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映画【ファインディング・ニモ】レビューと鑑賞した評価

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捕われた息子を助けるために、引きこもり親父による壮大なロードムービー。

ピクサーが制作する、フル3DCGアニメーションの金字塔。

ファインディング・ニモ (吹替版)

題名:ファインディング・ニモ

公開:2003年

時間:100分

あらすじ:カクレクマノミのマーリンは妻コーラルと卵の世話をしながら、誕生を心待ちにしていた。しかし突然にオニカマスに襲われる。何とか家族を救おうと奮闘するも、マーリンは吹き飛ばされ気絶してしまう。意識を取り戻すマーリンだったが、卵を一つ残すのみで、妻とその他の卵達は姿はない。一つ残された卵に『ニモ』と名付け、マーリンは過保護に育てる。ニモが成長し学校に通う時に、父親への反発心から、一人で人間の船に近づいてしまい、そして人間のダイバーに捕われる。ニモを助けるため臆病なマーリンの壮大な旅が始まる。

 

鑑賞後評価

  物語:★★★★★

  感動:★★★★★

  演出:★★★☆☆

  印象:★★★★

  総合:★★★★

 

フル3DCGアニメーション作品のピクサー5作目の映画作品。2016年には続編の『ファインディング・ドリー』が公開されている。DVDの売り上げ本数が、世界で4000万本以上の超大作。

主な登場人物

マーリン:日本語吹き替え「木梨憲武」

本作の主人公で、ニモの父親。オニカマスに襲われた際の経験がトラウマになり、ニモを過保護に育てる。寝床であるイソギンチャクからあまり出ないため、若干コミュ障。

ドリー:日本語吹き替え「室井滋」

マーリンの旅に同行する。本作のヒロイン。重度の健忘症だが、人間の文字を読む事が出来る。劇中のボケ担当。

ニモ:日本語吹き替え「宮谷恵多」

マーリンの息子。父親に過保護で育てられる。好奇心が旺盛。片ヒレが少し小さいのが特徴でマーリンは「幸運のヒレ」と呼んでいる。

ちなみに、別のピクサー映画モンスターズインクに、
子供のおもちゃとして『ニモ』が出演しているんだ

本編エンディングでもモンスターズインクの一つ目マイクが出演しているよ
見る機会があればチェックしてみて

見所

マーリンは、捕われた息子を助けに行く際に、様々な事を体験をしていく。息子のニモも、捕われた先で、仲間達と共に脱出のため奮闘する。親子それぞれの視点で物語は進んでいき、色々な体験を通じて親子の成長を描いた、王道のロードムービーになっている。

 

登場人物は基本的に魚達になるが、魚類の特徴を残しつつ、同時に表情豊かになるようにうまくデフォルメされたデザインで、その高いCG技術による表情豊かな表現は、まさにピクサー映画の神髄を叩き込まれるクオリティを誇る。2003年公開のため、今から17年前の作品ではあるが、そのCGのクオリティは今でも充分通じるレベル。

観賞後評価

物語・CG・演出の全てが高いレベルで制作されており、17年前の作品とは思えない。キャラクター達の個性も確立されており一貫性があり、すんなり物語に入り込んでいける。マーリンの大海原の旅や、ニモの水槽からの脱出の体験を通じて、親だけでなく子共も成長していく様は、見ていて強く感情移入し、涙なしでは見れない。

日本の吹き替えについては、個人的には芸能人の起用には懐疑的ではあるが、本作においては例外でとてもマッチしており、プロの声優にも劣らない程の演技力がある。鑑賞するのであれば、日本語吹き替えをオススメする。鑑賞後評価は4。