チラズアート制作のホラーゲームにインスパイアされた海外クリエイターが制作したホラーゲーム「受験地獄」。
インスパイアされただけに、かなりチラズアート作品に似ているのが特徴。謎解きもほぼ無く、雰囲気を楽しむ作品でプレイ時間は約30分程度でクリアできる。時間の無い人、懐かしの学校内を見て回る楽しさもある。
深夜に忍び込んだ学校、そこに1人の少女が現れるのだが…
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友人と3人で学校に向かう所から物語は始まる


受験勉強真っただ中の学生達。主人公は賭けに負けたため、深夜の学校に忍び込みテストの答案用紙を盗む事になった。友人の2人はそんな主人公を見張るため、夜遅くに学校に向かう事となる。
この時、主人公に同行する同級生のキャラクターデザインから、この作品の制作者(外国人)の日本のアニメに精通している様が垣間見える。
深夜の学校


学校をくまなく探索。教室に置かれた鍵を探しつつ、テストの答案用紙が置いてある教室を目指して行く。謎解きは無く、教室を探索、置かれたノートからある少女の学校への思いを見つつ鍵を入手、次の教室へ。この繰り返しが基本的なゲームの進め方になっている。
作中は日本の学校が舞台となっているため、ポスター等はすべて日本語表記になっている。しかし、あくまで海外クリエイター制作のため、作中の説明文は全て英語表記になっているという、少しあべこべな印象を持つ作品。
だが、海外作品にしては、学校内部の雰囲気作りは良く出来ており、相当日本の学校に対しての調査をしっかり行い作り込まれている様子は、どこか懐かしい気分を感じさせてくれる。
突如出現する少女


ある教室を探索していると、突如少女が出現する。以降、主人公の事を見つめる様に現れては消えて行く。
変に日本アニメの影響を受けているのか、学校に出現する幽霊が怖くはない…逆にかわいいまである。
答案用紙


学校生活や私生活への不満を綴ったノートを読みつつ鍵を入手。これを繰り返して行く事で、答案用紙の置いてある教員室に到着する。目的の物を入手し、学校を去る主人公を見つめる幽霊は何を思っていたのか…そして、物語の幕は閉じる。
終わりに
学校内部の構造や設置物について、日本の学校を良く調査されていて日本人が作ったのではと思わせる雰囲気があった。
海外クリエイター作品のため、全編英語表記になっており、物語の詳細が不明だった点が残念だった。翻訳サイトの翻訳文でもいいので、日本語対応していれば日本人も気軽にプレイできたのにと思わなくも無い。
難点として、ゲーム画面がかなり暗くなっており見づらすぎる点が残念。本記事に載せた画像はかなり画面を明るくしているため、実際のプレイ画面はさらに暗い。