漫画版第4巻【見所・あらすじ紹介・感想】
武装組織学園占拠編終結!新たな戦場は古の戦士を呼び出す「女神の試練」と呼ばれる催し会場だった!!
題名:陰の実力者になりたくて 第4巻
原作:逢沢大介 漫画:坂野杏梨
あらすじ:陰の組織シャドウガーデンを騙る武装組織に占拠された学園に、本物のシャドウガーデンが乗り込んで来た。その類希なる実力に、武装組織は壊滅する事になる。
シドもとい陰の実力者シャドウは、武装組織に解放されて浮かれる学生達を尻目に、単身この騒動の首謀者に会いに行く…
ネット小説で連載された作品の漫画化第4弾。今作は月刊「コンプ・エース」で掲載されたEpisode.13〜Episode.16までの4話を収録。
本作「陰の実力者になりたくて」の収録エピソード
武装組織学園占拠編の終結
武装組織の首謀者と邂逅する主人公シド。その正体は以外な人物だった。その人物が表に見せていた温厚な顔とは違い、自身の身勝手な欲望を曝け出すその姿にシドは不快な感情を覚える。
そして、なぜ偽物のシャドウガーデンを使い学園を占拠したのか?その狙いが判明するも、シドが気にした様子も見せずその者を断罪するのだった。
古の記憶を呼び覚ます!女神の試練編開始
シドはアルファからの呼び出しで聖都リンドブルムへ赴く事になった。辿り着いた都市では、屈強な戦士が自身の力と同等の戦士を過去から呼び覚まし戦う「女神の試練」といわれる催しが行われており、シドは何故かその催しに参加する事となってしまう。
催しを見ている大勢の観客の前で、自身の隠している実力に応じた古の戦士が呼び出されてしまう事に警戒するシドは、陰の実力者シャドウとして乱入、自身の参加を有耶無耶にする作戦を決行する。
しかし、その事が世界に隠された真実の一端を呼び起こすものだとは、この時は誰もが予想する事は出来なかった…
シュール?ギャクな見所
もう1人の転生者?
聖都リンドブルムの商店街で、シドはある人物と邂逅する。その人物は「ナツメ」と呼ばれる有名な小説家だった。代表作は「ロメオとジュリエッタ」「紅ずきん」「シンデレーラ」。その何処かで見た事のある作品名にシドは、自分以外にも存在したもう1人の転生者では?と警戒するが…
なぜか王女と混浴する事になる主人公
主人公がこの世界に転生するキッカケとなった「魔力探索」の行動の詳細が判明する(現世で魔力を探す事に夢中で車に引かれ転生した)。そんな回想を思い浮かべたシドは風呂を楽しむも、何故か目の前には王女アレクシアの姿が…そんな王女からは、自身の身体の一部である聖剣エクスカリバーを酷評されてしまう。
第4巻を読んだ感想
この巻にて、書籍版2巻に収録されているエピソードへ突入する。書籍1巻につき、漫画版は3巻ちょい掛かっている。あいかわらずテンポは早いが、書籍版から上手く物語を取捨選択され、書籍を先行して読んでいる人でも振り返りにちょうど良い感じにまとめられていた。
このペースであれば、あと数年は販売済みの書籍ストックがあるため連載に問題なさそうだが、早々に書籍版4巻の発売が待たれる。
書籍版:陰の実力者になりたくて第3巻あらすじの紹介記事
書籍版:陰の実力者になりたくて第1巻あらすじの紹介記事