宇宙よりも辿り着くのが難しいともいわれる深海。
最大で約11000mにもなる海の深さは、地上で最大の高さを誇るエベレスト8849mがすっぽり入る程。
その尋常ならざる深さによる水圧、深すぎて全く光が届かず暗黒が支配する世界。生物など存在できなさそうな場所でも、様々な進化、適応してきた生物が今日も生きている。
だが光が届く世界で生きて適応してきた生物とは見た目が全く違う。
今回はそんな光なき世界「深海」に存在する見た目が怖すぎる特異な生物を6種ご紹介。
怖い見た目の深海生物
透明な頭を持つ深海生物「デメニギス」
透明な頭に大きい目が特徴の深海生物。
その大きな眼は常に上を向いており、上方から届く僅かな光によって獲物を発見、捕食している。その眼の機能は深海生物の中でも屈指の高い性能を誇っており、推進400mから800mという光がほぼ届かない世界においても種を存続させている。
少ない獲物から得るエネルギーを極力消費しないため、普段は泳ぐ事をせず海中を漂いながら生活する。
まるで映画プレデターのエイリアン「サーカスティック・フリンジヘッド」
エイリアンフィッシュの異名を持ち、深海のプレデターとも称される体長30㎝ほどの深海生物。
普段の見た目はそこらにいる魚と大差ないが、獲物を捕らえる時、または自分のテリトリーに同種が侵入してきた時には一変する。大きく口を開け捕食、または同種に対し威嚇行為を行うが、その大きく開けた口の大きさは自分の体を覆い隠す程であり、その様がまさに映画プレデターに登場するエイリアンそっくり。
口が突起した深海生物「ミツクリザメ」
大きく突き出した口が特徴のサメの仲間。
獲物を捕食する際には、長く突き出た口をさらに伸ばして捕食する。その特徴は古代に生息していたサメの特徴を大きく残しており、現代の生きる化石とも呼ばれ進化の果てに洗練されてきた生物達とは一線置く見た目が怖い。
顎の力強すぎ「オニイソメ」
体調は最大でも3mまで成長すると言われる多毛類の一種。
普段は海底の土の中に身を潜めており、獲物が近づくと捕食する。その際に大きな顎で獲物をガッチリ拘束、麻痺性の毒を注入しゆっくりと食べる。この時に獲物を拘束する顎の強さは屈指であり、時によっては獲物を切断してしまうほど。
どうみてもエイリアン
— にかいどう@機械生物図鑑 (@uran120) 2018年2月11日
「オニイソメ」
身を潜め、獲物が近づくと切断する程の強力な攻撃を加える。
しかもは毒を注入して動きを止める。
「でも、どうせ小さいんでしょ?」と思う貴方、ご安心ください。
3m近くに成長する個体もいる。
折角なので動画も掲載しておこう。
#唐突に好きなモノを語る pic.twitter.com/VpqTrR7oER
目がヤバすぎ「ボウエンギョ」
眼が望遠鏡の様に突き出ている事から、その名が付いた深海生物。
体に似つかわしくない大きさの口と歯に、どこを見ているのかすら分からない突き出た眼球が最大の特徴。
この大きな眼は光の届きにくい深海において、上から届く光を余すところなく集めるために適応したものと考えられている。また、その黒い体表は、自ら発光し光の反射によって獲物を感知する他の生物から見つかりにくくなる役割も持っている。
エヴァンゲリオンの使徒「ハリトレフェス」
別名「花火クラゲ」とも呼ばれる深海に生息するクラゲの一種。
その様相は、アニメ「エヴァンゲリオン」劇場版に登場する第8使徒に酷似している。かなりのレア生物でもあり、その生態は全くと言っていいほど解っていないが、最新の研究では1200m〜1500mの深海に生息し、出没海域は大西洋、インド洋、東太平洋、南極と様々な海域にいるもよう。
深海の花火😳✨
— 河名美奈(みーさん) (@37kawanya) 2021年11月3日
なんていう名称のクラゲなのか
気になってネットで検索したらHalitrephes Jelly
Halitrephes maasi
のどっちかなんだろうな。
ハリトレフェスっていうみたいだね。
江ノ島水族館で買ったクラゲ図鑑あったはずだけど、どこいったんだろうかー。朝から気になるー💦 https://t.co/DvOukx3fZu
ちなみに、ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破に登場する敵キャラクターの第8使徒の見た目は↓
色合いや中央にデカい眼の様なものがある様子などが結構似ている。
以上が怖い見た目の深海生物でした。