バイオハザードシリーズほぼ皆勤賞で登場する最強武器「ロケットランチャー」。ほとんどの敵を一撃のもとに葬り去るゲームバランスを崩壊させかねない武器だが、ゲーム終盤しかもイベント限定での入手や使用に留まる事が多い。しかし、ある特殊条件を満たせば通常プレイでも常に使用できるようにもなる。しかも弾は無限でだ。
今回はゲーム”バイオハザード”シリーズ初代から登場している作中最強武器、歴代ロケットランチャーの解説とその特殊な入手条件などを一挙ご紹介。
- バイオハザード歴代ロケットランチャー集
- バイオハザード
- バイオハザード2
- バイオハザード3
- バイオハザードコードベロニカ
- バイオハザード0
- バイオハザード4
- バイオハザード5
- バイオハザード6
- バイオハザード7・バイオハザード8
- バイオハザードRE2
- バイオハザードRE3
- バイオハザードRE4
- バイオハザードリベレーションズUE
- バイオハザードリベレーションズ2
- バイオハザードアンブレラクロニクル
- バイオハザードダークサイドクロニクルズ
- バイオハザードガンサバイバー
- バイオハザードガンサバイバー2
- バイオハザードガンサバイバー4
- バイオハザードアウトブレイク
- バイオハザードアウトブレイク2
- バイオハザード オペレーションラクーンシティ
- バイオハザードレジスタンス
バイオハザード歴代ロケットランチャー集
バイオハザード
M202系ランチャータイプ | |
ラストボス戦闘中 | |
PS版/HD版共に本編3時間以内にクリア |
後に人気ゲームシリーズとなる初代バイオハザードには、作中最強武器としてアメリカ製M202をふた周り大きくした様な形をしたロケットランチャーが登場した。
ゲーム本編でも限定的に使用する事ができるが、物語ラストボスであるスーパータイラント戦で止めを刺す場面での使用に留まる。しかしゲームを3時間以内にクリアした場合のみ、隠し要素として物語冒頭から終盤まで弾数無限での使用が解禁される。
その威力は歴代でも最強の部類に入り、ボスキャラを含め全ての敵を一撃のもとに葬りさる。ただし武器が大きく重い事からも、他の武器で出来る上下への撃ち分けが出来きない。そのため這いずりゾンビなど姿勢の低い一部の敵に弾がそもそも当たらない場合もあった。
ゲームキューブ時代にリメイクされた際には外観が変更、本編ラストで登場する際には従来通りの外観だが無限弾のロケットランチャーのみグレネードランチャーの様な見た目に変更された。肩に担がずに腰に当てる形で構える様になった事で上下への撃ち分けも可能となり、這いずりゾンビなど低い姿勢の敵にも攻撃が当たる仕様となった。
バイオハザード2
FIM-92スティンガータイプ | |
裏シナリオ終盤スーパータイラント戦闘中 | |
NORMAL表裏のどちらかAランク以上2時間30分以内でクリア |
アメリカ軍が使用するFIM-92スティンガーミサイルに近い外観のロケットランチャー。G各形態を除いて全ての敵を一撃で倒せる威力をもつ。ただバイオ2では画像にある通りロケットランチャーを所持するにはアイテム枠を2つ埋めてしまい、なおかつ一度でも使用するとゲームのクリアランクが強制的に低下してしまうデメリットがある。
ゲーム本編では、裏編の終盤スーパータイラント戦で謎の人物が投下したロケットランチャーを拾い使用する事となる。この時、装填数は2発となっており外すことなく1発でスーパータイラントを仕留めれば、極めて限定的だが本編中でも雑魚敵またはラストボスG5形態相手に1発だけ使用する事も可能。
本作ではロケットランチャー使用時に、クレア、レオン共に弾の発射後に砲身が跳ね上がり、前足が少し浮く程に凄まじい反動表現が加わっている。
バイオハザード3
M202系ランチャータイプ | |
物語終盤廃工場ステージ内 | |
マーセナリーズ$4000で購入 |
ゲームクリア後に解放されるミニゲーム「マーセナリーズ」でポイントを使用して購入する事で使用可能に。初代バイオのロケットランチャーと同じタイプのものとして再登場。本作でも上下への打ち分けは出来ないものの、当たり判定が広がり初代では当たらない場合もあった這いずりソンビにもしっかり当たる様に進化している。また本編では、物語終盤に訪れる廃工場で4発装填されたロケットランチャーを初回プレイでも入手できる(再装填不可の使い切りとして)。
前作バイオハザード2ではアイテムスロットを2枠使用したのに対し、本作では初代同様1枠スロットで所持できるように再度変更された。
弾の発射にはすさまじい反動を催す様で、特殊部隊出身のジルであろうとも撃った後に体全体が少し滑るように後退してしまう。
バイオハザードコードベロニカ
84mm無反動砲M2タイプ | |
入手方法なし | |
Sランククリア |
84mm無反動砲M2に似た筒状の外観のロケットランチャー。実物の無反動砲M2は肩に担いで撃つのに対し、作中のものはグレネードランチャーを持つように体の腰付近で構えて撃つ。そのため武器の大きさはシリーズを通しても小型の部類に入る。
今までの作品では本編でもイベント限定武器などで登場するのに対し、ベロニカでは本編でも入手不可能な本当の意味での隠し武器となっている。
作中最強は伊達ではなく、全ての敵を一撃で粉砕する威力を持つ。しかしその反動はやはり凄まじく、装備者であるクレアは撃った瞬間に少し後ろに滑るように後退してしまう。
バイオハザード0
グレネードランチャータイプ | |
入手方法なし | |
NORMALまたHARDで3時間30分以内(Sランク)にクリア |
初代バイオハザードで登場した肩で担ぐタイプのものとは形状が違い、ベロニカ同様に手に持つグレネードランチャーの形状に近いロケットランチャー。本作発売時での歴代ロケットランチャーの中でもやや弱体化しており、ボスクラスのクリーチャーには2発以上当てないと倒せない仕様に。
威力は弱体化しているものの小柄な主人公レベッカが扱うには反動が大きいのか、弾の発射と共に一歩後ずさってしまう。かに思われるが、男であるもう一人の主人公ビリーも同じく後ずさるため、何もレベッカの体格が問題というわけではない模様。
バイオハザード4
RPG-7タイプ | |
武器商人から購入または拾う | |
本編クリア後に武器商人から1.000.000ptsで購入 |
難易度問わず本編クリア後に武器商人から1.000.000ptsで購入。ソ連製ロケットランチャーのRPG-7と同型か非常に似たタイプのもの。
本作からTPS視点となり銃を構えた後も標準に合わせる形で画面内の至る所を狙えるため、過去作にあった様な這いずりゾンビ等に当たらないという事はない。無限ロケットランチャーの入手方法も難易度関係なく本編をクリアしてゲーム内通貨で購入すればいいだけ。入手難易度が下がった影響か、残念ながら作中での最強武器の座は退いている。それでも大抵の敵は一撃で沈むが。
RPG-7ロケットランチャーがミサイルを飛ばす仕様から1対1特化なら、バイオ4PS2版での最強武器「P.R.L.412」は視界に映る全ての敵をレーザー照射で一撃で消し去る1対多数特化といった住み分けがなされている。
本作のロケットランチャーのモデルないし同型のRPG-7は、弾の発射と同時にに砲身後方からのガス噴射で反動を相殺するクルップ式無反動砲であり、ゲームでもその仕様は採用され過去作であった様な撃った後に反動を吸収しきれず後退してしまう等は起こらなくなった。
以降、バイオハザードシリーズのゲームアングルはTPSかFPS仕様に変更されたため、過去作であったロケットランチャーの反動アクションはオミットされている。
バイオハザード5
RPG-7タイプ | |
チャプター3-1で入手 | |
全チャプターを難易度を問わず5時間以内でクリア |
バイオハザード4同様、RPG-7タイプのロケットランチャー。バイオハザード5で最強の武器。難易度関係なくチャプター毎のクリア時間のTotalが5時間以内が無限弾の入手条件。物語を始めから通しでプレイする必要がなく、チャプター毎にクリア時間を短縮していけば良いため歴代シリーズに比べ比較的入手難易度は低め。
これはあくまで無限ロッケトランチャーの入手条件であり、ゲーム本編でも有限で良ければプレイ中に取得できるポイントを使用して単発ずつ購入する事やステージ上で拾う事も可能。ただし装填数はRPG-7の仕様から1発のみ。
バイオハザード6
本作品はバイオシリーズ恒例の隠し武器である無限ロケットランチャーの出番はなし。本編でのイベント使用やミニゲームであるマーセナリーズなどでの登場のみとなる。外観は前作同様RPG-7タイプ。
バイオハザード7・バイオハザード8
バイオハザード7は、物語の舞台が一般人の邸宅という事やシリーズ初となる主観視点の仕様(主観視点だと手元のみ視界に映り、肩に担ぐロケットランチャーを描写しにくい)のためかロケットランチャーそのものが未登場。
直接の続編にあたるバイオハザード8でも未登場のまま。一応代わりに通常弾サイズの小型ミサイルを発射するハンドガン「ロケットピストル」が登場しているが決して作中最強武器とはいかなかった。
バイオハザードRE2
無反動砲AT-4タイプ | |
レオン編研究所のメインシャフト | |
レオン編ハードコアモードS+クリア |
初代PSで発売されたバイオハザード2のリメイク版に登場するロケットランチャー。無限弾の入手には、表シナリオ2時間30分以内また裏シナリオ2時間以内、セーブ回数3回以下、無限武器の使用禁止という厳しい条件を掻い潜りクリアランクS+を達成する必要がある。歴代作品に比べても入手難易度が極めて高く、それに伴い威力は作中最強。
外観はPS版同様の筒状タイプのものだが、初代バイオ2のスティンガータイプとは少し違い本作は砲身のみの無反動砲AT-4に近い。
無反動砲のため初代バイオ2であった様な大きな反動なく弾を発射する事ができる。
レオン編でのみ研究所のメインシャフトにて有限のロケットランチャーの入手が可能。こちらは外観は無限弾のものと違い、初代やPS版バイオ3に登場したM202系。
バイオハザードRE3
無反動砲AT-4タイプ | |
入手方法なし | |
クリア後ショップで62.400ptで購入 |
PS版バイオハザード3のリメイク版に登場。本作でも旧作と同じ様(ポイントを使用し入手)な形で入手できる無限ロケットランチャー。見た目はRE2同様、無反動砲AT-4に近い。
難易度スタンダートであれば一部の敵を除いて一撃で倒せ、ボスクラスであっても数発で倒せる高い威力を持つものの…。難易度インフェルノの場合、弾の着弾地点によっては雑魚敵であるゾンビでさえ一撃で倒せず、ハンターγに至っては弱点に直撃させても一撃で倒せない程に弱体化してしまっている。これはコインと呼ばれる武器の威力を上げる等のステータス補正要素を加味した威力に調整されている模様で、武器威力を高めるコインを装備すればそこそこの威力にはなる。
リメイク前のPS版では物語終盤の廃工場で弾数4発のロケットランチャーを入手できたが、リメイク版である本作では有限ロケットランチャーは登場していない。
バイオハザードRE4
RPG-7タイプ | |
チャプター4武器商人から購入 | |
本編クリア後に武器商人から2.000.000ptsで購入 |
PS2版と購入金額に差はあるが入手条件は同じ。また見た目もRPG-7タイプとPS2版と同様。ラスボスを一撃で倒す威力を持ち、旧バイオ4で登場したP.R.L.412がオミットされた事で最強武器としての地位を取り戻す。
バイオハザードリベレーションズUE
RPG-7タイプ | |
Ep7-2制限時間イベント時の特定の場所で入手 | |
INFERNALクリア |
携帯ゲーム機3DSで発売された作品のHD移植版。3DS版と同じRPG-7タイプのロケットランチャー。作中最強。
ただしあくまでジル編でしか使用できず、物語の都合上他キャラを操作する時には使用できない。また本編中でもイベント関係なく弾数有限タイプのものも入手が可能。
バイオハザードリベレーションズ2
RPG-7タイプ | |
入手方法なし | |
Totalのクリア時間3時間以内 |
バイオハザード5と同じくチャプターで区切られた本編の総クリア時間が3時間以内で入手。一部の敵を除いて一撃で倒せる威力を持つ。外観はRPG-7タイプ。
威力はシリーズ通して最弱に近く雑魚的ですら一撃で倒せない場合が多い。ただし連写速度に関しては装填モーションが省かれているためシリーズ最速。威力は低くとも連射速度と合わせ何とか作中最強を維持している。
バイオハザードアンブレラクロニクル
3種類(スティンガー系、筒系、箱系) | |
特定のステージで入手 | |
アーカイブコンプリート |
バイオハザードガンサバイバーに続くガンコンに準ずるコントローラーを使って楽しむガンシューティングゲーム。
四連装ロケットランチャー、ロケットランチャー、対戦車ランチャーの3種類が登場し威力がそれぞれ異なる。本編でも入手が可能だが、アーカイブをコンプリートすると他の武器とあわせ無限化する。
無限化を入手する条件のアーカイブをコンプリートするためには最高難易度Sランククリアが必須のため、無限ロケットランチャーを入手する難易度はシリーズ通しても上位に入る。
バイオハザードダークサイドクロニクルズ
FIM-92スティンガータイプ | |
特定のステージで入手 | |
なし |
アンブレラクロニクルに続くクロニクルシリーズ第2弾で登場するロケットランチャー。本作では本編プレイ時にのみ入手可能な有限武器としての登場のみにとどまる。
見た目はバイオハザード2で登場したスティンガータイプのもの。威力は非常に高いが作中最強ではなく、最強の座はリニアランチャーと呼ばれるチャージタイプの近未来兵器に取って代わられている。
バイオハザードガンサバイバー
M20A1スーパー・バズーカタイプ | |
入手方法なし | |
Sランククリア |
アメリカ軍や日本の自衛隊が使用していたM20A1スーパー・バズーカがモデルのロケットランチャー。作中最強だが装弾数は1発のみ、リロードモーションが発生するが弾数は無限。
本編でも一切登場しない本当の意味での隠し武器。ほぼ全ての敵を一撃で屠る。
バイオハザードガンサバイバー2
アーケードモードクリア後に解禁されるPS2版オリジナルモード「ダンジョンモード」で高スコア2億点以上を叩き出して入手できるロケットランチャー。本編では一切登場せず、PS2でのみ無限ランチャーというかたちでの登場。
バイオハザードガンサバイバー4
ロケットランチャー未登場。作中での最強武器はアンブレラが開発した荷電粒子ライフル。本編ではモーフィアス第一形態を倒すのに使用。最高難易度を最高のクリアランクで終えた場合のみ、2周めの最初から使用が可能に。
バイオハザードアウトブレイク
チャプターシナリオ「決意」でのみ入手が可能なロケットランチャー。威力は高いが、構える度にいちいちしゃがむ必要があるため使い勝手は非常に悪い。
オンライン協力プレイ対応の本作では、そのゲーム性もあり無限武器自体が存在しない。
バイオハザードアウトブレイク2
チャプターシナリオ「突破」でのみ入手が可能なロケットランチャー。外観はアウトブレイクと同じで、構える度にしゃがむ仕様も同じ。こちらもオンライン協力プレイ対応のため無限武器そのものが存在しない。
バイオハザード オペレーションラクーンシティ
バイオハザードアウトブレイク2以来のオンライン対応バイオハザード。ゾンビに支配されたラクーンシティの脱出を目指す協力型のシューティングホラー。
本作のロケットランチャーは、エコー6のミッション3やVERSUSの追加マップで入手可能。オンライン対戦ゲームでもある本作では無限武器自体存在せず。
バイオハザードレジスタンス
バイオハザードRE3に同封されたオンライン対戦ゲーム。本編RE3にてPS時代にあった特定のキャラ、特定のアイテムのみでゴールを目指すサバイバルミニゲーム「マーセナリーズ」とプレイヤーの選択によって物語の進行に変化をあたえる「ライブセレクション」がオミットされた代わりに同封されたゲーム。
サバイバー側でプレイ時、ステージ上に登場するボーナスゾンビを倒すとランダムでドロップする。外観はバイオRE2のATM-4そのまま。段数は1発、作中最強の威力を持つ。オンライン対戦の都合上、当然無限ロケットランチャーは登場していない。