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バイオハザード悪の企業アンブレラ社終焉の歴史

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物語の裏に存在する悪の企業「アンブレラ」の歴史をまとめてみた。

サバイバルホラーゲーム「バイオハザード」に登場する様々なウイルスや生物兵器を開発し、世界で暗躍する巨悪の根源「アンブレラ社」。最新作ではすでに倒産している企業だが、ここでは同社の創設から倒産までの歴史を振り返る。

 

 

アンブレラ社

アンブレラの理念を伝える職員
企業形態
薬品開発及び生産、日用品や化粧品の販売
社名の由来
傘で人類を庇護する傘(アンブレラ)から
社訓
人々の健康を庇護する
社章
上から見た赤と白の傘模様
指針
規律・服従・忠誠

表向き製薬企業を装う形で活動し、その裏ではウイルスを用いた生物兵器「B.O.W.(Bio Organic Weapon)」を開発し軍需産業を牛耳ろうと暗躍していた。

その膨大な資金力から政界にも太いパイプを持ち、法令の改正や政財界や他社へのスパイ活動なども手掛ける。また準軍事組織や保安警察、下請けの民間軍事会社まで保有し、有事の際には独断かつ即座に対応できる能力を持つ。

企業理念である「人々の健康を庇護する」をもとに「医療品、健康補助食品、日用品に至る人々の生活を守るあらゆる商品を展開している」表向きは人に優しい企業の皮を被っているが、社内では指針「規律・服従・忠誠」から徹底した秘密主義と一切逆らうことを許さない苛烈な体制をとっている。

ゲーム中で読めるテキストメモには、アンブレラ社から人道に反する指示や出来事が記録されている。

ヘリポート搭乗用通路

顧問研究員か警備所長の同行がない者の入室は認められない。

未確認の侵入者は直ちに射◯せよ。

引用元:ゲームバイオハザード「研究所・警備システム資料」より

昨日、この屋しきから逃げ出そとした研究いんが一人、射◯された、て はなしだ。

引用元:ゲームバイオハザード「飼育係の日誌」より

アンブレラ社の影響力は、拠点を置くラクーンシティの治安を守る警察署長にまで手が伸びていた。

ブライアン・アイアンズについて

署長ブライアン・アイアンズは、過去5年間に渡り、アンブレラ社から、多額の賄賂を受け取っていた疑惑あり。

恐らくアンブレラ社が引き起こしたと思われる洋館事件及び数々の不審な事件のもみ消し工作に一役買っていたと考えられる。

引用元:ゲームバイオハザード2「クリスあての調査報告書」より

一応表向きの姿は地元を愛する優良企業の皮を被っており。

わたしが市長になって5年目を迎えた

1992年はラクーンシティにとって記念すべき年でした。

アンブレラの援助金により老朽化が進んでいた市庁舎が改修され、近代的な総合病院も市内に建設されたのです。

引用元:ゲームバイオハザード3「シティガイド」より

地元住民の支持を得つつ裏では警察署長や市長を抱き込み、軍事市場を支配すべくB.O.W.の開発に勤む。もちろん人の命など社命にかければ軽い。

 

アンブレラ社の歴史概要

アンブレラ社創設者:エドワード・アシュフォード(左)、オズウェル・E・スペンサー(中)、ジェームス・マーカス(右)
年号
出来事
1966年
1966年12月、大富豪オズウェル・E・スペンサー、名門貴族エドワード・アシュフォード、生化学者ジェームス・マーカスの3人は始祖花(始祖ウイルス)を発見する。
1967年
ラクーンシティ郊外アークレイ山中に洋館に偽装したウイルス研究所が完成する。
1968年
スペンサー、アシュフォード、マーカスは共同で製薬会社アンブレラを設立。同年にアシュフォードが事故により◯亡。
1978年
マーカスがt-ウイルスの開発に成功。
1988年
スペンサーはウェスカーとバーキンに同じ創設者であり友人のマーカスを暗◯させる。
1998年
ラクーンシティ郊外のアンブレラが洋館に偽装した研究施設でt-ウイルスが漏洩。ネズミなどを媒介とし街でも大規模なバイオハザードが発生、ウイルスの存在やアンブレラの裏の顔が世間に知れ渡る。アメリカ政府は同社に対し操業停止命令を発令、不服とした同社は政府を相手に提訴する。
2003年
アンブレラの最後に残ったロシア支部コーカサス研究所でB.O.W.の開発を行い再起を目指すも、BSAAの前身であった私設対バイオハザード部隊により壊滅。同時期に裁判が全面敗訴で決着。これにより廃業に追い込まれた同社は名実ともに倒産した。
2006年
アンブレラ倒産後、雲隠れしていた最後の創設者オズウェル・E・スペンサーが、自宅でウェスカーによって抹◯される。
2007年
会社更生法の適用により、旧アンブレラの退職者達が中心となり対バイオテロ専門の民間軍事会社として新生。新経営陣は旧アンブレラの「負の遺産」の回収を責務として活動を再開。

 

アンブレラ社の歴史詳細

全ての始まり

西アフリカの太陽の階段と呼ばれる遺跡に咲く始祖花

1966年12月、後のアンブレラ社創始者となる世界的大富豪のオズウェル・E・スペンサー、名門貴族のエドワード・アシュフォード、生物化学者のジェームズ・マーカスは、西アフリカの太陽の階段と呼ばれる遺跡で始祖花と新型RNAウイルス「始祖ウイルス」を発見する。

3人は同じ大学の同級生であり全員がウイルス学者でもあった。彼らはマーカスが立てた仮説に基づきアフリカを訪れていた。

アンブレラの設立

スペンサーはこの始祖ウイルスを利用し軍事市場を独占する事を狙い、友人であるマーカスに起業の話を持ちかける。その後1968年にアシュフォードを加え3人で製薬会社と偽り「アンブレラ社」を立ち上げる。

同年、スペンサーの手引きにより起こされた事故により、プロトタイプt-ウイルスによりアシュフォードはこの世を去った。

その後スペンサーは会社の運営に力を注ぎアンブレラ幹部養成所を設立しマーカスを所長に任命する。この時、マーカスはウイルス研究に力を入れていたが、内心スペンサーの社内での発言力の高まりに不満を持つ様になっていた。

ウイルスの完成と勢力拡大

完成したt-ウイルスで実験するアンブレラ職員

アンブレラ社の勢力が拡大するにつれ、創設者グループ同士で権力争いが表面化していった。

1978年、そんな中ついにマーカスはt-ウイルスの開発に成功する。彼はこの成果をもって自身の社内での権力の高まりを確信するものの、スペンサーによりt-ウイルスの研究事業をラクーン郊外のアークレイ研究所に移管させられてしまう。

10年後の1988年、スペンサーは友人でもあるマーカスを利用し尽くし、用済みとなった事で彼の腹心であったウェスカーとウィリアム・バーキンに協力させ、アンブレラ保安局によりマーカスは処◯された。同時にアンブレラ幹部養成所を閉鎖し放棄する。

アークレイ研究所でのB.O.W.の開発は順調に進み、同時にアンブレラ社は大きく成長し1998年には北米、欧州、南極を主な拠点に置く多国籍巨大企業になっていた。

アンブレラの人体実験を含む非倫理的研究についてはアメリカ政府も把握していたが、アンブレラの最大の顧客でもある政府は表立ってこれを非難できず黙認する事に。またアンブレラの膨大な資金は議会を構成する政治家にも流れており、2重の意味での癒着関係が続いた。

衰退の始まり「ラクーンシティ事件」

ウイルス蔓延によりパニックに陥るラクーンシティ

アンブレラ社の拡大が過渡期となった1998年、ラクーン郊外の研究所でt-ウイルスが漏洩してしまいアンブレラ社は封じ込めに失敗する。

結果、ウイルス汚染は近隣のラクーンシティにまで及んでしまうも、街で引き起こった大規模なバイオハザードに対しアンブレラ社はそれに合わせる形でB.O.W.の大規模な実験を行った。

NEST(t-ウイルス応用研究棟)の研究員は、こういう事態に備えたいくつかのセーフシステムが働いていない事で、この事件はアンブレラ本社による人為的なものである事が推察していた。

オーエンズ室長

最悪の事態だ。

NESTがウイルス汚染された。

ありえない。

フェイルセーフシステムが起動しない。

外部からの干渉?

それしか考えられない。だがなぜ。 マイヤーとキムが◯んだ。

咳が止まらない。

どうして連絡をくれないんだ。

 

そうか あなたたちが

 

(NEST=t-ウイルス応用研究棟)

引用元:バイオハザードRE2「アンブレラ本社宛てのメールの写し」

全てはアンブレラの掌の上、そうと知ってか知らずかアメリカ政府はアンブレラとの関係発覚を恐れ、ラクーンシティを核爆弾により証拠もろとも地図から消してしまう。

しかし、ラクーンシティを自力で脱出した者の証言や数々の証拠により、アンブレラの非合法活動は世間に露呈。アンブレラ社と深い関係にあったアメリカ政府ですら対応に追われ、遂には同社に対し操業停止命令を発令、これを受けて株価は暴落。操業停止を不服として同社は政府を相手に裁判所へ提訴する。

アンブレラ社は再起への時間稼ぎに裁判の長期化を狙い、多数の敏腕弁護士を雇い入れ抵抗する。結果この裁判は1998年から2003年まで続くこととなるが。

アンブレラ社の終焉

業務停止命令を受けアンブレラの事実上の倒産を伝えるニュースキャスター

2003年、ロシアのコーカサス研究所でアンブレラ再起をかけたB.O.W.の開発を行うも、ロシア政府主導により設立されたBSAAの前身となる私設対バイオハザード部隊により壊滅に追い込まれてしまう。同時にアンブレラ最高幹部セルゲイ・ウラジミールも亡くなってしまう。

最高幹部がいなくなったところに追い打ちを掛ける形で始祖ウイルスの研究を始め各種ウイルスやB.O.W.の開発データが証拠として裁判所に提出された事が決め手となり、判決はアンブレラの全面敗訴で決着。

社会的信用も失った同社は事実上の廃業状態に追い込まれる。そして1968年より続いた製薬会社の皮を被り、世界の裏で暗躍していた巨悪企業アンブレラ社は倒産という形でその歴史に幕を下ろした。

その後

その2年後の2006年、消息不明だったアンブレラの創始者オズウェル・E・スペンサーは、欧州某所の自邸にて、アルバート・ウェスカーにより命を奪われその生涯に幕を下ろしたのだった。

彼の最後は、己が神になるという私利私欲の顕示だった。

ウェスカーと対峙したスペンサー最後の言葉

翌年の2007年、倒産したアンブレラ社の元社員達を中心に会社更生法の適用により、対バイオテロ専門の民間軍事会社として新生。

新生アンブレラ社の社章が描かれたヘリコプター

世界に散らばった旧アンブレラの「負の遺産」の回収を贖罪として、バイオテロの根絶を目的に活動を開始した。

 

アンブレラ社関係組織

アンブレラ・ジャパン

バイオハザード5設定上の存在。

公式サイトのBSAAの紹介に伴って存在が判明したアンブレラの日本法人。代表取締役社長は五十嵐皓貴。アンブレラの100%子会社。

1984年に設立、当初は本社から製品を輸入し販売する販売業のみを行っていた。3年後の1987年にはアンブレラ日本研究所が設立、高度なバイオテクノロジーを用いた独自製品の開発を行っていたが、ラクーンシティの事件をきっかけとした本社の株価暴落や風評被害により2004年3月14日、本社と同じ年に会社は解散となる。

ネオアンブレラ

バイオハザード6で登場する組織。t-ウイルスを含む数々のB.O.W.を作り出した製薬企業アンブレラの名を継ぐバイオテロ組織。総統はエイダ・ウォンを装うカーラ・ラダメス。

中国の研究所で開発された新型「C-ウイルス」を、東欧の内戦に極秘で投入し新型B.O.W.のジュアヴォを生み出し、その戦闘データを収集。後に強化型C-ウイルスをミサイルに搭載し中国へ発射。結果中国で一般市民を巻き込む大規模なバイオハザードを発生させる。

劇中総統であるカーラが死を迎えたことで、ネオアンブレラも消滅した。

パラグアス・ライン社

詳細は不明。バイオハザードリベレーションに登場。1980年代後半に「クイーン・ゼノビア」「クイーン・セミラミス」「クイーン・ディード」の大型客船3隻を購入、大改装を施し表向きは世界一周旅行などの事業を行う。裏では大改装時に船底に研究所を建造し客船を装い海上研究所として運用されていた。

言及はなく詳細も一切不明だが、社名のパラグアスはスペイン語で傘を意味するため、同じ傘に由来するアンブレラ社と関係があったと思われる。アンブレラ崩壊後にはFBCのモルガン・ランズディールによりt-Abyssの研究がなされていた。

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