ゲームにまつわる怖い話
ホラーゲーム【コワイシャシン〜心霊写真奇譚〜】とは、2002年に発売したプレイステーション用のゲームソフトになる。数あるホラーゲームの中でも、このゲームについての怖い噂は群を抜いている。そんなコワイシャシンにまつわる怖い話しをまとめてみた。
そんな噂もあってか、中古でさえ数万円の価格で取引されている一品となっている…
ゲームの概要


霊能力者である主人公「緋織」を操作し、サウンドノベルのストーリーを進め、合間に心霊写真に宿る悪霊を退治する戦闘パートからなるホラーゲーム。コマンド入力を行う事で除霊を進め、制限時間内でのクリアを目的としている。
そして本作最大の特徴は「本物の心霊写真を使用」している事に尽きる。ただし、ゲームシステムに合わせるため、本物の心霊写真をデジタル加工するという、いかにもヤバそうな制作過程を辿っている事から、ゲームにまつわる怖い話は後をたたないとか…
※そのデジタル加工の性で作中に登場する心霊写真は、本物とは思えない程の偽物感が出てしまっている。
制作過程のヤバい作業
上層部の指示により、心霊写真の募集については、話題性を重視し「除霊していない心霊写真」を厳選。当初は上手く集まらなかったが、心霊写真専門の出版会社の紹介で「本物」を集める事に成功する。
インパクトの薄い心霊写真は、心霊の部分を強調するため除霊せずにデジタル加工を行っている。
この様な、何とも罰当たりな制作過程を辿る事になる。そして…
制作過程の怖い噂
あるゲームデザイナーの苦悩
除霊していない心霊写真を使って、心霊部分を加工するという気分の良く無い作業を延々と行った。そのいけない事をしているという罪悪感から精神を病んでしまい、逃げ出すデザイナーが出て来る。
デバック作業中の事件
ゲームのデバック作業中にコントローラーを握ったまま床に倒れ、歯をガタガタと震わせたまま救急車で運ばれた人間がでた。
企画担当者の意味不明な行動
ゲームの企画担当者が自宅で指を落としてしまった事件が発生。本人は自分で指を落とした事を理解はしていたが、何故落としたかの理由については理解していなかった。
視力の喪失と病院
デバックプレイ中に急に部屋の中で「ギィー」と音が鳴った瞬間に、1人のプレイヤーの目が見えなくなってしまう。瞼は開いているのも関わらず見えない事から、本人はパニックになる。そして気がつくと病院のベットで寝ていたという事が起きる。
現場に復帰する社員の末路
制作途中で具合が悪くなり、自宅で養成していた1人の社員が回復。これから会社へ向かう連絡を入れた後に、ある心霊写真の撮影された場所の近くの駅で、首を吊っている所を発見される。
終わりに
このような怖い噂が付随しているからか、このゲームの価格は時代遅れの機種にしては高値で取引されている。
当初ゲーム会社社長が目した話題性は、約20年経つ今においても色あせる事はない。社長の狙いは、ある意味で達成されたが、肝心の制作会社はゲームの発売後に倒産している。
ゲーム自体も面白くもなく、クソゲーでもないというマイナーゲームの中でも特筆するものはない。問題の心霊写真の部分も、デジタル加工を施されている事から本物の写真には見えない事もちょっと残念な部分でもある。
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