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冬ホラー映画特集【10選】名作からB級まで雪と孤独の恐怖

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冬休みの夜、雪景色の中で観る冬ホラー映画は、寒さと孤立感が恐怖を倍増させる。今回はその中でも、雪景色やクリスマスを舞台にしたもの、冬の閉ざされた空間での恐怖など「冬休みに観るからこそ怖さが際立つホラー映画」を10作品選出してみた。

「クリスマスの闇に潜む恐怖」「雪に閉ざされた孤独の恐怖」「冬ならではの怪異」など、寒い夜にこそ観たいホラー映画をご覧あれ!

 

 

冬休みに観たい!名作からB級までの冬ホラー映画10選

名作からB級まで!冬ホラー映画の分類一覧

分類基準

  • 名作:映画史に残る評価の高い作品で、長年にわたり色褪せない人気と影響力を持つもの。
  • A級:クオリティが高く、視聴体験として満足度が高い作品。公開時に一定の評価を得ており、観る価値が高い。
  • B級:予算や演出に制約があり、ジャンル的に過激・奇抜・カルト的要素が強い作品。ホラーとしてのエンタメ性が中心。

名作〜B級までのランク付けはレビューサイトの評価を参考にした本サイト独自の分類となります。

作品名
公開
等級
内容・特徴
暗闇にベルが鳴る 1974年 名作 クリスマスホラーの古典、大学寮を舞台にした連続殺人。複数回リメイクされた不朽の名作。
グレムリン 1984年 名作 可愛いはずの生き物がクリスマスに惨劇を巻き起こす冬のホラーコメディ。
クランプス 魔物の儀式 2015年 A級 サンタと対になる伝説の怪物「クランプス」の恐怖を描くファンタジーホラー。
ミザリー 1990年 名作 雪に閉ざされた山小屋で繰り広げられる狂気と監禁劇。キャシー・ベイツの演技が光る。
シャイニング 1980年 名作 雪山のホテルを舞台に父親が狂気に陥る、スタンリー・キューブリック監督の傑作ホラー。
遊星からの物体X 1982年 A級 南極の基地で人に擬態する異形が侵食するSFホラー。孤立した冬の環境が緊張感を高める。
30デイズ・ナイト 2009年 A級 極夜のアラスカを舞台にヴァンパイアたちが襲う極寒ホラー。圧倒的暗闇と緊張感。
モールス 2010年 A級 内気な少年と不思議な少女の交流を描く恋愛ホラー。町で連続殺人が起こる不穏な冬の物語。
処刑山-デッド・スノウ- 2009年 B級 ナチスゾンビが雪山で襲いかかるカルト的B級冬ホラー。血まみれのバトルが魅力。
サイレント・ナイト悪魔のサンタクロース 2012年 B級 サンタ姿の殺人鬼がクリスマスを血に染める、過激なスラッシャーホラー。

 

 

暗闇にベルが鳴る(1974年公開/名作)

出典元:暗闇にベルが鳴る本編
公開年 1974年
カテゴリー サスペンス・スリラー

1974年に制作された冬ホラーの名作サスペンス・ホラー。北米で語り継がれる都市伝説「ベビーシッターと2階の男」をもとに制作され、クリスマスホラーとしても人気の一本。

カナダ発のクリスマスホラーでクリスマスの華やかさと不穏な事件のギャップが恐怖を引き立て、ホラー映画史に残る一本。リメイク(ブラック・クリスマス等)も複数作られているが、オリジナルの衝撃には敵わない。

💡 ベビーシッターと2階の男とは?

女性にかかってくるイタズラ電話は、やがて殺人を仄めかす内容へと変化。警察は逆探知を試み、「家にいれば安全」と伝えるが、調査の結果、犯人は女性の自宅二階から電話をかけていたことが判明する――という都市伝説

あらすじ

北アメリカの小さな学生街ベッドフォード。女子学生たちが暮らす寄宿舎では、クリスマス・イブのパーティー中に不気味な電話がかかってくる。軽い悪戯と思われたその出来事が、やがて連続して起こる失踪や惨劇へとつながっていく。

捜査に乗り出した警察は逆探知を試み、ジェスは不審な電話に応対することになるのだが――寄宿舎を取り巻く恐怖は次第に彼女たちを追い詰めていく。

グレムリン(1984年公開/名作)

出典元:https://eiga.com/
グレムリン(吹替版)

グレムリン(吹替版)

  • ザック・ギャリガン
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公開年 1984年
カテゴリー SFブラックコメディ

1984年公開の冬ホラーコメディの名作。今見ても色あせないクリスマスホラーの傑作。一見かわいい生き物「モグワイ」が、クリスマスの夜に増殖し怪物化する物語。ホラーでありながらコミカルさもあり、家族で観られるダークファンタジーとして人気を博した。寒い夜にこそ観たくなる冬映画の原点。

あらすじ

小さな町キングトン・フェールズに住む発明家ランダル・ペルツァーは、息子ビリーへのクリスマスプレゼントを探して街の骨董店を訪れる。そこで出会った不思議な生き物「ギズモ」は、愛らしい姿と素直な性格でペルツァー家に笑顔をもたらした。

しかし、冬の町に次第に奇妙な出来事が起こり始め、家族や町の人々は思わぬ騒動に巻き込まれていく。

クランプス 魔物の儀式(2015年公開/A級)

出典元:https://eiga.com/
クランプス(吹替版)

クランプス(吹替版)

  • エムジェイ・アンソニー
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公開年 2015年
カテゴリー ファンタジーホラー

ヨーロッパの伝承に登場する「クランプス」を題材にしたクリスマスホラー。サンタの裏側に潜む怪物が、信仰を忘れた家族の前に現れる。ドイツ民話的な不気味さとハリウッド的な演出が融合した独特な雰囲気の作品。

始終B級テイストだが、意外な良作。ホラーだがゴア表現がほとんどなく、家族で楽しめるのも評価が高い(とはいえ、多分小学生くらいの子供に見せたら数年引きずるくらいには十分怖い)。

引用元:Yahoo!映画「クランプス 魔物の儀式」

このようにB級でも良作の部類のため準A級作品。ただいくつかのレビューに、登場する怪物が怖く子供が観たらトラウマになるという投稿が多い点には要注意。

💡 クランプス?

ヨーロッパ中西部に伝わる伝説上の生物。良い子供にプレゼントを配るサンタクロースと対になる存在で、クランプスは悪い子供に警告と罰を与えると言われている。

あらすじ

クリスマスイブの夜、両親や姉と暮らす少年マックスの家に母の妹一家がやってきた。意地悪な従兄弟にサンタさんへの手紙を取り上げられたマックスは、怒って自ら手紙を破り捨ててしまう。

翌朝、豪雪により家へ閉じこもっていた一家に、どこからか不審な物音が聞こえてくる。外の様子を見に行った姉、さらに従兄弟も突然姿を消してしまう。マックス達は次第に恐怖に包まれていき。

 

ミザリー(1990年公開/名作)

出典元:https://eiga.com/
ミザリー (吹替版)

ミザリー (吹替版)

  • ジェームズ・カーン
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公開年 1990年
カテゴリー サスペンスホラー

小説家と狂気のファンの関係を描いたスティーブン・キング原作を「スタンド・バイ・ミー」を手掛けた名監督ロブ・ライナーが映画化。雪に閉ざされた山小屋で繰り広げられる監禁劇は圧倒的な緊張感を生む。キャシー・ベイツの怪演はアカデミー賞主演女優賞も受賞した。冬に観ると孤立感が一層際立つ。

この作品は漫画家にもファンが多く、銀魂でもパロディという形で触れられている

「⋯お前さァ「ミザリー」って映画知ってる? ケガして動けない作家がオバちゃんに看病と称してボコボコにされるヤツ」

引用元:銀魂11巻の第八十八訓「理想の彼女はやっぱり南ちゃん」

💡 あまりにも迫真の演技すぎて

原作者であるスティーブン・キングは、この映画での主演キャシー・ベイツの迫真の演技にひどく感銘を受け、後年に彼女のためだけに2つの役を書き下ろした。

あらすじ

人気作家のポール・シェルダンは、雪道で起きた事故に巻き込まれ重傷を負うが、近くに住む元看護師の中年女性アニーに命を救われる。

アニーは「ミザリー」シリーズの熱烈なファンで、両足を骨折したポールの世話を熱心に行う。しかし、新作でヒロインが死んでしまったことを知るやいなや態度を急変させる。ポールは命の危険を察知し、なんとか脱出を試みるが……

シャイニング(1980年公開/名作)

出典元:https://eiga.com/
シャイニング (字幕版)

シャイニング (字幕版)

  • ジャック・ニコルソン
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公開年 1980年
カテゴリー サイコロジカルホラー

言わずと知れたホラー映画の金字塔。こちらもスティーブン・キングが原作。映画化に際し原作とは大きく異なる部分も多く、公開当時は原作者も批判するなど賛否両論巻き起こったものの、後年での評価は一変し現在ではホラー映画の中で最も偉大で最も影響力のある作品の一つとして認識された。

映画公開から33年後の2013年に、本作の“40年後”を描いた続編小説「ドクター・スリープ」が発表された。

💡 あるワンシーンが超有名

ドアを破った隙間から顔を覗かせ目線だけ横に向ける仕草は、あまりのインパクトに漫画など様々な作品でパロディされた。画像を見れば何処かで見たことがあるという既視感を覚えるだろう。

あらすじ

コロラド州の雪深い山中にある古いホテル、オーバールック・ホテル。小説家志望のジャック・トランスは、妻ウェンディと息子ダニーを連れて冬季閉鎖中のホテルで管理人として暮らすことになる。

超常的な力「シャイニング」を持つダニーは、館に潜む奇妙な異変に気づく。外界と隔絶された広大なホテルで、家族は徐々に不可解な現象と向き合うことになり、閉ざされた冬の館での緊張感と恐怖が静かに高まっていく。

遊星からの物体X(1982年公開/A級)

出典元:https://movie.kurashi-create.com/the-thing/
遊星からの物体X (字幕版)

遊星からの物体X (字幕版)

  • カート・ラッセル
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公開年 1982年
カテゴリー SFホラー

撮影当時は特殊効果の限界に挑み、閉ざされたセットで実際に雪を降らせるなど、リアルな恐怖演出にこだわったことで知られる。また、登場キャラクターたちの間で生まれる心理戦や疑心暗鬼が、単なるモンスター映画以上のサスペンスを生み出している。冬や孤立した環境ならではの緊迫感を味わえる一作。

本作の前日談として2011年アメリカで「遊星からの物体X ファーストコンタクト」が公開された。こちらは本作冒頭で登場するノルウェー観測隊が1匹の犬を追いかけるまでが描かれた。

💡 遊星からの物体Xの雑学

劇中、ある人物から物体Xが出てくるシーンでは、数秒にも関わらず撮影準備に10時間かかっている。またその人物の模型の体毛は、本人とまったく同じ位置、同じ毛の流れでしっかり作り込まれている。

あらすじ

1982年、冬の南極大陸。ノルウェーの観測隊が雪原をかける1匹の犬を必死に追っていた。彼は全12名の隊員がいるアメリカの南極観測隊基地に現れ、なおも犬を狙うも手違いからヘリは爆発してしまう。1人生き残ったノルウェー隊員は、なおも犬にめがけ銃撃を続ける。アメリカ隊員は仲間が負傷した事もありノルウェー隊員を射殺した。

隊員たちが調査を始めると、謎の“存在”と、それにまつわる不可解な痕跡が浮かび上がる。やがて基地では正体不明の恐怖が広がり、仲間への不信と極限の寒冷地という閉ざされた環境が隊員たちを追い詰めていく。

30デイズ・ナイト(2009年公開/A級)

出典元:https://eiga.com/
30デイズ・ナイト [Blu-ray]

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  • ジョシュ・ハートネット
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公開年 2009年
カテゴリー サスペンスホラー

極北のアラスカ州バロウを舞台にした本作は、雪と闇に包まれた極夜の美しさと恐怖を巧みに描くホラー。圧倒的な暗闇の演出と緊張感あふれる映像で、観る者を極寒の街の孤立感と恐怖に引き込み、ヴァンパイア映画としての新たな魅力を提示している。

あらすじ

アラスカ最北の街バロウは、毎年30日間も太陽が昇らない「極夜」に包まれる。そんな闇に閉ざされた時期、住民が飼う犬が無惨に殺される異常事件が続発。調査にあたる保安官エバンは、やがて正体不明の集団が街を襲撃していると突き止める。それは人間の血を求めるヴァンパイアたちだった。彼らは極夜に乗じて街の人々を襲い、30日間限定の狩りを始める。

 

モールス(2010年公開/A級)

出典元:https://eiga.com/
モールス [Blu-ray]

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  • クロエ・グレース・モレッツ
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公開年 2010年
カテゴリー 恋愛ホラー

原題は「Let Me In」。スウェーデン製のホラー映画「ぼくのエリ 200歳の少女」を、「クローバーフィールド/HAKAISHA」や「THE BATMAN -ザ・バットマン-」のマット・リーブス監督がリメイク。

あらすじ

雪深い地方都市。内気でいじめに苦しむ少年オーウェンは、隣に越してきた不思議な少女アビーと出会う。孤独を抱える彼女に心惹かれ、やがて二人は交流を重ね、壁越しにモールス信号で秘密のやり取りをするようになる。だがその頃、町では凄惨な連続殺人事件が相次ぎ、静かな日常は不穏さに覆われていった。

処刑山-デッド・スノウ-(2009年公開/B級)

出典元:https://eiga.com/
公開年 2009年
カテゴリー ゾンビホラー

2009年のノルウェー映画。「キル・ビル」のパロディ映画「キル・ブル 〜最強おバカ伝説〜」で注目を浴びた若手映画監督のトミー・ウィルコラが手掛ける雪山に潜むナチスゾンビが若者たちを襲う北欧発のB級ホラー。グロテスクさとコミカルさが入り混じり、いかにもB級らしい楽しみ方ができる。冬の夜にワイワイ観るのに向いた作品。

ちなみに2014年には、本作の直接の続編「処刑山 ナチゾンビVSソビエトゾンビ」が堂々公開!レビューサイトによっては、意外に続編の方が評価が高いB級ゾンビホラー。

あらすじ

休暇を利用し雪山にやってきた8人の医学生。そこはかつてナチス兵が略奪を繰り返し、最後は全滅したと伝わる因縁の地だった。山小屋に泊まった彼らは偶然隠された財宝を見つけ、持ち出そうとする。だが眠っていたナチ兵たちがゾンビとなって蘇り、学生たちへ襲いかかる。仲間を喰われながらも生き残った者たちは、斧やマシンガンを手に死者の軍団へ反撃を挑むのだった。

サイレント・ナイト悪魔のサンタクロース(2016年公開/B級)

出典元:https://eiga.com/
公開年 2016年
カテゴリー スラッシャーホラー

本作は、1984年公開「悪魔のサンタクロース 惨殺の斧」のリメイク作品。とはいえリメイク前と比べても内容は全く違う、サンタの殺人鬼という設定は共通するもののフルリメイクといった印象。スラッシャー具合は本作の方が強い。

クリスマスの象徴であるサンタを恐怖の象徴に変えるアイデアが秀逸で、クリスマスの夜にあえて観たい一本。

💡 リメイク元:悪魔のサンタクロース 惨殺の斧とは?

クリスマスの夜、サンタ姿の強盗に両親を奪われた少年は、心に深い傷を抱え成長する。やがてそのトラウマは狂気へと変わり、彼自身がサンタクロースの仮装をした残虐な殺人鬼となって街を血で染め上げていく――というもの。

あらすじ

クリスマスイブのウィスコンシン州。休暇を返上した女性保安官オーブリーは、同僚の失踪を調べるうちに空き家で惨殺死体を発見する。やがてモーテルでも男女が殺され、残された映像にはサンタ姿の殺人鬼が映っていた。町は祝祭ムードの裏で次々と血に染まり、平和なパレードも恐怖の舞台へと変貌する。犯人を追うオーブリーは、犠牲者に共通する謎の手がかりを掴んでいくのだった。

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