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女学生を襲う恐怖物語 映画【怖譚-コワタン-】各話あらすじ解説・感想評価

 

【多少のネタバレ注意】

女子学生達による、日常の恐怖を描いたオムニバスホラー

その恐怖の源は人か?それとも霊なのか? 

怖譚-コワタン-

鑑賞後評価:★★★☆☆(2.5)

題名:怖譚-コワタン- 

公開:2013年 時間:72分

監督:古賀奉一郎、古川久岳

あらすじ:姉の代わりに留守番をする事になった女子高生ひとみは、念願の1人暮らしの体験を楽しむ。しかし、そこに訪れた来訪者「集金人」により、束の間の楽しみは孤独の恐怖の始まりだった…

⚠物語のオチを含む内容のネタバレは有りませんが、多少のあらすじに関するネタバレはあります。未視聴の方は注意して下さい。

第一話「集金人」動画冒頭

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映画「怖譚-コワタン-」の特徴

オムニバスホラー

72分の収録に6話の短編が描かれたオムニバス形式の映画になっている。1話あたり10分〜15分程度で4話のユウタイリダツのみ2分の超ショートストーリーになっている。

心霊系と人怖系

心霊系統の短編ホラーと、人の見えない一面への恐怖を描いた人怖系の短編ホラーで構成されている。登場人物は全て女性が主人公で、年齢も高校生や大学生のため、一般社会でのホラーというより、学生特有の狭い人間関係内で完結するホラーとなっている。

 

収録タイトル

「集金人」

出演:沢田汐音

あらすじ:女子高校生ひとみは、姉の代わりに留守番をする事になった。姉の居ないマンションに友人を呼び遊んでいたが、友人の帰りを見送る際に変なサラリーマンとすれ違う。

そのサラリーマンはブツブツ独り言を言っており、不気味な雰囲気を醸し出していた。そんな夜に、ひとみの部屋にインターホンの呼び鈴が鳴り響く。

インターホンの画面越しに映し出された人物は、先ほどすれ違った独り言を嘆く男性だった。内容はN◯Kの集金人で、ひとみは一度は断るのだが、その日から集金人は毎日尋ねて来る様になり…

「異界からの招待状」

出演:夏居瑠奈

あらすじ:男女3人はネットで心霊写真のサイトを見て盛り上がっていた。一通り楽しみ帰宅した女性は、先ほど見た心霊写真の景色が気になっていた。

女性は友人に連絡、先ほど見ていたサイトのURLを教えてもらい、スマホで確認していると、その中の何枚かの写真が自身の部屋から撮影されたものだと気がついてしまう…

「理想のトモダチ」

出演:中山絵梨奈、藤本七海

あらすじ:ゆなは、引っ越し間もなく転校した学校になれない事から不登校気味になっていた。友達のいない新天地で心細い日々を送っていたが、ある携帯サイトで共通の趣味を持つ人物晴子と出会う。

ゆなは、晴子と直接会う事にし喫茶店でおしゃべりをする。共通の趣味と夢であるヘアメイクアーティストの話題で盛り上がり、急速に仲良くなる。

しかしそんなある日の朝、携帯のバイブ音で起きたゆなは、寝ている間に届いた新着メールの数に晴子の不穏な一面を感じ取って行く…

「ユウタイリダツ」

出演:濱頭優

あらすじ:ある女性は夜中に目が覚めてしまう。トイレを済ませベットに戻った女性が目にした物は、すやすや寝ている自分の姿だった…

「のぞき魔」

出演:青山奈桜

あらすじ:バンドを組んでいる女子高生は、自宅で曲作りをしていた。詩を書きながら、窓の外に目をやると、向かいのマンションの一室からこちらを覗く女性を目撃する。

次の日、学校から帰宅した女性は、ふいに昨日見かけた女性が気になり、窓の外を覗くと、先日同様女性がコチラを覗いていたのだった。

不安になった女子高生は、バンド仲間の友人に相談し、警察に行く前にカメラで証拠を撮った方が良いとアドバイスされる。早速カメラを設置し、コチラを覗く女性を撮影してゆくが、ある日、そのマンションの前に警察と野次馬が集まっている所を目撃する…

「ベットの下に…」

出演:新木優子、水越朝弓、白石さえ

あらすじ:ユウコ、アヤノ、カオリは家で遊んでいた。アヤノは途中でトイレに行き、戻って来るとユウコとカオリが部活の試合の結果について話していた。カオリはアヤノのレギュラー選出に疑問を持っており、それに対する愚痴をユウコにしゃべっていたのだった。

アヤノは途中で帰宅しようとするが、ユウコに慰められ、家に泊まる事になった。2人で部屋で寝ていると、夜中にユウコは目が覚めてしまう。もう一度寝ようと目を瞑るが、ふいに開けた目線の先にベットの下に潜む包丁を持った人物の存在に気がついてしまう。

いそいでユウコを外に連れ出すのだが…

 

観賞後評価と不満点

「理想のトモダチ」と「ベットの下に…」が人怖系ホラー、他が心霊系のホラーが軸になった物語だった。

心霊系と人怖系のオチが入り交じっているため、オチの原因が人なのか幽霊なのかが不明な事で、逆にオチが読みづらい作風になっていた。その点は安易に結末を読みづらくしているため見ていて面白かった。

だが、そこを中途半端に混ぜてしまった事から、作品全体のバランスを崩している印象を持ってしまった。

全6話構成だが、「4話:ユウタイリダツ」が異様に短く、2分程度の超ショートストーリーのため、なぜこの物語を収録したのか意味があわからず、上記で述べた中途半端な感覚を持つに拍車を掛けてしまっている。

そのため観賞後評価は★(2.5)