2020年2月26日に開設した当ブログ。そして収益化開始が2020年3月20日、約1ヶ月でGoogleアドセンス合格し広告を表示、収益を開始している。
そんな著者はブログ開設は初めてであり、当然アドセンス申請も初めてである。
ブログを始めたての全くの初心者が、Googleがブログを認識しない、認識してもコンテンツ不足で審査落ち、次はコンテンツの複製サイトという認識での審査落ち、数々の困難を乗り越えたその軌跡を細かく解説。
現在アドセンス審査に苦戦している方の一助となるはずだ。
当記事はブログ提供サービス「はてなブログ」でアドセンス審査を合格したものになっています。他のブログサービスでも参考になりますが、はてな特有の問題にも直面しているため、その部分は参考にならないと思います。
- そもそもGoogleアドセンスとは
- 審査前には「独自ドメイン・お問い合わせ・ブログ規範」を準備する
- アドセンス審査の関門「申請時のサイトリサーチ不可問題」
- とうとう本審査、しかし次なる関門「サイトの停止または利用不可」
- 結果進展、新たな関門「価値の低い広告枠:コンテンツ不足」で不承認
- また別の理由で不承認「価値の低い広告枠:コンテンツが複製されているサイト」で絶望一歩手前へ
- とうとう苦難も終わり、アドセンス審査に合格する
- 合格時のブログ状況
そもそもGoogleアドセンスとは
Googleが提供している「コンテンツ連動型広告配信サービス」といい、訪問した読者に合わせた広告を自動で表示し、その広告をクリックする事で収益が発生するサービスの名称。
「ブログ 副業」で調べると、必ずといっていいほどお勧めとして名前が上がるサービスであり、いわばブログを収益化させるに当たってまずは「アドセンス審査」ともいえる鉄板の収益化手段の一つ。
しかし、このサービスを利用するためにはGoogleによるブログ審査に通過しないといけない。そしてその審査は2016年から年々厳しくなっているとも言われている。
審査前には「独自ドメイン・お問い合わせ・ブログ規範」を準備する
ネットで調べた結果として下記の3要素は必須との事だったため、事前に設定やページを設置し、また記事数も10記事程度は用意しておく。
独自ドメインの取得に関してのみ有料になる。お問い合わせフォームとプライバシーポリシーは、ネットでテンプレートが溢れているため比較的簡単に設置可能。
ブログに設置しておくページや設定
・お問い合わせフォームの設置
・プライバシーポリシーの設置
・独自ドメインの取得
実は独自ドメインは必須でなく、あくまで推奨
ここでの「独自ドメインの取得」は実は必須ではなく、無料ブログのままでも審査に通る場合もあるが、それは狭き門であり大半のブログは独自ドメインでアドセンスの審査を受け合格しているため、独自ドメインは必須というより推奨に近い。
しかしはてなブログに関しては、後に記述する「サイトリサーチできない」問題を解決するために独自ドメインの取得が必要となる場合もある。
AdSense へのお申し込み - Google AdSense ヘルプ
これらの準備が完了したら、Googleアドセンスのサイトでアカウントを作成。
すぐに審査コードが発行されるので、それをはてなブログの「設定」→「詳細設定」→「headに要素」を追加の項目にコピペする。
※上記の画像のところに審査コードをコピペする。
アドセンス審査の関門「申請時のサイトリサーチ不可問題」
対策:「お名前.com」で独自ドメイを取得し、合わせてURLの転送の設定をした。
準備が整ったので、さっそくGoogleアドセンスのサイトにて申請開始するが。申請時のサイトの自動チェックで「サイトのリサーチ不可」で審査申請自体が不可だった。
このリサーチできない問題は、はてなブログではよくある事らしい。アドセンス審査に申し込んだ際の自身のブログのURLからwwwが抜けてしまい、審査のサイトサーチでブログへのアクセスができずにエラーが出てしまうというもの。
そこでwwwなしのアクセスがあった際には、自動でwwwありのURLへ転送する設定を行う必要がでたのだ。
※この転送設定をするためには独自ドメインの取得が必要で、自動的にはてなブログの有料プランへの加入も必須となってしまう。
詳しくまとめた記事がこちら
無事にサイトのサーチは出来たのでそのまま申請を行う。
とうとう本審査、しかし次なる関門「サイトの停止または利用不可」
第1回申請サイト停止/利用不可で不承認
・2020年3月3日、申請時のブログの状態:全部で9記事、平均文字数1000文字程度の状態
・2020年3月4日返信:審査不能で不合格
そして理由が「サイトの停止または利用不可」で審査不能のため不合格という結果、
申請画面でのサイトリサーチでは異常なしにも関わらず、上記に理由で不合格となってしまった。これもはてなブログでは、よくあるパターンらしいため以下の対策を行ってみる。
対策1:Google検索でURLがインデックスされてないのでは?と思いGoogleサーチコンソールでインデックスの有無確認
GoogleSearchConsoleにて、URLの転送設定が生きているか、インデックスがちゃんとされているか確認してみる。
インデックスがされていない記事が有ったため、インデックスのリクエストを申請した後、再度インデックスを確認しアドセンス審査に申請した。
第2回申請不承認
・2020年3月4日、申請時のブログの状態:全部で10記事、平均文字数1000文字程度の状態
・2020年3月5日申請結果の返信
『サイトの停止または利用不可』で審査不能のため不合格
第3回申請不承認
・3月6日 記事数12 平均文字数1000程度
・2020年3月7日申請結果の返信
『サイトの停止または利用不可』で審査不能のため不合格
第2〜4回申請も全て同じ理由で不承認
・2020年3月8日、申請時のブログの状態:全部で14記事、平均文字数1000文字程度の状態
・2020年3月11日申請結果の返信
『サイトの停止または利用不可』で審査不能のため不合格
3回連続で『サイトの停止』で不合格になってしまった。
この時は、記事URLのインデックス数が少ないのかな?と思い、日々記事を公開してはGoogleサーチコンソールでインデックスの確認を行いつつ、連日で申請していた。
それでも進展しなかったため、ネットで調べた結果
「Google側でブログに貼り付けた審査コードが上手く認識されず、広告を表示させるためのサイトが停止または利用不可だと認識されている」
というものを見かける。そのためhead要素にしか貼り付けていなかった審査コードを。
対策2:とりあえす貼れる所に片っ端から審査コードを貼り付ける
審査コードをhead要素に追加のみならず、はてなブログの「デザイン」→「カスタマイズ」の「ヘッダ・記事・フッタ」のHTMLの記入ができる場所に、片っ端から審査コードを貼付けるという対策に打ってでた。
どうせならと、さらにスマートフォン設定でも審査コードの貼付けを行ってみた。
詳しくまとめた記事がこちら
結果進展、新たな関門「価値の低い広告枠:コンテンツ不足」で不承認
第5回申請コンテンツ不足で不承認
・3月12日 記事数18 平均文字数1000程度
・2020年3月13日申請結果の返信
「価値の低い広告枠:コンテンツ不足」のため不合格
ここでようやく、審査不能状態から脱出ができた。新たな問題に対し対策は。
対策3:コンテンツ不足のため、記事のボリュームアップとカテゴリーを整理する
コンテンツ不足の原因の一因として、記事の文字数が少なすぎてGoogleにサイト作成途中であるとの認識になったり、カテゴリ一覧のページも、一つの記事として認識さてしまう事があるらしい。との情報を得たため、カテゴリ記事が1つしかないものを整理し1カテゴリあたり記事数を3以上にまとめる。追加で1000文字以下の記事に対しては「下書き」に戻した。
第6回申請コンテンツ不足とサイトの利用不可の2項目に該当し不承認
・3月13日 記事数15 平均文字数1000程度 カテゴリ数4
・2020年3月14日申請結果の返信
「サイトの停止または利用不可」「価値の低い広告枠:コンテンツ不足」のダブル理由で不合格。
2項目の不合格理由が出てきて軽くパニックになる。
また「サイトの利用停止または利用不可」の項目が記載されていたが、もう無視する方向で考えた。一応「コンテンツ不足」の理由も併記されているため、ブログの審査自体はされていると認識しコッチの対策をメインに対応。
対策4:サイトの停止/利用不可を無視し、コンテンツ不足解消のため記事のリライトとボリュームアップを行う
コンテンツ不足への更なる改善のため、全記事のリライト作業を行う。
ひとつの記事の文字数を1000程度から1300〜1600までに増やす。日記調の記事をいくつか「下書き」に戻す。
詳しくまとめた記事がこちら
また別の理由で不承認「価値の低い広告枠:コンテンツが複製されているサイト」で絶望一歩手前へ
第7回申請複製サイトを理由に不承認
・3月15日 記事数17 平均文字数1400程度 カテゴリ数4
・2020年3月19日申請結果の返信
「サイトの停止または利用不可」「価値の低い広告枠:コンテンツが複製されているサイト」の2項目に該当し不合格。
ここで一歩前進?コンテンツ不足から複製されているサイトへ理由が変わる。
申請から結果まで4日掛かったため少し期待したのだが…複製されているサイトについては、独自性がない・似た様な運営のブログがある等が原因と言われているが、具体的な対策は思い浮かばず。
そして絶望を味わう。
対策5:コピペチェックツールでチェックし記事をリライトする日々を過ごす
無料コピペチェックツール【CopyContentDetector】
上記リンクのコピペチェックツールで、ネット上に公開されている記事と自身の記事が似通っていないかチェックする。問題ありそうな部分を逐次修正していった。
さらに記事のリライト作業(文字数に大きな変更なし)と、気に入っていた日記調の記事を全て「下書き」に戻す。
とうとう苦難も終わり、アドセンス審査に合格する
第8回申請は無事承認となり収益化を達成する
・3月19日 記事数20 平均文字数1400程度 カテゴリ数4
※有効な対策を打てず駄目もとで申請。
・2020年3月20日申請結果の返信
なぜか無事合格する事ができた。
合格時のブログ状況
不合格から合格した際の主な修正点は、「他人に取って有益でない情報の日記風の記事を全て削除した」事。
何が対策として成功したのか正直不明。7回目の申請と8回目の申請での違いは上記程度しかない。
様々なサイトで言われているアドセンスは有益情報を発信していないサイトに広告を表示させる意味はないと判断する、という情報に日記帳の記事を削除した事で、結果適応した…という事なのだろう。
一応審査合格時のブログの状況は。
ブログ開始日2020年2月26日 審査通過日3月20日
・記事数:20
・文字数:1400字程度
・サイトマップ登録:無し
・画像使用:フリー画像・自身で撮影した画像の使用のみ
・アフィリエイト:はてなブログのAmazon商品紹介リンクを使用
・カテゴリ数:4(内訳:不動産5記事・書籍6記事・映画5記事・雑記4記事)
・1日のアクセス数:0〜10
・更新頻度:毎日(下書きに戻したものあるため、記事一覧上は不規則)
・記事の内容:不動産「賃貸での豆知識系」・書物「漫画やライトノベルの感想」・映画「視聴した感想」・雑記「自身の体験談に基づく情報発信(紙マスクの洗い方など)」
まぁ初心者が始めた一般的なブログの内容だろう。そこまで独自性や専門性も高くはない。
様々なサイトでアドセンス審査についての記事を読んだが、ネットで言われている程には、コンテンツとしての独自性・専門性については必要ないのでは?と個人的には考えている。もちろん他の記事のコピペは論外だが。
そして審査時にアフィリエイトを使用していても特に問題ないように思われる。