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京都府のきさらぎ駅「すたか駅」の都市伝説とは?

 

 

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歴史ある建造物が数多く存在し、一大観光地ともなっている「京都」。

この京都には、きさらぎ駅同様この世に存在しない異界の駅もまた存在する。今回は京都で目撃された異界駅「すたか駅」について、怪談話の概要、きさらぎ駅との関係などをご紹介。

 

異界駅の代表格「きさらぎ駅」概要

2004年にインターネット掲示板に投稿された、実在しない鉄道の駅で体験した不可思議な体験談が発祥の都市伝説。

投稿者が新浜松駅から乗った電車が、路線上に本来存在しない駅「きさらぎ駅」に停車してしまう。投稿者は電車から降り駅の外へと出るも、そこは人の気配のない草原だった。怖くなった投稿者は電話などで助けを求めるが、誰もまともに取り合う事はなかったとの事。その後、近くを通りかかった車に乗せてもらうのだが、そこで書き込みは終了してしまい、以降投稿者の安否は不明なまま現在に至る。

投稿者の書き込みが臨場感に溢れており謎も多かった事から、場所の特定や考察でネットは盛り上がりを見せた。その後、きさらぎ駅に似た「異界に存在する駅」についての書き込みが、次第に増え出していった。

これから紹介する京都府にあると言われる駅「すたか駅」も、そんな異界に存在する駅「異界駅」の一つに入る。

 

京都府の異界駅「すたか駅」

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すたか駅の事が語られる様になったのは2011年11月のこと。インターネット掲示板「2ch」のオカルト板に「2日前に不思議体験したんですが、もしかして昔話題になった「きさらぎ」駅的なものか?!と思ったので書かせていただきます。」という書き込みが発端となる。

31 :本当にあった怖い名無し2011/11/10(木) 21:09:33.17 id:IS9z2Fe1O

2日前に不思議体験したんですが、もしかして昔話題になった「きさらぎ」駅的なものか?!と思ったので書かせていただきます。京都駅からJR線に乗っていて、長岡京で降りようと思ってたのに寝ていて、起きたら丁度ドアが閉まって長岡京を出発するところでした。
仕方がないので引き返そうと思い、次の駅で降りた。降りてから気付いたんだけど、こんな駅あったっけってくらい寂れた無人駅だった。
駅員さんいないし、外灯ついてはいるけど薄暗いし。
印象的だったのは改札出たとこにある大きな鳥居。

この書き込みから、すたか駅で投稿者の身に起こった不可思議な出来事が書き込みされていく。

投稿者が書き込んだ主な内容として

・携帯の電波が届かなく、時刻表や駅員が存在しない駅だった。

・駅の看板に「すたか」と書かれていた。

・一緒に降りたおばあさんがベンチで座っていた。

・そのおばあさんに次の電車について聞くと「じきに来る」「タマヒメが泣いているからゆっくしていき」「終わりの国は捨てろ」「ユスド」と意味不明な単語を話した。

・遠くに小学生ぐらいの子供がこちらに向かって手を振り、そのままどこかに走り去ってしまった。

・小学生が居た場所には「お守り」が落ちていた。

・それを手に持っていると、ベンチのおばあさんが「渡しておくからばんばにおくれ」と言うので渡した。

・牛の鳴き声か聞こえてくると、おばあさんは駅から出て行ってしまい、代わりに先ほど見かけた小学生ぐらいの男の子が姿をあらわす。

・男の子にお守りをおばあさんに渡した事を伝え、嫌そうな顔をするので謝罪し許してもらう。その男の子は投稿者の手を引いてどこかに連れて行こうとする。

・電車を待たないといけないと伝えるも「電車は来ない!」と強い口調でしゃべり、そのまま連れて行かれると橋にたどり着く。

・橋につくと子供が「戻っちゃだめだよ!バイバイ」と言い、どこかに言ってしまう。

・投稿主は(連れ回して最終的に放置かよ)と憤るも、橋の先に輝く光へ向かって歩いていく。気がつくと「長岡天神京駅」にたどり着いていた。

この様な不思議な体験談が投稿されると、スレ住民は考察や物語の感想の書き込みで盛り上がりを見せる。

38 :本当にあった怖い名無し2011/11/10(木) 22:34:49.91 id:RT8M84R0O

393->404までを読んでみたらいいかも子供は御守り落としたんじゃなくて>>31さんにあげるつもりだったんだろうね
で、死神だったお婆さんに渡してしまったから嫌な顔したんだときっと疲れて寝てしまい電車内にいた死神に連れてかれそうだったのを助けてもらったんだろうね読んでてそんな気がした

41 :312011/11/10(木) 23:21:41.41 id:IS9z2Fe1Oおおおお!
何か色んな考察出てて興味深く読ませていただきました。とりあえずは、お守りの子が助けてくれたのかなぁ…と。
自分でもこの不思議な出来事がとても興味深いです。しかし手掛かりが無く…。

結局詳しい事は不明なまま、10年以上経った現在でも京都府内に存在する実在しない駅「すたか駅」としてネットで語り継がれている。詳しい投稿内容が気になる方は、下記リンクにその書き込みがまとめられているので読んでみても面白いかも。

事の真相と他の異界駅との類似点

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存在しない駅として一番有名な「きさらぎ駅」だが、今回紹介した「すたか駅」は、このきさらぎ駅と少し関係しているのではないかとされている。それは、とある掲示板で投稿された話「かたす駅」という存在が関係する。

このかたす駅は、2011年「ほんのりと怖いスレ」に投稿された「皆さん、きさらぎ駅って言う駅を知っていますか?」という前置きで投稿が始まった怪談に登場する駅名である。

この投稿者は、福岡から久留米に電車で向かう途中で、以前ネットで噂された「きさらぎ駅」に停車した時の体験談を語った物で、その駅看板にきさらぎ駅の隣駅として書かれた駅として「かたす駅」という名が登場した。

そして今回紹介した「すたか駅」であるが、別の投稿者が投稿した「かたす駅」という存在と同一の存在ではないかと考察されている。それは文字の読み方であり、現代の日本人は横文字を左から読むのが常識となっているが、ひと昔前では横文字は右から読む事も多かった。

そう2011年に登場した「かたす駅」、現代の読み方ではそのまま「かたす」と読むが、昔基準で読むと「すたか」となる。この事から両者の存在は同一の物、または「かたす駅」という存在しない駅にインスパイアされた投稿者による駅名を意識した創作物のどちらかではないかと噂されているが…。本記事にリンクで紹介している記事「第2523話 すたか駅」でのコメント一覧では、おおかた「他の怪談に刺激を受けた創作物」としての意見が大勢を占めている。

とはいえ、深夜に京都駅から長岡京へ向かう際に注意されたし。この世に存在しない駅で降りてしまえば、この駅で降りた投稿主と同じ様に、子供の助けがあるとは限らないのだから…。

 

終わりに

今回紹介した異界駅「すたか駅」のほかにも、この記事でも触れた「きさらぎ駅」「かたす駅」さらに「はいじま駅」「ひつか駅」など多岐に渡って語られている。各地で語られる異界駅の存在だが、とりわけ「きさらぎ」発祥となった静岡県に多い事も、この駅にまつわる都市伝説での特徴の一つだろう。

ちなみに静岡県には「きさらぎ」と「かたす」のほかに「やみ駅」「つきのみや駅」「とこわ駅」なる異界駅があるとされている。

関東地方に存在する異界駅の紹介