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【15選】となりのトトロに隠された怖い都市伝説や裏設定・豆知識集

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♯となりのトトロの裏設定・豆知識・怖い都市伝説

となりのトトロ [DVD]

今や昔の日本を描いたジブリ映画「となりのトトロ」。

見ていると何処か懐かしい感覚を思い出させてくれる名作アニメ映画だが、その制作や物語の裏には隠された裏の設定や都市伝説が今なお語り継がれている。

今回は、そんな「となりのトトロ」にまつわる裏設定や豆知識、さらに怖い都市伝説を15選ご紹介。

 

 

映画「となりのトトロ」のあらすじ

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スタジオジブリ公式サイトより:http://www.ghibli.jp/

ある年の初夏、小学生のサツキと4歳の妹メイは、母親の療養のため父親を一緒に農村へ引っ越して来る。かなり古い家にサツキとメイと父親の3人は協力しあい荷物や家のかたずけを行うが、そこで不思議な「真っ黒の怪異」に遭遇する事となった。

サツキ達は、その時の体験を施設で療養中の母親へ報告、母親の「自分もオバケに会いたい」という言葉にサツキとメイは母親と一緒に暮らす日を心待ちにする様になる。

そんなある日、父親は仕事の執筆作業、姉のサツキは学校と独りになったメイは周辺を1人で遊んでいると、ある不思議な生き物を発見する。自分を見て逃げる生き物がおかしくて、メイはその後を一心不乱に追いかけていく。するとある空間に迷う混んでしまい、大きな生き物「トトロ」と出会うのだった。

不思議な体験をサツキに語って数日、知り合いの所で取れたトウモロコシをメイが母親に届けようとした際に迷子になってしまった。サツキや、農村の人達で必死にメイを捜すも見つける事ができずにいた。

サツキはメイから聞いた不思議な生き物「トトロ」の助力を借りるため、妹から聞いたトンネルを「トトロに会いたい」強い気持ちで抜けて行く。すると、メイと同じく不思議な空間へ辿り着く。そこには「トトロ」が寝ており、その姿を見たサツキは不安から泣いてしまった。

トトロはそんなサツキの姿に困惑するも、彼女の涙を拭いてある場所へと連れて行く。そこでトトロは「猫バス」を呼び、その生き物にサツキを乗せる。猫バスの行先表示がメイとなり、猫バスは迷子になったメイのもとに辿り着き、2人は猫バスの力を借りて療養中の母へトウモロコシを届けたのだった。

 

となりのトトロの10の豆知識や裏設定

豆知識:もともとの主人公の女の子は一人っ子だった!?

映画に出て来る主人公の女の子は「サツキ」と「メイ」の姉妹が有名だが、企画段階において主人公の女の子は「サツキ」一人だったという設定が存在する。

この事は後の制作秘話で語られており、その証拠に公開予定に合わせて先行して制作された映画のポスターには、サツキとメイの特徴を合わせた様な女の子が描かれているのだ。

となりのトトロ [DVD]

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  • 発売日: 2014/07/16
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本記事では、Amazonリンクの商品画像を使用しているが、そこのパッケージに描かれた女の子をよく見てほしい。

私たちの知っている「サツキ」「メイ」の両方の特徴を持つ女の子がトトロの隣に立っているのがわかる事だろう。

これはサツキの妹メイが追加される前のデザインであり、それが現在まで名残りとして使用されているのである。

裏設定:姉妹の名前はどちらも「5月」を意味している

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スタジオジブリ公式サイトより:http://www.ghibli.jp/

本来であれば、トトロと邂逅する女の子は「5歳」の「サツキ」ただ1人の予定だった。だが、宮崎駿監督の思いつきにより、姉妹が登場するという構想に変更される事になる。その際に12歳のサツキと4歳のメイの2人が登場する事になった。

その際に元々の主人公「サツキ=皐月(5月)」にちなんで妹の名前は「メイ=May(5月)」と命名された。

さらにこの思いつきにより、公開予定に合わせて先行制作されたポスターに映っている本編に登場しない女の子の姿が残る事となった。

豆知識:日本公開から30年の時をかけて2018年中国で劇場公開される

日本と中国の関係は一言で言い表せない程の複雑な関係がある。

発信されるメディア情報に対して強い制限が存在する中国において、日本の映画を公開する事は2国間の関係の影響を受け易い。

そんな中であったが、2018年に初めて「となりのトトロ」が中国で公開された。

30年以上前の古い作品であるため、公開について強い不安があった。しかし、そんな映画関係者の不安を吹き飛ばす様に「約27億円」という大ヒットを飛ばす事に成功している。

豆知識:サツキが作る弁当のモデルは宮崎家の弁当

スタジオジブリ公式サイトより:http://www.ghibli.jp/

本編でサツキが作るお弁当の中身は「ごはん・梅干し・ゆで豆・めざし」の4種類だが、これは当時の食事事情をリアルに反映させたもので、しかもこのお弁当のモデルは宮崎駿が子供の時に食べたものがモデルとなっていると言われている。

裏設定:もののけ姫に登場した森の妖精「コダマ」が後に「トトロ」になった!?  

スタジオジブリ公式(もののけ姫コダマ):http://www.ghibli.jp/

もののけ姫の劇中において、首をとられ暴走した「シシ神」により、森の命は際限なく吸われ出されてしまう。そしてアシタカとサンの活躍により「シシ神」の暴走を止め、際限なく命を吸い出す事を止める事に成功する。そして「シシ神」が吸い込んでいた「命」が荒廃した森に広がり緑が戻るのだが、命を吸われていく過程で森の妖精「コダマ」が続々と消滅してしまう。

そして、物語エンディングにおいて生き残った1匹の「コダマ」が森に佇む所でもののけ姫という物語の幕は閉じる。

この時に森に残った1匹の「コダマ」が数百年後、となりのトトロにおいてサツキとメイが出会う「大トトロ」になっている…という都市伝説がある。

 

 

スタジオジブリ公式サイトより:http://www.ghibli.jp/

この噂の出所として、実際に宮崎駿監督がある著書において収録された会議の記録「ある発言」から広まっていったのだ。

「チビで1匹でいいから、コダマがノコノコ歩いてるやつ、最後にいれてくれって。それがトトロに変化したって(笑)。耳が生えてたっていうの、どうですかね。そうすると首尾一貫するんだけど」

引用元:「もののけ姫」はこうして生まれた。

このような事を言っている。あくまで雑談の雑談の一つに過ぎず公式の設定かは不明であるが、宮崎駿監督自身が少なからず、となりのトトロともののけ姫の繋がりを抱いていた事は間違いない。

豆知識:サツキたちが引越してきた家の秘密

スタジオジブリ公式サイトより:http://www.ghibli.jp/

この設定は物語本編から脱線しているため語られる事はなかったが、サツキ達が引っ越してきた家は結核患者用の療養場所として建てられた家だったという設定が存在する。

その設定の名残りとして、和室がメインとなる生活場所とは異なり、併設される形で出っ張った日当たりの良い洋室が作られている事や、家の周囲が見晴らしよく広がっている庭になっており、生活道路から距離が離れた場所に家がある事が上げられる。

また2001年に発行された宮崎駿監督へのロングインタビューが収録された「ロマンアルバム となりのトトロ」では以下の様に明かしている。

—— あの引っ越してきた家ですが、あれは入院しているお母さんが退院してきたとき、空気のいい場所に住むために引っ越したと考えていいんでしょうか?

「ええ、そうです。そのため以外は考えられないですよ。ああいう日本家屋と洋間をつなげた家は、昔はよくあったんですよ。実は、あの家はまだ半完成、全部出来上がってはいない家なんです。庭にしても、ちゃんとした庭を作ろうと思ってたんだけど、ちゃんと作らないうちに、家が用なしになってしまった……ようするに、病人が死んでしまった家なんです」

引用元:ロマンアルバム となりのトトロ

豆知識:となりのトトロ海外版ではお風呂シーンは全面カット

スタジオジブリ公式サイトより:http://www.ghibli.jp/

ディズニー経由で世界に知られるジブリ映画「となりのトトロ」だが、海外上映される際に本編のあるシーンが全面カットされてしまっている。

それはサツキたち家族が一緒にお風呂に入るシーンだ。

実は父親と娘が一緒にお風呂に入る事自体が、特にアメリカでは明確な虐待行為と認定されてしまうからである。日本ではよくある団欒シーンも、一歩国の外に出れば通用しせず漏れなくカットの憂き目にあっている。

都市伝説:サツキの母親が入院している原因

スタジオジブリ公式サイトより:http://www.ghibli.jp/

本編では母親の入院している理由が語られる事はなかったが、実は裏の設定として母親が入院している原因は結核を患っている説がある。

この考察に対するポイントとして

・サツキたちが引っ越してきた家が療養用の家である事。

・母親の入院している病院のモデルが、埼玉県所沢市の八国山にあった七国山病院であり、ここが結核患者を受け入れた療養施設である事。

が上げられる。このポイントが根拠となって、現在ではサツキの母親の病気は結核であるという都市伝説が囁かれているのだ。

豆知識:ピクサー映画に出演するトトロ

日本のジブリが制作したアニメ映画「となりのトトロ」に登場するトトロだが、実はアメリカのアニメ制作会社「ピクサー」のとある作品にゲスト出演を果たしている。

その作品は「トイストーリー3」だ。

そしてトトロが出演した該当シーンがこちら。

もちろん無許可で勝手に出したのではなく、あるインタビューでピクサーは以下のことを答えている。

・ピクサーとジブリは長年の友情で結ばれている。

・駿に相談したらおもちゃとしての出演をOKされた。

・トトロの出演は駿へのオマージュだよ。

豆知識:となりのトトロの時代設定は1952年?

となりのトトロの劇中の時代設定は「1952年説」が有力視されている。

一応宮崎駿監督は1953年と明言しているが、作中で登場するカレンダーの日付けと曜日の並びから1953年ではない事が有志によって確認されている。

物語で登場するカレンダーは「8月1日が金曜日」であり、宮崎駿監督が明言した1953年の8月1日は土曜日である。

考えられる可能性は、宮崎駿監督の勘違い、スタッフの作画ミスの2通り。

あくまで劇中に登場するカレンダーの作画ミスが無い事を前提とすると、カレンダーの日付けと合う実際の年代が「1952年」と「1958年」の2つの年になる。

さらにもう一つの絞り込み要素として宮崎駿監督の「となりのトトロはテレビが無い時代」の発言がある。そしてテレビが普及している「1958年」は候補から外れ、残った「1952年」が本作の時代である事が現在の最有力候補のトトロの舞台設定となっている。

 

となりのトトロの5つの怖い都市伝説

怖い都市伝説:となりのトトロ「死神」説

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スタジオジブリ公式サイトより:http://www.ghibli.jp/

森に住む「トトロ」は、北欧における森に住む妖精「トロール」をモチーフにした裏設定が存在しているとされている。

そしてこの「トロール」は、「小さな子供をさらう死神」とも言われている。トトロ劇中において、トトロと初めて出会う人物は「4歳のメイ」であり、そのメイの影響でサツキもまたトトロとの出会いを果たす。

初めてトトロと邂逅を果たした人物が「4歳のメイ」という、モチーフとなったトロール伝承通りである事から、トトロは幼い子をさらう死神ではないか?という噂がある。

怖い都市伝説:サツキとメイ亡くなってる説

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スタジオジブリ公式サイトより:http://www.ghibli.jp/

となりのトトロで一番有名な都市伝説はこの話だろう。劇中に登場する姉妹のサツキとメイは、ある時点を境に生者では無くなっている…というものだ。

そのターニングポイントは、メイがトウモロコシを母親に送り届けようとするも迷子になり、それを心配したサツキや村の人が捜索する場面、川から子供用のサンダルが見つかったシーンになる。

一応、サツキは見つかったサンダルはメイの物ではないとは明言しているが…。ここからが「サツキとメイが亡くなってる説」が考察されていくポイントになる。

サンダルが発見された後、サツキはトトロの住処へ通じるトンネルの前で「お願い…トトロに会わせて」とお願いし、そのトンネルを通りトトロの元へ向かい出会う事になる。しかし、物語序盤においてメイに連れられた際には、このトンネルはトトロの所へ繋がる事は無かった。

この事から、トンネル前でサツキが言った「お願い…トトロに会わせて」の言葉、この言葉こそが冥界へと続く「魂を差し出す契約」になっている…というものだ。

またまたさらに、その後トトロの案内によりサツキは「猫バス」に乗り込み辺りを疾走する。「みんなには見えないんだ」サツキが言うこのセリフの後に、サツキとメイは村の人は元より両親とも会話をする事がない。

そして、サツキとメイは母親の病院にトウモロコシを届ける。母親は夫に向かって「今、その木のところでサツキとメイが笑ったような気がした」と発言、夫が「案外そうかもしれないね」と答え、物語の幕は閉じる。

母親に会いに行った12歳と4歳の幼い少女達が、母を目の前にして直接会わない理由がない。

この事から、サツキとメイはすでに亡くなっており、母親とは会いたくても会えなかった、猫バスとは魂をあの世へ届ける乗り物だったのではないか?という都市伝説が存在する。

怖い都市伝説:となりのトトロのモチーフは狭山事件?

となりのトトロは1963年に起こった狭山事件をモチーフにしてるのではないか?という都市伝説。かなり凄惨な事件なため概要は伏せるが、となりのトトロとの共通点として以下の3点が注目された。

・トトロの舞台となる埼玉県所沢市と狭山事件の狭山市は近い距離にある。

・トトロの主人公は2人姉妹、狭山事件の被害者も姉妹の妹で姉がいた。

・サツキとメイの名前は5月が示す、狭山事件も5月に起きている。

この様な共通点がある事から、一部のネットではとなりのトトロは狭山事件をモチーフとした裏の設定があるのではないか?という都市伝説が囁かれている。

怖い都市伝説:となりのトトロの原作は地獄を扱ったホラー小説だった!?

スタジオジブリ公式サイトより:http://www.ghibli.jp/

この都市伝説は、となりのトトロには原作として「隣のととろ」という小説があったというもの。

この原作と言われる「隣のととろ」の内容は、ある姉妹の地獄巡りがテーマとなっており、トトロは映画の様に可愛らしい姿ではなく正反対の恐ろしい化け物をして描かれているらしいのだ。

とはいえ公式設定上では、となりのトトロに原作はなく、あくまで参考資料として子供向けの絵本「あさえとちいさないもうと」や「とんことり」が用いられている。

また「隣のととろ」をネットで検索しても該当小説「隣のトトロ」は出てこないため、この都市伝説は嘘であると思われるが…。

怖い都市伝説:トトロが棲む森は恐怖の心霊スポットだった!?

スタジオジブリ公式サイトより:http://www.ghibli.jp/

本編においてトトロの住処である森だが、この森は埼玉県所沢市の「塚森」がモデルとなっていると言われている。

本編においてもメイが行方不明になった際にトトロはサツキを助けるため、自身の住む森にネコバスを呼び出すシーンがあるが、この時のネコバスの行先表示は「塚森」となっている(トトロがいる場所へ向かう際に行先表示が更新されるため)からも信憑性は高い。

そんな塚森だが、実は地元でも有名な心霊スポットである事は意外と知られていない。

塚森が有名な心霊スポットである。この事は本編終盤におけるサツキとメイがすでに亡くなっている都市伝説に信憑性を持たせる根拠の一つともなっているのだった。

以上がとなりのトトロにまつわる都市伝説や裏設定・豆知識15選でした。