はてなブログではアクセス解析で、どこから記事を見てくれたか分かるアクセス元(流入元)が表示される。これはブログを運営する上で重要な指針の一つでもある。
しかし一目瞭然のものもあれば、見てもよくわからないアクセス元(流入元)もある。
よくわからない所からのアクセスは正直怖い。
そこで今回は、様々な媒体からのアクセス元を「検索流入」「はてなブログ系」「その他(SNS系)」の3種で区分けしまとめてみた。
はてなブログのアクセス解析
はてなブログの管理者メニュー「アクセス解析」は、自身のブログに対して直近1000PV分のアクセス元(流入元)の割合をパーセントで表示している。
この1000アクセスはアクセスしてきた人数(Unique User)ではなく、ブログ記事が見られたPV(Page View)の事。なお自身の管理ページからのブログ表示はカウントされていない(ブラウザの種類やバージョンによっては、自身のログインが反映されずカウントされる場合はある)。
さらにアクセス元をクリックすれば、1000PV中の見られた記事の割合も確認する事がも可能。今後の記事作成の指針を決める事もできる重要なファクターがわかる重要なブログサービスの一つ。
検索流入(オーガニックサーチ)
GoogleやYahooなど検索サイトを使ってアクセスがあった場合のカテゴリー。この流入があるという事は、各検索エンジンに記事がインデックスされ検索ボックスでキーワードが入力・検索表示された中から自身の記事が選ばれアクセスされた証。
アクセス数を伸ばすためには絶対に欠かせないアクセス元でもある。
言わずと知れた「ググる」の語源になった検索エンジンからのアクセス。
日本でのシェア率が約8割占めており、ブログのアクセス数を延ばすためにはGoogleの検索表示で上位を目指す必要がある。
ちまたで言うSEO対策とは、主にGoogleに対して行われる事を意味する。
googleads.g.doubleclick.net
Googleアドセンス広告をブログに載せている人なら見る事になるアクセス元。
自身のブログのトラフィック量や、記事数が一定になると解放されるアドセンス機能の一つ「関連コンテンツユニット」からの検索流入はこう表示される。Googleの方で記事に対する関連記事をまとめてくれ、その一覧の中に広告が入ったタイプの広告表示機能からのアクセスということ。
※2022年3月に関連コンテンツユニットは廃止されたため、はてなブログ側のアクセス元に表示されないと思われる。
Yahoo!検索
Yahoo!からの検索アクセス。日本でのシェア率はGoogleに次ぐ15%程度。
Googleと同一の検索エンジンを使用しているため、SEO対策はGoogleと同様の施策で対応可能。GoogleとYahooを合わせてシェア95%程度になるため、アクセス数の多いサイトのアクセス元はこの両者が大半となる。
www.bing.com
マイクロソフトが提供する検索エンジン「BING」からのアクセス。
Google・Yahoo!とは異なり差別化された検索エンジンが搭載されている。現実世界の状況とユーザーが求める情報を加味して検索表示される様に設計されており、日本のシェア率は約8%。年々Googleのシェアを奪っているため、今後成長していく可能性のあるアクセス元。
アクセス先の記事を詳しく表示すると、GoogleとYahooは同じ検索エンジンのため読まれた記事の順番は似た傾向になるが、BINGのみ流入先の記事が違っているのはこの独自の検索エンジンのため。
違うエンジンのため、当然SEO対策もGoogleとは異なる。
search.smt.docomo.ne.jp
docomoスマートホン向けサイト「dメニュー」からの検索アクセス。
一応PCからもdメニュー経由でアクセスが可能。その場合は、はてなブログのアクセス解析でどう表示されるかは不明。
はてなブログ関連
はてなブログ
自身のブログの読者登録してくれた人からのアクセス。新作記事を公開した場合、読者登録をしてくれた方の新着記事一覧に表示され、そこからアクセスして見てくれた方の割合。
はてなブロググループ
自身が所属するはてなブロググループからのアクセス。こちらも自身の新作記事がグループ新着に表示され、そこから記事を見に来てくれた方の割合。
はてなブックマーク
株式会社はてなが提供・運営するオンラインにブックマークを保存・公開するサービスからのアクセス。
いわゆる「はてブ砲」は、このサイトで人気・新着記事エントリーに掲載され、そこから流入して貰う事で一気にアクセスが増える事がたまにある。
hatenablog-parts.com
ブログのリンクカードからのアクセス割合を示すもの。自分の記事だけでなく、他者の記事に貼られた自身へのリンク流入もこちらに含まれる。
この割合が大きい程、自分の記事を読んでくれた人の回遊先(記事から記事へのアクセス)を確認できる。
hatebu.straightline.jp
リニューアル前のはてなブックマークのデザインに近いサイトからのアクセス。
s.hatena.ne.jp
はてなスターからのアクセス。他者の記事にはてなスターを付け、他の読者がそのはてなスターから自身のブログにアクセスがあった場合表示される。
自分の記事に付いているはてなスターから、付けてくれた人のブログへアクセスしても、相手側には「s.hatena.ne.jp」からのアクセス履歴が記録される事となる。
逆に自分が他のブログ記事にスターを付けると、結構返してくれる方も多い。
profile.hatena.ne.jp
プロフィール欄からのアクセス。
その他(SNS系)
X(旧Twitter)
X(旧Twitter)からのアクセス。記事を公開した場合、同時にX(旧Twitter)へあげるとこの表示が現れる事も。
m.facebook.com
フェイスブックからのアクセス。
blogumura.com
ブロガーが集まるサイト「ブログ村」からのアクセス。
ブログ村でトラックバック等すると、ここからのアクセスが増えたりする。ブログを運営していると企業からの案件依頼もあるが、その場合たいていブログ村で検索され見られている場合が多い。
smartnews.com
スマートニュースからのアクセス。いわゆる「スマニュー砲」の流入元。
スマートニュースのアルゴリズムに選定された記事が自動で掲載されるらしい…日本でダウンロードが500万を越えるニュースアプリだけに、スマニュー砲直撃の際のPVはどうなる事やら…。
詳しくはブログ部様の分析記事へ
www.googleeapis.com
Chromeアプリのおすすめコンテンツからのアクセス。
いわゆる「Google砲」と言われる爆発的なアクセス元はここかららしい。あるブログによれば、Google砲が直撃した際には2日で1万ものアクセスが増えた…なんて話も…。
feedly.com
知りたいジャンルの最新状況をまとめてチェックできるツールからのアクセス。
いわゆるRSSに似た様なもの。誰かが自身のサイトを登録し、記事が公開された場合にアクセスがあるかも知れない。
ほぼほぼ見かけない希少なアクセス元の一つ。
以上がはてなブログアクセス解析で表示されるアクセス元一覧でした。
ここで載っていない所からも流入はあるらしい。わかり次第追加予定。
よくわからない所からのアクセス流入には、何か怖い感情を覚えてしまう。この記事を元に自分のブログへのアクセス先をしっかり把握し、今後のPV増加の役に立ててもらえば幸いである。