ゲームに隠された怖い設定・おもしろ裏設定
数多と発売されているテレビゲーム。
みんながプレイした事があるゲームの中には、スタッフの遊び心で隠された通常のプレイでは中々気付けない裏設定やおもしろ設定が存在している。
今回は有名なゲームから少しマイナーなゲームまで、スタッフにより隠された怖い設定やおもしろ設定を20連発でご紹介。
この事実を知った後、押し入れからソフトを取り出し久々に遊んでみたくなる事うけあい!?
- スーパーマリオ「ステージ上のブロックは実は…」
- スーパーマリオ「マリオのファミリーネームは」
- ポケットモンスター金銀「前作主人公、すでにお亡くなりに…」
- ファイナルファンタジー「タイトルの由来は…」
- ファイナルファンタジー7「FF10と同一宇宙」
- バイオハザード「クリーチャーキメラ、狂気の製造方法」
- R-TYPE「この裏設定を考えた人やばすぎ」
- 零シリーズ「お祓いしない、絶対だ」
- ロックマンDASH「悲壮な世界観」
- ドラゴンクエスト「あるモンスターの夢」
- ドラゴンクエスト「有名なOP曲、作曲時間はなんと」
- モンスターハンター「狩りに行ける人数が4人の理由」
- モンスターハンター「クエスト報酬が3割減る理由」
- ぷよぷよ「かわいいキャラのルーツがグロかった」
- 撃破していた敵、その正体は「首領蜂」
- 浦島太郎の設定!?「アンジェリーク」
- 陸上生物が滅んだ世界線が舞台「スプラトゥーン」
- 隠されたメッセージが表示「かまいたちの夜」
- 続編にも隠れたメッセージが…「かまいたちの夜2」
- 色なし・名前違いだった「星のカービィ」
スーパーマリオ「ステージ上のブロックは実は…」
任天堂といえば、赤い帽子とお髭が特徴の「マリオ」というキャラクター。そのマリオが登場するゲームの代表作が「スーパーマリオブラザース」。
横スクロールで障害物をジャンプで壊し避けながらゴールを目指すアクションゲームだが、ステージ上には空中に置かれたブロックがマリオのゆく手を阻んでいる。
このステージ上に置かれたブロックの一部はマリオのジャンプで壊せるのだが、壊すとマリオを強化するキノコやコインが出現する物が存在する。
考えたことはないだろうか…なぜ空中にあるブロックを壊すとアイテムが出てくるのかと。実は…ゲームのシステムだけではない怖い設定が隠されているのだ。
それは「ブロックはもともと王国の市民であり、クッパの魔術によって姿を変えられた末路だった…」という裏設定が存在すると言われている。
そのためにブロックを壊すと、かつて市民が持っていた王国のコインやキノコが現れる…のである。
スーパーマリオ「マリオのファミリーネームは」
マリオの名前はマリオである。
ではマリオのファミリーネーム、日本でいうところの苗字はなんなのか…。
それは「マリオ」である。
マリオのフルネームは「マリオ・マリオ」となり、弟であるルイージは「ルイージ・マリオ」という設定になっている。それは「スーパーマリオブラザース」というタイトルのゲームから付けられた設定とされ、スーパーマリオのブラザーズ(兄弟)ではなく、スーパーなマリオブラザーズ(マリオ兄弟)という意味だった。
日本名で言えば、太郎山田と太郎太郎という事!?
ポケットモンスター金銀「前作主人公、すでにお亡くなりに…」
ポケットモンスター赤・緑・青から3年後の世界を描いた続編「ポケットモンスター金銀」。本編クリア後に行ける様になる場所「シロガネ山」の洞窟を奥まで進んでいくと、前作の主人公でありポケモンマスター「レッド」と対決することができる。
前作を楽しんだプレイヤーにとっては懐かしの主人公、金銀の主人公との会話を期待するも全くしゃべる事はない。しかも無言でポケモン対戦が始まり、プレイヤーが勝利しても何も言う事もなく突如として姿を消してしまう。
それもまるでその場で「蒸発」したかの様に…。
彼の故郷「マサラタウン」に住んでいる母親に話を聞いても、数年前から行方がわからないらしい。
この事から前作の主人公「レッド」は、何かの事件や事故により命を落としており、ポケモンマスターとなった強い人物との対戦を願い、この世に留まっていたのでは?…という怖い設定が当時のプレイヤーの中で広まっていた。
ポケモンサンムーンでレッドが登場してきた事で、この裏設定は否定されてはいますが…。
ファイナルファンタジー「タイトルの由来は…」
ドラゴンクエストと並んで、日本国内においてのRPGの代名詞たる作品「ファイナルファンタジー」。場所によっては「ファイファン」や「エフエフ」との略称で親しまれているゲームだが、そのタイトルには何とも凄まじい由来があった。
今やゲーム業界を引っ張るメーカーの一つ「スクエア・エニックス」だが、ファイナルファンタジーが発売された当初、まだ「エニックス」との統合前「スクエニ」の時代には厳しい経営危機にあった。
ゲームデザイナーの坂口氏は、スクエアの経営危機において次回作のゲームが最後になるだろうと覚悟していた。彼にとっての「最後の夢」になるという想いから「ファイナル・ファンタジー」というタイトルをつけてゲームを開発する。
その後、最後の夢「ファイナルファンタジー」が大ヒットしたことで「最後」になる事なく、現在まで複数の「最後」が作られていった。
ファイナルファンタジー7「FF10と同一宇宙」
初代PSで発売、超絶人気を博し後にPS4・PS5でリメイクされたゲーム「ファイナルファンタジー7」。
ファイナルファンタジーは原則としてナンバリングシリーズ毎の繋がりはないと言われている。しかしFF7とFF10には密かに繋がりが示唆されていた。
・FF7に登場する巨大組織「神羅(しんら)」とFF10に登場するキャラ名「シンラ君」。
・FF7の神羅組織は星に流れるエネルギーを糧にしている。FF10のシンラ君は、ゲーム中に登場する幻光虫を星に流れるエネルギー源として注目している。
・FF10のシンラ君は星を渡る船の開発に興味津々。
・FF7で登場する星を渡るモンスターで物語の鍵となる「JENOVA-ジェノバ-」。スペルを少し並び替えるとFF10に登場する物語の鍵となるモンスター「AVON=JE-エボンジュ-」になる。
などいくつもの共通点が。
この事から、星の内部に流れるエネルギーに着目したFF10のシンラ君は、後に宇宙船を開発し宇宙へと旅に出、そして一つの星に辿り着く。
そこがFF7の舞台となった星であり、シンラ君はそこで「シンラカンパニー」を設立、物語は神羅カンパニーが支配するFF7の物語へと続く。
という考察がされていた。
この事は正式な設定ではなく妄想・こじつけレベルだったが、PS4・PS5でリメイクされたFF7リメイクの神羅ビル内には、この事が正式設定となる様な「写真」を見る事ができる。
それはFF10に登場した天才頭脳の「シンラ君」の大人になった姿が、FF7の神羅創設者として写真中央に紹介されているのだ。
スタッフの遊び心でしょう!!
バイオハザード「クリーチャーキメラ、狂気の製造方法」
サバイバルホラーの金字塔であり、約20年以上もの間ゲーマー達に愛されたホラーゲーム「バイオハザード」。
初代プレイステーション発売の「バイオハザード」には、物語終盤「キメラ」というデカい二足歩行のハエの様なクリーチャーが登場する。これはゲームに登場する製薬会社「アンブレラ」は生物兵器の一環として製造していたが、この製造方法が倫理観のある人間には真似できない狂気をはらんだ裏の設定が付けられている。
人間の卵子にハエの遺伝子を組み込んだB.O.W.。
受精卵の段階で遺伝子操作をし、人間の女性に出産させる。
狂気です!!
R-TYPE「この裏設定を考えた人やばすぎ」
1987年にアーケードゲームとして発売された横スクロールシューティングゲーム「R-TYPE」。
異次元空間を舞台とし、地球の脅威となるバイド帝国と戦うSFの世界観が人気を博した伝説のゲームだが、この作品の裏には設定を考えた人の精神を心配してしまうほどの裏設定が存在する。
昔好きだったゲーム
— 赤い江戸川店長(KRR🦐 (@kazunable_ecn13) 2020年11月25日
R-TYPE
設定の闇がここ最近知ってしまった…
GUNDAM Thunderboltのサイコミュ搭載ザクとも取れるような内容が30年以上前から考えられるとはね… pic.twitter.com/4gPD3uS0LU
プレイヤーが操作する事になる自機「R-9」。実際はプレイヤーがコントローラで操作しているが、ゲームの世界設定上にはプレイヤーとは別のパイロットが搭乗し戦っていることになっており、「パイロットは戦闘機に適応させられている」という裏設定が存在する。
シリーズ作品によって若干の違いはあるが、「手足を無くした状態で脳と戦闘機が直接繋がれている」という設定や、「パイロットを戦闘機に適応させるため幼体処理を施されている」などがある。
さらにR-TYPEに登場するボスは生物的でありかつグロテクスな見た目が特徴で嫌悪感を感じるデザインをしているが、このモンスターを描いた女性デザイナーは社長から「病院行ったほうがいい」とまで言われた程。
ボス画像は規約に引っ掛かりそうなので、載せてないです…。
零シリーズ「お祓いしない、絶対だ」
コーエーテクモゲームスが2001年に発売した和風ホラーゲーム「零」。
カメラで幽霊を撮影し撃退していくなど斬新なアイデア、バイオハザードなどの西洋の世界観とは違った和風なジャパニーズホラーを突き詰めた作風が特徴のゲーム。
この作品は和風な日本をテイストとした特徴を持つため、ゲーム制作時にはスタッフ達がお化け屋敷や心霊スポット、青木ヶ原樹海などで綿密に取材を行っている。
こういうホラー作品を作る場合、慣習としてお祓いなどを行う場合が多いが、本作品製作時には一切のお祓いをしていない。
それはディレクターの意向が大きく「お祓いしたら面白くない、何か起こったら役得だろ」という信念?意向により零シリーズではお祓いをしない事が慣習に。
制作スタッフになりたくないです。
ロックマンDASH「悲壮な世界観」
ロックマン発売10周年を記念して作られたフリーランニングRPG。今までの横スクロール型とは違い、360度自由に行動できるのが特徴的。
また冒険活劇をテーマとしており明るいポップな印象を受ける本作だが、その裏には現代を生きる私たちの末路を描いた様な悲壮な世界観が設定されているとされる。
この世界にいる人は、ロックなどを除いてデコイと呼ばれる人工的に作り出した人間、いわゆる人造人間。
滅びゆく古代の人が意図的に作り出して地上に放ったので、歴史をたどってもある時代以前のものが一切存在しない。
地上で生活する人は自分たちの起源も分からないまま自分たちを本当の人類と思い込んでいる。
ドラゴンクエスト「あるモンスターの夢」
天空シリーズ最初の時系列にして、スーパーファミコン最後のドラゴンクエストである「6」。この世界は現実の世界と夢の世界と呼ばれる2つの世界を行き来しながら物語を進めていく今までのドラクエにはない斬新な設定がある。
現実世界で両親がおらず兄を欲していた女の子は、夢の世界では兄と一緒に暮らしているなどの人の夢が形になった世界である「夢の世界」。とある事情により、その夢の世界で目が覚めた主人公が初めて戦う相手が「ぶちスライム」と呼ばれる黄色に黒斑模様のスライムになる。
ドラクエシリーズを遊んでいる人はわかるが、大抵のドラクエ作品で初めて戦う相手は青色の「スライム」である。当然、最初に戦う相手という事は物語上「一番弱い」ということでもある。
そんなモンスター「スライム」には夢があった。
それは自分より弱いモンスターの存在。そう夢の世界は何も人の夢が形になっているわけではなく、モンスターの夢も形作られる隠された設定が存在した。
スライムが願う己より弱い者の存在、その夢が形になったモンスターが「ぶちスライム」というモンスターなのだ。
悲しき設定です。
ドラゴンクエスト「有名なOP曲、作曲時間はなんと」
ゲーム「ドラゴンクエスト」を起動して流れるメインテーマ「序曲」。作曲家は「すぎやまこういち氏」で他にも数々の名曲を生み出した大作家である。
今や誰しもが親しみを覚え、これからドラゴンクエストが始まるというワクワク感を与えてくれる音楽「序曲」は、彼がトイレに入った5分の間で出来たというエピソードが存在する。
類稀なる作曲家としての才能だが、本人は画家ピカソの名言「1分プラス80年」になぞらえ「54年プラス5分で作曲した」との発言を残している。
モンスターハンター「狩りに行ける人数が4人の理由」
大人気の狩猟ゲーム「モンスターハンター」。
プレイした人が一度は思った事であろう狩りに行ける人数が最大で4人までだという事。これはゲームシステムだからじゃん、という身もふたもない理由ではなく、ちゃんとしたモンスターハンターの世界観に応じた隠された裏設定が定められている。
それは5人で行ったクエストで起こった悲劇。
事件は作中でも度々登場してくる竜人族のあるハンターの身に降りかかった。彼はココット山のドラゴンをハントするため自分を含めた5人パーティで狩りへと向かったのだ。
山を支配するドラゴンとの戦いは熾烈を極め、戦闘の最中に仲間の1人が命を落としてしまったのである。その人物は竜人族のハンターの婚約者であり、生き残った竜人族の彼はこのハントを最後に引退してしまった。
後に彼の悲劇の物語はハンター達の間に知れ渡り、5人以上で狩りへと向かうと仲間を失うジンクスとして定着、どんなに強いモンスターが相手であろうと4人パーティでの編成が原則とされたのである。
モンスターハンター「クエスト報酬が3割減る理由」
モンスターハンターでは、クエスト中にモンスターなどの攻撃によってHPが0になるとスタート地点でリスポーンする設定が取られている。
モンスターに1回やられてしまう毎にクエスト報酬が約3割減ってしまい、3回やられて報酬が0になるとクエスト失敗。そのまま街や村などの拠点に戻され、ある意味でゲームオーバーとなる。
この報酬額が減っていく理由は、単なるゲームとしてのシステムだけではない裏の設定が存在するのだ。
ゲームをプレイした人は覚えがあると思うが、クエスト中にモンスターにやられてしまうとアイルーと呼ばれる猫型キャラクター達によってスタート地点に運ばれてくる。
そう、このアイルー達に救助されスタート地点に運ばれる「手間賃」が、クエストクリア時に払われる報酬金の3割が支払われていた…という事なのだ。
そのため3回モンスターにやられてしまうと、これ以上アイルー達への「手間賃」を払えないため、クエスト失敗、ゲームオーバーとなってしまうのである。
ぷよぷよ「かわいいキャラのルーツがグロかった」
落ちゲーとして人気が高く、またかわいいキャラクターが特徴の「ぷよぷよ」。もともとは「魔導物語」というRPGとして発売されており、その一年後に魔導物語のキャラクターを使った落ちゲーとして「ぷよぷよ」が発売された経緯があったのだ。
魔導物語ではぷよぷよのメインキャラクター「アルル」はもちろん、スライムっぽいキャラ「ぷよぷよ」が敵キャラクターとして登場している。
そんな魔導物語だが、ぷよぷよでも登場するあるキャラクターはアルルと敵対する事でグロい最後を迎え、この他にも現在で知られるぷよぷよのイメージとはかけ離れたモンスター達が登場していたのだ。
首を落とされるシェゾ
ぷよぷよで登場するシェゾというキャラクター。
ぷよぷよではかっこかわいらしいデザインで登場するも、魔導物語では…。
この様な顛末を迎えている。
エンディングで溶けるキャラクター
ぷよぷよのルーツとなったであろう可愛いキャラクター達が、エンディングでは…。
この様に後のぷよぷよを知っているユーザーからすると、そのイメージとはかけ離れたグロい表現の多いゲームだったのだ。
撃破していた敵、その正体は「首領蜂」
1995年アーケードとして稼働を開始した縦スクロールのシューティングゲーム。
プレイヤー操作の自機を操作して縦横無尽に動き回り、迫り来る敵を撃破せよ!一般的なシューティングゲームの一つだが、首領蜂にはとんでもない裏設定が設けられていた。
それはプレイヤーが撃破していく「敵」が実は「味方」だった…ということ。
首領蜂の世界観では、大規模な軍事演習を介して敵異星軍団を仮想敵とした強力な軍隊を作り出す事を目的した作戦が取られている。そのために自身が仮想敵に偽装して味方を徹底的に排除、撃破して鍛えるという物語なのだ。
高得点を目指すシューティングゲームにおいて、ひたすら敵を撃破していくも、その全てが自分の味方であった…なんて怖い設定はこのゲームでしかないだろう。
浦島太郎の設定!?「アンジェリーク」
1994年発売の女性向け恋愛シミュレーションゲーム「アンジェリーク」。
2021年に最新作アンジェリークルミナライズが発売と約30年にも渡りシリーズ作品が出続けている息の長い作品となる。
ゲームの内容は、普通の高校生アンジェリークは突如として宇宙を治める女王候補として聖地へと召喚されてしまう。そこで出会った守護聖と呼ばれる男の子達と女王になるための試練を受けて行く、という物語。
怖い設定というのは、この「守護聖」にまつわる設定で、もともとは彼らも普通の人間だったが、サクリアと呼ばれる力に目覚めた事で聖地へと召喚、守護聖として行動する事になっている。
彼らだが、ずっと守護聖として活動しているわけではなく、サクリアの力が尽きると普通の人間として元の世界で生きて行く事になる。
宇宙の聖地は元の世界と時間のズレがあり、守護聖の任務をまっとうし元の世界へと戻ったとしても、そこは元の世界の時間軸ではなくだいぶ年数が経った世界なのだ。そして人間として暮らしていた時の友達などはみんなこの世を去っている…という設定が存在している。
まさに竜宮城から戻った浦島太郎の様な状態というわけだ。
さらにやっかいなのが、この守護聖の就任を拒否できず強制的な役職というのも怖かったりする。
陸上生物が滅んだ世界線が舞台「スプラトゥーン」
2015年発売以降、その独特なゲーム性が受け大ヒットを飛ばした陣取り合戦ゲーム「スプラトゥーン」。
このゲームではイカリングと呼ばれるイカをモチーフとしたキャラクター達が、ナワバリバトルと呼ばれるスポーツに似た遊びを興じている世界で、プレイヤーはイカリングを操りスミもといペンキをステージ上にぶち撒けていき、最終的にお互いのカラー占有率で勝敗を決める対人ゲームとなっている。
この世界には哺乳類がいない…いや、ジャッジくんと呼ばれる猫型哺乳類を除き登場してこない。
その裏にはポップな印象を受けるゲームに似つかわしくない世界の裏設定が存在している。
それはイカリングはイカをモチーフ…ではなくイカが進化した末のキャラクターであり、もともといた人類を含む哺乳類は滅亡している、という設定なのだ。
これはソロプレイ専用の「ヒーローモード」中に入手できる「ミステリーファイル」で明かされている。
それによると海面上昇により陸地に住む生物は滅亡し、その後海中で生活していたイカ達が陸上に進出、その末裔がゲームで登場するイカリングと呼ばれるキャラクター達なのだ、という事である。
そして唯一の哺乳類「ジャッジくん」は、ある博士の飼い猫であり世界の滅亡を知った彼によってコールドスリープされ、イカリングが支配する時間に目を覚ました…という事なのだ。
ゲームでよくみるかわいい猫審判のジャッジくんだが、その背景には決して子孫を残す事ができない孤独な哺乳類だったという裏の設定が存在していた。
隠されたメッセージが表示「かまいたちの夜」
1994年にスーパーファミコンで発売されたノベルゲーム。
スキー旅行に出かけた主人公が泊まったペンションで起こった事件を解決していくサスペンスホラーで、物語を小説(ノベル)を読んでいき進めていきながら、途中で現れる選択肢によってエンディングが21種類にも変化していくことが特徴。
このゲームのエンディングをコンプリートし、本編のパラレルワールド設定である「暗号編」を進めると途中である隠されたメッセージが表示される。
左から3行目、縦読みすると「たすけてくれ!・ここで理(り)せっとしろ」というメッセージ。これは偶然読めるのではない。
指示にあった通り、ここでスーパーファミコンのリセットボタンを押してソフトを再起動すると…。
この様に、かまいたちの夜のストーリーを書かされている人物によるチュンソフトの陰謀が暴露されるメッセージが表示されるのだ。
果たしてチュンソフトの陰謀とは…。
続編にも隠れたメッセージが…「かまいたちの夜2」
前作から8年後、プレイステーション2で発売された「かまいたちの夜2」。このゲームも前作同様、小説を読み進め途中で現れる選択肢によってエンディングが変化していく。
こちらも前作同様に、全てのエンディングをコンプリートし「金のしおり(今でいうゲームの全実績制覇の証)」を所持した状態でゲーム上の特定のシーンで一定の確率で表示されるバグ?のメッセージが表示される。
特定のシーンにおいて急に画面にノイズがはしり…。
前後のメッセージに何も関係のない4つの選択肢「A:呪われよ B:苦しみを選ぶ C:注意 D:何故あなたは◯ぬのか」が表示される。この選択肢毎に別々のメッセージが
一般的にはバグと言われているが、シナリオをコンプリートしなくてはいけない事から、あくまでも制作スタッフによるやり込みプレイヤーへのサプライズである裏のゲーム設定と思われる。
色なし・名前違いだった「星のカービィ」
初期から大乱闘スマッシュブラザーズに出演するなど、その丸っこくピンクのかわいい見た目から人気のキャラクター「カービィ」。そんなカービィだったが、デザイン初期の段階では体色が「真っ白」であり名前も「はるかぜポポポ」という名称が付けられていたのだ。
名前については後に「ティンクル☆ポポ」へ変更となり、ゲーム雑誌でも紹介するほどの段階まで進んでいたが、後に開発元であった「HAL研究所」の経営不振により任天堂の出資を受け入れ名称が変更「カービィ」という現在でも知られるキャラクター名となったと噂されている。
この時の初期名称は現在でも垣間見られ、「はるかぜポポポ」に対応していた「デデデ大王」や「プププランド」はこの時の名残りでもある。
カービィの開発段階では色の設定は存在せず、これは白黒のゲームボーイ用ソフトで色の表現ができない事が原因でゲーム上では「白」として表示され、ディレクターの桜井氏のみカービィの色をピンクと思っていたらしい。
海外版のパッケージ制作の段階で、色の伝達がうまくいかず白いカービィが生まれてしまったともいわれている。
以上がゲームに隠された怖い設定・面白設定20連発でした!そして
恐怖体験の報告もある呪われた系ゲームの怖い都市伝説なら
初代ポケモンで語られる怖い都市伝説はコチラ