♯5種類のエンディングの出現方法 ♯ゲーム紹介
絶対に泊ってはいけない部屋、制作者が実際に体験した出来事を元に製作された無料のホラーゲーム「606号室」。今回はマルチエンディング形式の本作品のあらすじや各エンディングに到達するための条件を紹介していく。
すべてのエンディングを見た時、この物語に隠された過去の出来事が明らかとなる。
ゲームのダウンロード方法
本作は無料のインディーズゲームが多数公開されているサイト「Freem!」にて2019年9月から無料公開中(Windowsのみ)。
ダウンロードは下記リンクより
容量は約51.6MB。
物語のあらすじ
舞台を見て来た女性は、ホテルの一室「606号室」に入って来た。最高の舞台を見た事で高揚した気分も冷めやらぬ中、明日に帰宅する前に観光を行う事にした。
明日に備えて、寝る前にシャワーを浴びた女性だったが、風呂場を出た瞬間に突如として電気が消えてしまう。同時に暗闇が支配した部屋の真ん中には「不気味な物体」が姿を現す。その物体も部屋に明かりが戻った瞬間には忽然と姿を消してしまう。
その夜、ベットに入った女性は、この世ならざる者、このホテルで起こった過去の記憶が襲いかかるのだった…
エンディングまでは、1エピソードだいたい10分〜20分程度で、昔懐かしの2Dが特徴的なホラーゲームになっている。マルチエンディングで、5つの分岐した物語の結末がプレイヤーを待っている。
エンディングの出現方法
一通りのエンディングを迎える事で、このホテルで過去に何があったかがわかる。
END1「楽しい旅行」
条件:シャワー後に襲いかかる物体は無視し、ドア付近のスイッチを操作し電気をつける。その後「電気を消して寝る」を選択、深夜に体験する不可思議な出来事の後の選択肢で「部屋を替えてもらう」を選ぶ事で迎えるエンディング。
クリックで表示:【ネタバレあり】物語の結末
部屋を替えてもらった後にすぐエンディングタイトル「楽しい旅行」の文字が表示されて物語の幕は閉じる。
END2「私の心霊体験」
条件:シャワー後の停電時に部屋に出現する物体に触れずに明かりをつける。その後、電気をつけたまま寝て、途中の心霊体験後「朝まで起きている」を選択する事で迎えるエンディング。
クリックで表示:【ネタバレあり】物語の結末
翌朝、一睡もできなかった主人公は寝不足のままホテルを出る。後に知った事だが、あのホテルは昔から心霊現象で有名な場所だった。
あの夜の出来事の原因はわからないが、あの時の記憶は今でも彼女の頭に残っている。
END3「消息不明」
条件:シャワー後に訪れる停電時に、部屋の中央に現れる黒い物体に触れる。その後、電気を消して寝た後の心霊体現後「部屋を替えない」を選んで迎えるエンディング。
クリックで表示:【ネタバレあり】物語の結末
深夜に体験した心霊体験、主人公はその出来事に遭遇し部屋に閉じ込められてしまう。自身に迫る恐怖の影、何とか部屋から抜け出そうとするが入り口のドアが開く事はなかった。
恐怖に駆られた主人公は、ドアを何度も叩き外に出ようとする。
…やっと開いたと思った先は…
END4「お連れ様」
条件:シャワー後の停電時に黒い物体に触れずに明かりをつける。その後、電気をつけたまま寝て、途中で起きた後に「もう一度寝る」を選択。イベント後、部屋の鏡の前に座っている人物に話し掛け、その人物が消えた後に机に残された遺書を読む事で迎えるエンディング。
クリックで表示:【ネタバレあり】物語の結末
無事にホテルからチェックアウトする事ができた女性。そんなある日、女性は独りで喫茶店を訪れる。
席へと案内された女性だったが、店員は独りで座った女性のテーブルに2つの飲み物を置くのだった…
END5「火事」
条件:ホテルの部屋に入った直後、部屋の冷蔵庫からミネラルウォーターを入手する。そして化粧台に置かれているポッドで湯を沸かしお茶を飲む。選択肢に「お茶を飲む」の選択が消えるまで飲み続ける。
その後シャワー後の停電時に出現する黒い物体に接触する事で迎えるエンディング。
クリックで表示:【ネタバレあり】物語の結末
深夜の心霊体験。その恐怖により主人公は気を失っていたらしい。チェックアウトの時間になっても部屋を出てこない彼女を心配した従業員により、助け出され病院へ運ばれた様だった。
後で知った話しだが、あのホテルは心霊現象で有名な所だったらしい。楽しい記憶は恐怖の記憶となり、病院から退院後すぐに帰宅する事にした。
そして…
シークレットイベント
条件:END1〜5のエンディングを見た後に、ゲームタイトル画面の「エンディング一覧」を選択する事で、今まででは起きなかった「ある演出」が追加される。
この隠しイベントは是非とも自身で体験してみてほしい。
終わりに
無料で公開しているにも関わらず、かなり細かく丁寧に製作され隠しイベントの仕込みなど遊び心満載の作品で面白かった。近年主流の3Dゲームでなく2Dゲームという点も、新鮮な気持ちで遊ぶ事ができて良いゲームだった。