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映画【THE・CORE(ザ・コア)】レビューと鑑賞した評価

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世界を襲った「地球の核(コア)停止」

それは宇宙の脅威から生物を守っていた「電磁場の消失」を意味していた。

この未曾有の危機に人類は、地球のコアへと潜行する事になる。

ザ・コア (字幕版)

題名:THE・CORE(ザ・コア)

公開:2003年

時間:135分

あらすじ:午前10時30分、1人の男が商談のため会議室に向かった。これから商談を開始する時に、意識を失い倒れてしまう。それと同時に、広範囲に渡って続々倒れる人々、街は混乱に落ち入っていた。一方シカゴ大学にて授業を行っていた「ジョシュ・キーズ」の元に国家機関の人間が訪れ、ある場所まで来る様にと依頼し、そのまま案内されていく。案内先に着いた「キーズ」は友人「コンラッド・ジムスキー」博士と合流。そのまま、倒れた人達が眠る安置所に案内される。「キーズ」は一目見る事もなく、倒れた人々の共通点は「ペースメーカー」の装着者だという事を見抜く。「キーズ」が原因を突き詰めている中、世界各地でさらなる異常事態が起こり始める。宇宙から帰還する「スペーズシャトルの電子機器の異常」突如として起こった「鳥達の暴走」。その事件を耳にした「キーズ」は「流動している地球の核(コア)停止による磁場の喪失」だと突き止める。それが意味する事は、太陽からの放射線を防いでいた磁場の喪失により、人類は1年で絶滅する未来だった。アメリカ政府はこれの解決のため、地球の地下3200キロに潜行し、核爆発によるコアの再始動の作戦を決行する。

 

鑑賞後評価

  物語:★★★☆☆

  緊迫:★★★☆☆

  演出:★★★

  印象:★★★☆☆

  総合:★★★☆☆(3)

⚠物語の核心についてのネタバレは無いですが、それ意外の多少のネタバレは含みます。まだ視聴していない方は注意して下さい。

紹介

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たいていの人類滅亡系の映画は、地球外の「外的要因」が原因が多い。そんな中で、地球自体の「内的要因」が原因での危機を描いた映画は珍しく、面白いテーマを扱った作品になっている。

登場キャラクターの「負けを知らないエリートの挫折」もテーマとしてあるため、その葛藤や心情が良く表現されていて、感情移入しやすい。

見所

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6人のメンバーで地下3200キロまで潜行していくのだが、ある人物の成長と覚悟を示す場面が心に響く。その人物は、ナルシストで自分の命が一番大事と豪語してやまないのだが、いざとなったらその考えを180度替え、人類を守るために奮闘する姿は感動する。

地下空洞にマグマが押し寄せるシーンや、辺り一面水晶に覆われている地球内部の幻想的なシーンは、そのスケールの大きさも合わせて劇中きっての見所の一つ。

難点

地球の中心に潜って行くために「潜地艦」に乗って行くのだが、地中のため基本的は船に窓は付いていない。超音波で得た情報をCG処理した映像で確認して進むため、地球の内側のマグマの海などの神秘的な映像を船内から見る事ができない。そのため劇中は基本的に船内のシーンになってしまう。そのため、地球の中を奇麗なCG等で表現されているだろうと期待して見た分、ちょっとガッカリした。その点が唯一の不満点。

 

観賞後評価

物語の展開・演出などは可もなく不可もない普通の作品。地球のコアが停止してしまった原因も劇中では判明するが、その理由もまぁ普通。地球のコアへ潜るという面白いテーマにも関わらず難点であげた通り、その神秘的な場面を生かしきれていない。見所の一つであったマグマが降って来る場面は圧巻だったが、拙いCGのため魅力もあと一歩進めたはず。観賞後評価は★(3)