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ファイナルデッドシリーズまとめ 各作の繋がりや6作目は?

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大事故を予知し巻き込まれる事を回避した若者たちが、それでも決して逃れられない死の運命にさらされる大人気サスペンスホラー映画「ファイナルデッドシリーズ」。

今回はファイナル・デスティネーション~ファイナル・デッドブリッジまでの全5作品のあらすじやもう一度見たくなる小ネタなどを一挙ご紹介。

そして2011年で止まっている同シリーズの6作目となる最新作は作られるのか?気になったので調べてみた。

⚠︎ネタバレを含む内容があります。完全未視聴のの方はご注意ください。

 

 

ファイナル・デッドシリーズとは?

簡単にまとめると、ある大事故に巻き込まれ命を落とす運命を回避した若者達だったが、結局は死の運命そのものを回避する事ができずピタゴラスイッチ的な仕掛けで次々と命を失っていくというもの。

そして一度は死の運命を回避した者達は以下の8つのルールに縛られる事になる。

シリーズの共通する8つのルール

1.本来起こる大事故で亡くなるはずだった人間が、予知で複数人回避した場合。予知夢で視た本来亡くなるはずだった順番通りに別の要因で死の運命が訪れる様になる。

2.事故の予知をした人間は、死を回避して以降に白昼夢だったり事故前に撮影した写真だったりと死の予兆を感じる様になる。そして当人にもともとその能力を持っていたのではなく、その事故の予知をきっかけに発現している。

3.死の順番(死のリスト)は、予兆や予知で再度回避する事ができる、ただし、あくまでも先延ばしにすぎず、最後の者まで進むと再び死の運命が循環する。

4.事故に巻き込まれる事を予知にて死を回避した人間は、あくまで回避しない本来の運命であればその事故では決められた順番で亡くなるはずだった。そのため事故に巻き込まれた際に亡くなった順番通りに自分の番が回ってくるまで、他の要因で命を落とすことはない。

死の恐怖に負け自ら命を落とそうとしても、順番でなければ絶対に成功しない。

5.死の予知夢を見て回避するまでの間に取った行動によって、実際に訪れる死の順番が予知夢と矛盾する場合がある。

6.予知で死を回避した者たちとは別の死の運命にある人物が、予知にて死を回避した者に助けらた場合。助けられた人は、本来死んでいる運命のある者が運命通りであれば死んでいた事となる。そのため助けられた人は死の筋書きから外れた存在となり、予知で回避した者たち同様に死の運命が再度訪れる事となる。

7.本来、事故があったとしても死なない運命の者でも死ぬ運命を予知で回避した者と一緒に行動していた場合、死なない運命の者も死ぬ運命の者同様に死のリストに記載され死ぬ運命となる。

8.死の運命にある者に「180」という数字がつきまとう。

航空機事故から始まり高速道路、遊園地のジェットコースターとシリーズを進む毎に毎回違う事故が舞台となるが、そのどれもがこのルールにもとづき物語が展開していくのが本作シリーズ最大の特徴。

逃れられない死の運命を完全に回避する方法

原則として死の運命は絶対であり、どんなに足掻いても回避し続ける事は不可能である。

しかし真の意味で死の運命を回避する(定められたルールから脱却する)には「新しい命」「誰かが代わりの命を差し出す事で、その人物の寿命の分を生きられる」2つの方法が存在するとされる。

 

ファイナル・デッドシリーズあらすじ紹介

第1作「ファイナル・デスティネーション」(2000年)

出典元:ファイナル・デスティネーション本編カーター危機一髪シーン
あらすじ

パリへ修学旅行に向かう学生のアレックスは、飛行機が大爆発して死ぬ夢を見てしまいパニックを起こしてしまう。暴れるアレックスは、当然飛行機から降ろされてしまうのだったが……離陸した飛行機は夢の通りに大爆発を起こしてしまう。

そしてアレックスが暴れた影響で、夢では飛行機に乗っていた他6人も様々な理由で彼と同じく飛行機から降りていた。夢の中では飛行機に乗り事故に巻き込まれ命を落とす予定だったはずの7人に、逃れられない死の運命が迫ってきていたのだった…。

第2作「デッドコースター」(2003年)

出典元:デッドコースター本編OPシーン

前作の生存者の1人クレアが再登場。ファイナル・デスティネーションから1年後の設定で物語上でも直接の繋がりのある続編。前作生存した主人公アレックスはある理由により未登場。

あらすじ

飛行機事故から1年後。友人たちと海へ行くため車を運転していたキンバリーは、これから入る高速道路で起こる大規模な玉突き事故に巻き込まれ、自分を含む大勢の人間が死ぬ白昼夢を見てしまう。

白昼夢で見た通りに進む現実を前に、不安を覚えたキンバリーは高速道路の入り口で車を止めて塞ぎ後続車が事故に巻き込まれないようにした。

後続車に乗る人達がキンバリーに文句をいう中、目の前で玉突き事故が発生し多くの車が炎に巻き込まる光景を目にし押し黙る結果となる。

しかし1年前の飛行事故同様、玉突き事故を回避した者たちに死の運命が忍び寄っていたのだった…。

第3作「ファイナル・デッドコースター」(2006年)

出典元:ファイナル・デッドサーキット本編OPシーン
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物語自体は前作からの直接的な続編ではないが、第1作の180便航空事故は有名で周知された時間軸上は同一の世界観。

また未公開シーンでは前作の生存者達のその後が伺える。前作で不評だった死のリストから回避する方法「新しい命」のルールは無いものとなる。

あらすじ

ハイウェイ事故から5年後。高校の卒業イベントで訪れた遊園地のジェットコースターに乗ったウェンディは、これから起こる脱線事故の予知夢を見てしまう。

とてもリアルで凄惨な予知夢によりパニックを起こしたウェンディは、10人の仲間たちと共にジェットコースターを降りる事となった。

直後、ウェンディ達が乗るはずだったジェットコースターで大事故が起きた。間一髪で助かった10人だったが、本来死ぬはずだった運命がウェンディ達のもとに訪れるのだった…。

第4作「ファイナル・デッドサーキット 3D」(2009年)

出典元:ファイナルデッドサーキット本編不安を感じるローリ

本作は過去作との直接的な繋がりはないが、本作の事故現場がマッキンレー・スピードウェイという事から、前作のマッキンレー市と同じ街が舞台の物語ではある。

当時はファイナルデッドシリーズ初の3D仕様も話題になった。死を回避した若者達を襲う超常現象の3D演出は首が寒くなる迫力の一言。

あらすじ

壮絶な遊園地での事故から数年。大学生のニックは恋人や友人たちとサーキット場の観客としてレースを楽しんでいた。

純粋に楽しんでいたニックだったが、突如としてサーキット場で起こる大事故の白昼夢を見てしまう。

かつての者達と同様に予知夢で事故を回避したニック達だったが、死の運命は彼らを見逃すはずもなく…。

第5作「ファイナル・デッドブリッジ」(2011年)

時系列上は第1作へと直接繋がる物語。第3作で削除された死のリストから逃れる方法「新しい命」に代わる別の方法が示唆された事により、死のリストとの戦いとは違う別の戦いも勃発する。これにより主人公は…。

あらすじ

会社の研修旅行中だったサムは、巨大な吊り橋を渡ろうとするバスの中にいた。そしてサムは自然災害により吊り橋が崩れ、渡ろうとしていたバスが巻き込まれる予知夢を見てしまう。

パニックになったサムは危険を知らせると、恋人のモリーを連れ橋から避難、サムの予見を信じた8人の社員が事故に巻き込まれず生き延びる事ができた。

しかし時間が経つにつれ、生き残った社員は死のトラップの餌食となる。そんな中、謎の男に死の運命から逃れる方法を聞き出すが…。

 

そしてファイナル・デスティネーション6の制作はあるのか?

2011年で止まっている同シリーズだが、果たして6作目は作られるのか?そしていつ公開されるのか?

結論から言うと、2023年11月以降にディティネーション6の企画が本格始動する。早くて2025年にはファイナル・デゥティネーション6が公開させる可能性も。

人気ホラー映画『ファイナル・デスティネーション』シリーズの最新作(タイトル未定)は、全米脚本家組合(WGA)と全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)のストライキが終結しだい本格的に動きはじめるようだ。シリーズの生みの親である脚本家のジェフリー・レディックが明かした。

レディックが語ったところによると、「6作目は緻密に計画されている」とのこと。WGAとSAG-AFTRAのストライキが落ち着けば「準備は整う」と語られている。

引用元:https://theriver.jp/final-destination6-after-strike/

ここでいうストライキとは、2023年7月に起こった「AI」に対する保護策を訴えたもの。そしてスタジオ側と暫定合意に達したのが2023年11月。

[ロサンゼルス 8日 ロイター] - 米俳優組合(SAG─AFTRA)は8日、賃上げなどを巡りハリウッドのスタジオ側と暫定合意に達したと発表した。これを受け、全米脚本家組合(WGA)に続き、約4カ月にわたったストライキが終結に向かうことになる。

引用元:https://jp.reuters.com

映画の制作企画は例え公式に発表してても、採算その他の理由で頓挫する事もある。ファイナルデッドシリーズには今も根強いファンも多いため、計画が順調に進む事を切に願うしかない。

もう一度観たくなるファイナルデッドシリーズの小ネタ

もう一つのエンディング

BD/DVDに特典映像には、第1作「ファイナル・デスティネーション」のもう一つのエンディングが収録されている。

その内容は「アレックスはクレアを救うため高圧電線を握り締め、それにより命を落とす。時は移りクレアが事件の飛行機が離陸した時刻だった9時25分に男児を出産、アレックスと命名。カーターも生き残る。」というもの。

劇場公開版は、上記のエンディングが不評だったため撮影しなおしたものが使用されている。

第2作で登場した死の運命を回避する「新しい命」のルールは、この没エンディングのクレアは生き残り新しい命を産んたアイデアが元ネタと思われる。

第5作目は第1作目の前日譚

第5作目「ファイナルデッドブリッジ」ラストで、死の運命を回避した主人公とその恋人がパリへ行こうと飛行機に搭乗した際に若者がパニックを起こして揉めている姿が映る。

このパニックを起こしている若者は、第1作に登場した主人公アレックスである。つまり第5作は第1作の前日譚でもある事がわかる。この時騒ぐ若者達のシーンは第1作の撮影映像を合成で処理したものが使われている。

またデッドブリッジでは時代背景を第1作に合わせるため、携帯電話はスマホではなく第1作時点で主流だった折りたたみ式の携帯が使われたり、主人公が観ていた研修ビデオがVHSとしっかりと伏線が張られていた。

各作品の繋がりを示す生き残った主人公の末路

第1作目主人公「アレックス」

2作目開始までに落ちてきたレンガが頭に当たり命を落としている。第2作目では、この時に生存していたもう1人の主人公クレアが登場するが…。

第2作目主人公「キンバリー」

第2作で判明した死のリストから除外されるためのルール「新しい命」により作中では生存エンドを迎えたキンバリーだが、エンディングから4年後、バーク警官と偶然再会するも共々木材粉砕機に巻き込まれ命を落としている。

直接映画内で語られるわけではないが、第3作目のファイナルデッドコースターのDVD特典に収録された未公開シーンにて、その事を書いた新聞記事が映り込む。

それによると2人は偶然ブライアンの父の農場近くで再会。しかし近くにあった木材粉砕機にキンバリーのコートが絡まり、バークはそれを助けようとし2人共々…といった模様。(第3作ファイナルデッドコースター映像特典(新聞記事場面))

何かと強調される180という数字

第1作「ファイナル・デスティネーション」は、元々アメリカで発生した実際の事故「航空800便墜落事故」からインスピテーションを得て「Flight180」というタイトルだった。しかし、タイトルは途中で変更されている。

タイトルに付けられた180という数字は消えてしまったが、作中ではこの数字が何度も登場しており。

作中で登場する180という数字(一部)

ファイナルデスティネーション 事故にあう飛行機「180便」
ファイナルデスティネーション ベッドわきの時計の数字「180」
ファイナルデスティネーション カーターにぶつかる看板の反転した文字「180」
デッドコースター OPの事故シーンで登場するパトカーの警察無線「180」
デッドコースター 道路工事を知らせる標識「180ft」
ファイナルデッドコースター 081のカーナンバー(鏡に映ると180に)
デッドサーキット サーキットのクラッシュ事故に巻き込まれる客席エリアが「180」
デッドブリッジ 研修ビデオが流れるモニターに「180」の数字

現実に起こったファイナル・デスティネーション

現実の2009年に起こったエールフランス447便墜落事故。この事故で乗員乗客228名全員が亡くなっているが、ただ一人乗り遅れにより事故を回避したイタリア人女性が存在した。

まさに映画と同じく「死の運命」を回避したと言っていい。

しかし、彼女はこの翌日、車で自宅へと向かっている最中、対向車のトラックと正面衝突し命を落としている。

まさに映画と同じく「死の運命」が訪れたとも言っていいかもしれない。

参考資料:仏墜落機(AF447)に乗遅れ、命拾いしたイタリア人女性、交通事故で死亡 | 世界の三面記事・オモロイド

 

死のリストを回避する方法の真偽

劇中で示された死のリストから除外されるための2つのルール。しかし実際にこのルールで生き残った者は存在しない。

そのためもともとこのルール自体に信憑性がないのではないか?ここでは死のリストから生き残る2つのルールについての有効性をちょびっと考察。

死のリストを回避するルール「新しい命」は、有効なのか不明のまま削除された

第2作目でキンバリーは自分が一度命を落とし、その後に蘇生される事で「新しい命」の条件を満たす作戦を決行するも第3作目にて2作目後に死んでいた事が判明している。

第3作目以降のシリーズではこのルールが不評だったため無かった事にされているため、本当にこのルールは有効なのか、また新しい命とはどういう解釈なのかは不明なままとなってしまった。

誰かが代わりの命を差し出す事で、その人物の寿命の分を生きられるの真偽

第5作品目サムはピーターを◯し、代わりの寿命を得る事に成功する。同じく死のリストに記載のあるネイサンも結果としてロイが身代わりとなり寿命を得ている。

その後、劇中では死の運命にあったサムとサイモンが生き残るも、サムはその後のパリ旅行に行く際の飛行機事故で命を落とし、サイモンも飛行機事故の破片に当たり命を落としてしまっている。

これは貰った寿命そのものが短命だった事が劇中で示唆されているため、あくまで貰った寿命そのものが短命だったとも解釈できる。

しかし劇中でサムとサイモンがほぼ同時に亡くなっており、各々が貰った寿命が等しく短いとは考えずらい。

そのため死のリストを回避するルールそのものが、ルールを教えてくれた人物の勝手な解釈である可能性がある。

そうだとするとファイナルデッドシリーズに生き残る術は存在せず、どうあがいても絶望の未来しかないという事になります。

ファイナル・デッドシリーズ、もう一度観るなら。

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