いが海外での評価は高く、カンヌ国際映画祭にて賞を受賞したほど。アメリカでは「パルス」と言う名でリメイクされ続編まで制作された。
第19位 輪廻(2005年公開)
興行収入:4.5億円
Jホラーシアターという企画で制作された映画の第2弾。物語は35年前に起こったある悲劇を映画化する際、作品の主演を演じた主人公とその周りに怪現象が起こり始める…というもの。
第18位 ミンナのウタ(2023年公開)
興行収入:4.8億円
犬鳴村や樹海村でお馴染みの清水祟監督によるホラー映画。
ラジオ局の倉庫で見つけた「ミンアノウタ」と書かれた1本のビデオテープ。それは30年前から倉庫に眠っており、今の今まで誰もその存在に気が付かなかった。30年ぶりに人の目に触れたビデオテープは、関わった人を次々と恐怖の渦に巻き込んでいく…という内容。
GENERATIONS from EXILE TRIBEのメンバー全員が出演するホラー映画も一部のファンの間では話題に。しかし侮る事なかれ、4.8億円のヒットを飛ばし海を渡って14カ国で上映される怖さを誇る。
第17位 呪怨(2003年公開)
興行収入:5.0億円
この世に強い怨念を残して亡くなった「伽倻子」の呪いが人々に襲いかかるオムニバス式のホラー映画。恐くなったら布団に潜るという子供時代の絶対安全地帯、この聖域サンクチュアリを破壊した許されざる作品。
劇場版の他にビデオ版も制作されており、こちらの方が多くの観衆に披露される劇場版よりも過激な演出が取られていて怖い。
第16位 残穢-住んではいけない部屋-(2016年公開)
興行収入:5.21億円
小説家である「私」に読者からある手紙が届く。今住んでいる部屋で奇妙な「音」がする。好奇心に駆られた小説家と読者は調査を開始、するとこの部屋のあるマンションでは不幸な事件の数々が起こっていた事がわかり…という内容。
有名女優「竹内結子」が小説家役を演じ、本作と連動するスピンオフや期間限定でのカフェとのコラボ「残穢 開けてはいけない筺」のアトラクションが登場するなど、かなり宣伝に力を入れたホラー映画。
第15位 牛首村(2022年公開)
興行収入:5.6億円
呪怨でお馴染み清水監督による第5位「犬鳴村」第12位「樹海村」に続く「実録!恐怖の村シリーズ」第3弾。
友人から見せられた恐怖の動画、その映像に映っている人物は自分によく似ている。妙な親近感を覚えた彼女は、動画の舞台となった富山県の坪野鉱泉へ向かったのだったが…という内容。
清水監督曰く、恐怖の村シリーズはどこからでも観れる様に明確な物語の繋がりはないが、共通の登場人物の出てくるなど観た人にはわかる細かいリンクが存在するとのこと。
第14位 灰暗い水の底から(2002年公開)
興行収入:5.9億円
母親は夫婦関係が上手くいかず自身の娘を連れて、あるマンションへと引っ越して来た。そのマンションでは、過去に娘と同世代の女の子が亡くなっていたらしい。引っ越してきてから、この母娘の周りでは不可解な出来事が起こり始め…という物語。
ホラー演出もさる事ながら物語の結末や女の子の霊が生前体験した事など、各家族化が進む現代における問題点を考えさせられるなど、切なさとホラーが上手くマッチしている作品。
第13位 八つ墓村(1996年公開)
興行収入:6.0億円
金田一耕助シリーズの長編第4作品。ある事件の解決を依頼された私立探偵「金田一耕助」が八つ墓村を訪れ騒動に巻き込まれるサスペンスホラー作品。
推理物で有名な漫画「金田一少年の事件簿」の主役「金田一一」は、この人物の孫である…という設定が生まれたほどの有名作品。
1951年版、1977年版、1996年版と3作品制作されており、1977年版は興行収入19.9億を記録した程、大ヒットしている。今回は最新の3作品目1996年版を採用し、ランキングに入れている。
第12位 樹海村(2021年公開)
興行収入:6.8億円
本記事第5位に位置する「犬鳴村」に続く「実録!恐怖の村シリーズ」第2弾。
入ったら生きては出られないと噂される富士の樹海の都市伝説を舞台とした清水監督によるホラー映画。
興行収入は6.8億円と日本ホラー映画第12位にランクイン!
ここから、同率9位が3作品続きます。
第9位 リング (1998年公開)
興行収入
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10.0億円
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テレビ局ディレクターの浅川玲子(松嶋菜々子)は、都市伝説に関わる取材の中で「呪いのビデオ」の存在を知る事になる。その事が、封じられた怨念を世に解き放ち、呪いの連鎖のキッカケとなる…。
記念すべき「リングシリーズ」の第一作品で、今なお有名な怨霊「貞子」の初登場作品。この作品がキッカケとなり、日本ホラー映画ブームが到来し黄金期を迎える。その人気は日本のみに留まらず、海を渡りアメリカでもリメイクされるほど。
第9位 らせん(1998年公開)
興行収入
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10.0億円
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呪いのビデオを追っていた浅川玲子と元夫の高山竜司が亡くなってしまった。高山竜司の解剖を担当した医師「安藤満男」も、また呪いのビデオの騒動に巻き込まれて行く…という物語。
映画「リング」と同時上映された作品で、リングのエンディング後の物語とも言えるが「リング」の続編である「リング2」とは繋がっておらず、あくまでパラレルワールド的な内容になっている。
第9位 貞子VS伽倻子
興行収入
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10.0億円
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映画リングに登場した「貞子」と呪怨に登場した「伽倻子」、日本史上における最恐と名高い「呪いの元凶」たる2人が直接対決する作品。
呪いのビデオを見てしまった女子大生が、ある霊能力者に助けを求める。その霊能力者は、別の強力な呪い「伽倻子」の存在に目をつける。最恐を倒せるのは最恐だけ!この目論見はあらぬ結果を招く事となり…。
第8位 着信アリ2(2005年公開)
興行収入
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10.1億円
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前作「着信アリ」で起こった事件から1年後、同様の事件が相次いでいた。ジャーナリスト考子と本宮刑事は事件の調査を開始するのだが…。しかし同様の事件は日本だけではなかった。海を渡った台湾でも同じ様な出来事が起こっており…。
着信アリの続編。日本のみを舞台とした1作目からパワーアップし、台湾という舞台も追加された。
第7位 クロユリ団地
興行収入
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10.2億円
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13年前から不幸な出来事が起こっているクロユリ団地に女性弁護士「明日香」が引っ越してくる。引っ越し早々、隣の部屋から鳴り響く不気味な音に彼女は悩まされる事となり…。
第6位 呪怨2(2003年公開)
興行収入
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11.0億円
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前作に登場した怨霊「伽倻子」のインパクトから大きく売り上げを延ばした本作品。前作同様にオムニバス形式で物語は進んで行く。ホラー演出は前作よりも激しい物になっており、静かな演出が多かった前作と好みが分かれるか。
ちなみに呪怨は映画で公開される前に、ビデオのみで公開されたシリーズも存在し、一般公開する劇場版シリーズの方が演出は控えめだったりする。
第5位 犬鳴村(2020年公開)
興行収入
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14.1億円
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子供の頃からこの世の者ではない存在が見えていた臨床心理士「森田奏」。ある日、彼女の周囲で奇妙な出来事が起こり始める。奇妙なわらべ歌を口ずさみ亡くなった女性、行方不明になった兄弟、そのすべてに心霊スポットである「犬鳴トンネル」が関係していた。彼女は真相を解くべく、日本最大最恐の心霊スポット「犬鳴トンネル」へと向かうのだが…。
日本の怪談都市伝説「犬鳴トンネル」をモチーフとしたホラー映画。本作も怖いが、SNSでは別の事でも話題になった。
それは、本作品のエンディングで起こった。あくまでエンディングのワンシーンとして写したトンネルの入り口を塞いだコンクリートブロック。そのブロックの隙間からコチラを除く人の顔が映り込んでいる…というのである。
第4位 着信アリ(2004年公開)
興行収入
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15.0億円
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女子大生の中村由美(柴咲コウ)の友人達が、謎の予告電話を受けた後で亡くなってしまう。新たに予告電話を受けてしまった幼なじみであり親友の小西なつみを救うため、中村由美は事件の真相を追って行くのだが…
誰しもが持っており生活に欠かせない身近なツール「携帯電話」と恐怖を繋げた作品。ホラー映画で定番の携帯の電波が通じず役に立たない演出、この作品では逆に携帯こそが恐怖の象徴になったホラー作品。
第3位 リング0バースデイ(2000年公開)
興行収入
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16.0億円
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映画「リング」で明かされた、呪いの元凶たる貞子は井戸に閉じ込められ亡くなった事で誕生してしまった。本作では、この閉じ込められるまでの貞子を描いた物語になっている。生前の貞子役として、長い黒髪が特徴的な女優「仲間由紀恵」が演じている。
ちなみに本作品におけるワンシーンには、物語と全く関係のない不可解な人物の手が映り込んでいて話題となった。
第2位 リング2(1999年公開)
興行収入
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21.0億円
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映画「リング」の続編。劇中の設定では、前作から1週間後の物語。
今作では前作に登場した浅川玲子と、その元夫である高山竜司の恋人「高野舞」が主人公を務める。前作終盤で浅川玲子の息子はビデオを見て呪われてしまう。結局息子の呪いは解けず、エンディングで玲子は自分の両親にビデオを見せる事で息子の呪いを回避しようとしたが…その結末が今作で明らかとなった。
前作の高い評価もあり、本作品の興行収入はホラー作品の中で2位の座に輝いた。
第1位 事故物件(2020年公開)
興行収入
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23.4億円
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2020年公開、長年に渡って日本ホラー映画界1位を譲らなかった「リング2」を抜いた作品。
簡単なあらすじは、ある日ジャニーズ「亀梨和也」が演じる売れない芸人「山野ヤマメ」は先輩からテレビに出演する事を条件に事故物件へと住む無茶ぶりを振られてしまう。
彼は、かつて事件のあったこの物件へと引っ越すのだが、一見どこにでもある普通の部屋、しかし引っ越してから不可解な出来事が彼を襲い出し…という内容。
かなり面白い内容から「おかえり事故物件」や「事故物件再入居」などと呼ばれるリピーターが続出し邦画ホラー1位の座についた。
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終わりに
日本のホラー映画ブームの火付け役たる「リング」が2位に陥落。2020年公開の日本の都市伝説をモチーフとして「犬鳴村」も最近の作品ながら歴代ホラー興行収入第4位と快進撃を、「事故物件」は興行収入第1位を樹立している。
犬鳴村は映画のエンディングロールでの心霊動画がSNSで話題となった事も、この躍進の原因の一つだろう。