
1895年に世界で初めて公開されたホラー映画「スコットランドの女王、メアリーの◯刑」から現在で約130年。数多くのハリウッドホラー映画が製作されては、一般視聴者の目や心を楽しませてくれた。
そんな恐怖とスリルを味わわせてくれたホラー作品の中には、シャレにならない現実の恐怖を味わわせてくれる呪われた映画が存在する。
今回は、数多くのハリウッドホラー映画の中から撮影中に不可解な出来事や怪奇現象が語り継がれる「呪われたハリウッド映画」を13作品ピックアップ。ハリウッド映画の物語のあらすじと、実際に起こった呪われたとしか思えない出来事や不可解な現象、怪奇現象をまとめて紹介。
- 呪われたハリウッド映画の裏話13作品
- 呪われた映画一覧
- 関係各所に呪いが舞い降りた「オーメン(1976年)」
- 呪われた映画といえば、この作品「ポルターガイスト(1982年)」
- 実話をもとに制作「死霊館(2013年)」
- 実在する呪われた人形が題材の「アナベル 死霊博物館(2019年)」
- 神と対話したスタッフが出た「パッション(2004年)」
- 呪われた映画の王「エクソシスト(1973年)」
- 呪いは弱いが完成度は高い「インキーパーズ(2011年公開) 」
- 劇中の妊婦と同じ「ローズマリーの赤ちゃん(1968年公開)」
- 実在する呪われた箱がモデル「ポゼッション(2012年公開) 」
- 実在する呪われた家がモデル「悪魔の棲む家(2005年公開) 」
- 主役の後を追う共演者たち「理由なき反抗(1955年公開) 」
- なぜか映画小道具に実弾が「ザ・クロウ(1994年公開)」
- オファー俳優が次々と…「Atuk-アトゥック-(未公開)」
- 呪われた映画の分類と仕分け
呪われたハリウッド映画の裏話13作品
呪われた映画一覧
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映画タイトル
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公開年
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怪奇現象・出来事
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| オーメン | 1976年 | 主演俳優の乗る飛行機に落雷があり、監督が宿泊していたホテルが爆破されるなど不吉な出来事が続く。さらにロケ中には動物園で飼育員が命を落とし、特殊効果担当者も事故に遭って妻を失うという悲劇が重なった。 |
| ポルターガイスト | 1982年 | 出演者の急逝が相次ぐ(ドミニク・ダン、ジュリアン・ベック、ウィル・サンプソン、ヘザー・オルーク)、本物の人骨使用による呪いが噂される。 |
| 死霊館 | 2013年 | 脚本家が電話中に原因不明の雑音や切断を経験し、監督の愛犬が夜通し吠え続けたほか、撮影セットの火災や女優の体に浮かび上がった痣など怪奇現象が報告された。 |
| アナベル 死霊博物館 | 2019年 | セット内の椅子が勝手に動き、時計の誤作動を起こす、ロザリオの十字架が外れるなど奇妙な出来事が相次いだ。 |
| パッション | 2004年 | 主演俳優が肺炎、助監督が落雷に遭う、スタッフの一部が「神と対話した」と言い出す。 |
| エクソシスト | 1973年 | 出演者の急逝、主演女優が怪我で長期療養、セット火災で少女の部屋以外が全焼、プレミア公開直後に教会へ落雷、観客の失神や嘔吐。 |
| インキーパーズ | 2011年 | テレビやランプが点滅し、準備中には誰もいないのにクラップ音が響くなど不可解な現象が起きた。 |
| ローズマリーの赤ちゃん | 1968年 | プロデューサーや作曲家の急逝、監督の妻と胎児がカルトに襲撃される事件。 |
| ポゼッション | 2012年 | 電球の破裂、締め切った撮影スタジオに冷たい風、倉庫火災などが撮影中に発生。 |
| 悪魔の棲む家 | 2005年 | 遺体発見、モチーフとなった事件の発生時間の午前3時15分の怪現象、モデルとなった人物の急逝が続出。 |
| 理由なき反抗 | 1955年 | 青春映画であるにもかかわらず、主演のジェームズ・ディーンが事故死し、共演者も次々と命を落とした。 |
| ザ・クロウ | 1994年 | 主演ブランドン・リーが小道具の銃で事故死。父ブルース・リー出演作にも類似シーン。 |
| Atuk(未公開) | 未公開 | 主演予定だった5人の俳優が事故や急逝。脚本は行方不明に。 |
関係各所に呪いが舞い降りた「オーメン(1976年)」

物語は、6月6日午前6時に「666」の痣を持つ少年ダミアンが誕生するところから始まる。劇中では、この不吉な数字を背負った“悪魔の子”を巡る出来事が描かれる。アメリカで大人気となったホラー映画。
その人気ぶりは映画にまつわるドキュメンタリー「The Curse of the Omen(オーメンの呪い)」が特別に制作される程。そして本作「オーメン」は、撮影前から数々の不可解な現象に見舞われている。主な逸話は以下の通り。
🔮 主な撮影中の不可解な出来事とは…
・グレゴリー・ペックが主演を受けてすぐ、自身の息子が遺書を残す事なく自ら命を絶った。
・グレゴリー・ペックが撮影地のロンドンへ向かう途中、彼の乗る飛行機に雷が落ちる。
・映画のプロデューサーが同じくロンドンへ向かう途中で、ペック同様、自身が乗る飛行機に雷が落ちる。
・ロンドン撮影中、映画監督であるリチャード・ドナーが宿泊するホテルがテロにより爆破される(ドナーは無事)。
・物語中にペックが演じる外交官を襲う設定の犬が、スタントマンに噛みつき大怪我を負わせた。
・動物園でのロケ中に、飼育係がライオンに襲われ亡くなる。
・特殊効果担当者のジョン・リチャードソンが交通事故にあう。本人は無事だった一方、一緒にいた妻がこの事故で亡くなる。
ちなみに飛行機に雷が落ちる確率は、ある統計によると1日7時間飛んだ場合に12ヶ月で1回程度、それが「ある映画」の関係者間で連続で起きる確率はーーもしかしたら「何か」の手引きがあったのだろうか…。
さらにジョン・リチャードソンが事故に巻き込まれ、一緒にいた妻が命を落とした場所が「Ommem66.6km」(オランダの都市であるオンメンまで66.6キロであり)その日は1976年8月13日の金曜日だったーー。
呪われた映画といえば、この作品「ポルターガイスト(1982年)」

スティーヴン・スピルバーグが手掛けたシリーズ作品の記念すべき第1作であり、呪われた映画筆頭の名作「ポルターガイスト」。新興住宅地であるクエスタベルデに引っ越してきたフリーリング一家、その一家に襲い掛かる不可思議な出来事を巡る物語を描いたホラー映画。
本作品もオーメン同様、撮影中に不可解な出来事に襲われている。
🔮 ポルターガイスト出演者を襲った怪奇現象
・映画公開後、フリーリング一家の長女役ドミニク・ダンが元恋人に〇〇され亡くなる。
・続編公開後、牧師役のジュリアン・ベックと祈祷師役ウィル・サンプソンが次々と他界する。
・第3作公開直前、第1作目からシリーズを通して悪霊に狙われる少女を演じたヘザー・オルークが、12歳という若さで突然亡くなってしまった。
補足として、劇中では一家の長男ロビーの部屋に「1988年スーパーボウル」のポスターが映るシーンがあるが、この年号は本作公開後の6年後の日にちとなっている。そして現実の「1988年スーパーボウル」が開かれた翌日にヘザーが命を落としている。この事からヘザーの運命は、劇中ですでに予告されていたのでは?と囁かれている。
さらに、別のホラー映画「悪魔のいけにえ」では小道具として本物の人骨が使われたシーンがある。それに感銘を受けたスピルバーグは、本作「ポルターガイスト」でもプラスティック製の骸骨より本物の方が安いという理由もあり「本物の人骨」が使われている。本作に関わる数々の不可解な事は、この事が原因ではないかとも言われた。
実話をもとに制作「死霊館(2013年)」
死霊館シリーズの記念すべき第1作品。ロードアイランド州の田舎にある古い中古の家を購入し引っ越して来たペロン一家に襲い掛かる恐怖を描いたホラー映画。
実際に存在する心霊研究家のエドとローレンが体験し、その恐ろしすぎる出来事から決して語る事はしない封印された実話を元に映画化した作品。
🔮 撮影中に起こった不可解な出来事
・脚本家がペロン家に電話をかけるといつも雑音がひどく、突然切れてしまう。
・撮影中、監督のジェームズ・ワンの愛犬が夜通し吠え続けた。
・撮影セットで、原因不明の謎の火災が発生する。
・ヒロイン役であるヴェラ・ファーミガの撮影中の撮影画面にカラスの足跡が浮かび上がる。さらに、彼女の太ももにもカラスの足跡の痣ができる。
撮影中にオーメン程の不可解な現象や、亡くなってしまう人こそ出なかったものの、かなり気味の悪い出来事が起こった作品である。
本作がヒットしたため、関係者は不可解な現象に負ける事なくシリーズ作品として続編が制作された。
実在する呪われた人形が題材の「アナベル 死霊博物館(2019年)」
2013年に公開された映画「死霊館」のスピンオフ。ウォーレン夫妻がアナベル人形による災いを防ぐべく、自宅に持ち帰り厳重に封印を施しケースに入れ保管する。それから1年後、ある女性がウォーレン家を訪れた際に、厳重に封印したアナベル人形のケースを開けてしまう。それが恐怖の始まりとなる…。
死霊館シリーズの最新作である本作だが、毎度の事ながら撮影中には不可解な出来事が起こっている。
🔮 撮影中の怪奇現象
・戸締りしたセットの椅子が夜中に動いている事があった。
・取材に訪れたジャーナリストの時計の針が誤作動を起こすも、取材後に自宅へ戻った際には直っていた。
・ウォーレン夫妻の娘役マッケナ・グレイスのトレーラーで原因不明の停電が起こる。
・撮影終盤、グレイスがつけていたロザリオの十字架部分が突然はずれて床に落ちる。
・ジュディ・ウォーレン役のマッケナ・グレイスが撮影のリハーサル中に突然鼻血が出るも、その場を離れるとすぐに血が止まった。
必ず何かが起こると言われるほど、この「死霊館シリーズ」の撮影中にスタッフや出演者が不可解な出来事に遭遇している。まさに「呪われた映画」と言えるだろう。
神と対話したスタッフが出た「パッション(2004年)」
熱心なカトリック教徒であるメル・ギブソンが監督を務め、アメリカ映画でありながらも、出演者全員がアラム語とラテン語で制作された、キリストが磔にされるまでの12時間を描いた作品。
本作はホラー映画ではないが、神聖なキリストを扱ったためか撮影中に不可解な出来事が俳優/スタッフに襲いかかっている。
🔮 撮影中の不可解な出来事
・撮影中、キリスト役ジム・カヴィーゼルが低体温症で倒れ肺炎にかかる。
・助監督のジャン・ミッシェリーニとカヴィーセルが撮影中に落雷にあう。
・撮影スタッフや出演者の一部に「神と対話した」と言い出す者が現れた。
呪われた映画の王「エクソシスト(1973年)」

ホラー映画としての金字塔、後の作品に大きな影響を与えたとされる名作。少女に憑依した悪魔と、始めは懐疑的だった神父による戦いを描いた物語。今までに紹介してきた呪われた映画とは「一線」を画す程に不可解な事件が起こった映画でもある。
まさに「呪われた映画」の「王様」とも言える映画。主な出来事は。
🔮 撮影中の不可解な出来事
・物語上で亡くなる役を演じた主演者ジャック・マッゴーランとバシリキ・マリアロスが、映画公開直前に本当に亡くなってしまう。
・主役であり悪魔に憑依された少女を演じたリンダ・ブレアと母親役エレン・バースティンは背骨に長期的なダメージを負い、療養を余儀なくされる。
・小道具である悪霊のパズズ像が、映画撮影地ではないオーストラリアになぜか到着する。
・原因不明の火事が起こり、悪魔に憑依された少女リーガンのベッドルーム以外が全焼する。
・カラス神父役ジェイソン・ミラーの赤ん坊がバイクに轢かれ入院。
・メリン神父役マックス・フォン・シドーの兄弟が撮影中に亡くなる。
・イタリア・ローマでプレミア上映会を行った直後、映画館前の教会に雷が落ち、十字架が地面に倒れる。
この様な不可解な事態を重く見た配給会社のワーナー・ブラザーズが、悪魔祓いの儀式をまじめに検討し提案したほど。
また、本作を鑑賞中に嘔吐する人や失神する人など出たとの噂も語られる。また当時の精神科医は映画を見て悪霊に憑りつかれたという患者が増え、しばらくの間その人達の対応で悩まされたという話も残っている。
社会的影響が凄まじい正に呪われたハリウッド映画の王。
呪いは弱いが完成度は高い「インキーパーズ(2011年公開) 」

1891年に建築されたコネチカット州に実在するホテル「ヤンキー・ペドラー・イン」を取り扱ったホラー映画。現地では心霊現象が起きるホテルとして有名で、特に初代オーナーが亡くなった「353号室」は、今なお彼女の霊が出ると噂されている。
映画の物語は、当ホテルで働く大の心霊マニアの従業員クレアとルークが、廃業間際のある日に泊まりに来た宿泊客をきっかけに恐怖の体験をする。というホラー映画の王道的な作品。本作の撮影中にスタッフは様々な怪奇現象を体験することになった。
🔮 撮影中の怪奇現象
・撮影中にテレビやランプの明かりが点滅しだす。
・当ホテルに宿泊したスタッフが悪夢にうなされる。
・撮影準備中にクラップ音が聞こえてくる。
撮影中の心霊現象としてはインパクトは弱いが、実際にあるホテルで撮影が行われたり、映画ホステルでの監督イーライ・ロスがX(旧Twitter)で絶賛したなど、呪い抜きにして単体のハリウッド映画としての評価は高い。
劇中の妊婦と同じ「ローズマリーの赤ちゃん(1968年公開)」
ニューヨークに引っ越して来たローズマリーとガイ夫妻は、そこで知り合い仲良くなった隣人にペンダントをプレゼントされる。その後、ローズマリーとガイは子供を作ろうとするのだが、彼女は気分が悪くなり失神してしまう。気を失った中、ローズマリーは悪魔の子供を身ごもる夢とも現実ともつかない体験をし…という物語。
悪魔を扱った作品ゆえか…こちらは撮影中はもとより映画公開後に凄惨な事件が起きている。
🔮 撮影中に起こった不可解な出来事
・プロデューサーのキャッスルが、撮影中に腎不全で入院し亡くなってしまう。
・テーマ曲を手掛けた作曲家のクシシェトフ・コメダが不慮の事故で緊急入院。37歳という若さで亡くなる。
・映画公開から1年後、ポランスキー監督の愛妻と身ごもっていた胎児が、カルト教団に〇されてしまう。
ちなみにこのカルトに命を奪われたポランスキー監督の愛妻だが、当時劇中のローズマリー同様妊娠8ヶ月だった。
このようなことが起こっても、配給会社は1976年に本作の続編を公開した。
実在する呪われた箱がモデル「ポゼッション(2012年公開) 」
ユダヤ人の間で語り継がれる呪われた箱「ディビュークの箱」、悪魔が封印されており、開けた者は封印された悪魔に憑りつかれてしまう。そんな箱をめぐるホラー映画。
実在する箱を題材とした作品で、実際に04年にはオークションでディビュークの箱が落札された。そしてこの箱は所持する人達に何らかの災いを起こしてきており、その実話を基に本作品は制作されている。
🔮 撮影中の怪奇現象
・撮影中の重要シーンでは、なぜか電球が破裂することが多発する。
・防音スタジオでの撮影中、ドアを閉めきった状態にもかかわらずに冷たい風がスタッフの間を駆け巡る。
・再撮影用として、小道具やセットを倉庫に保管中、原因不明の火事により全焼する。
出演者の1人であり、ドラマ「ウォーキング・デット」や「スーパーナチュラル」にも出演したジェフリー・ディーン・モーガンは、雑誌インタビューで「現場では妙なことばかり起こっていた。こんな経験は初めてだ」と語っている。
実在する呪われた家がモデル「悪魔の棲む家(2005年公開) 」

本作の内容は、1974年11月13日午前3時15分ニューヨーク州に住むデフェオー家が、その家の長男ロナルドに惨〇されてしまう。
逮捕後、実行犯のロナルドは「家から発せられた声に操られた」と供述する。その1年後、ジョージとキャシー夫妻と3人の子供たちは、格安になったこの家を購入し引っ越してくる。直後から、様々な怪現象が起こり始め…というもの。本作は1979年に公開された同名映画のリメイク作品でもある。
このロナルドが起こした事件は実話であり、映画は実話をもとにした物語を題材としたホラー映画となる。
🔮 撮影中の不可解な出来事
・撮影が始まる数週間前に、セットを組んだ場所の近くで〇体が見つかる。
・撮影開始後、スタッフの数人が同時に、作中で事件が起こった時間「午前3時15分」に人の気配を感じ目が覚める。
・モデルとなった人物であるキャシー・ラッツが撮影中に肺気腫のため亡くなる。
・実際のジョージ・ラッツが、リメイク版の製作に同意していないと製作側を訴えるも、問題解決前に心臓病で亡くなる。
主役の後を追う共演者たち「理由なき反抗(1955年公開) 」

自身の孤独と苦悩に満ちたバックストーリーと、その迫真の演技によりアメリカでは伝説的俳優であるジェームズ・ディーンの最後の作品。
その刹那的な人生を歩んだ伝説に引きずられてか、この作品に関わった人達が次々と亡くなってしまっている。
映画自体は、家庭や社会に居場所を見いだせない若者たちの葛藤を描いた作品で、ホラー映画と関係ない。
🔮 撮影に関わった人に起こった不可解な出来事
・映画公開前に主役を務めたジェームズ・ディーンが交通事故で命を落とす。
・共演したナタリー・ウッドは、映画公開の数年後に溺れて命を落とす。
・同じく共演者のサル・ミネオも、後に仕事の帰りに暴漢に襲われ命を落とす。
・さらに、ジェームズが最後に乗っていた事故車のパーツを使用した車に乗っていた医師も交通事故により帰らぬ人となった。
なぜか映画小道具に実弾が「ザ・クロウ(1994年公開)」
ハロウィンの夜、主人公のエリックは婚約者のシェリーもろとも5人のギャングに〇されてしまう。エリックは黄泉の国の使者「カラス」の神秘により蘇り、5人のギャング達に復讐をするという物語。
撮影中の不可解な出来事、というよりある親子の映画にまつわる数奇な呪われた運命がクローズアップされる作品であろう。
主演のブランドン・リーが他の俳優が放った映画の小道具の銃弾が腹部に当たり、それが原因で亡くなってしまう。本来であれば映画の小道具であるため、当然中身のない空砲であるはず。しかし何らかの手違いにより、小道具の中に残留していたダミーカートが発射されて事故に。
この事を予言していたのか、ブランドンの父親であるブルース・リー出演の「死亡遊戯」に、現実で起こった出来事と同様の、俳優が小道具に仕込んだ本物の銃弾でやられてしまうワンシーンが収録されていた。
The Crow : 故ブランドン・リーの呪いが解けないと言われるリメイク版「ザ・クロウ」が、撮影開始を目前にして当然また、製作中止が決定 ! ! - CIA Movie News https://t.co/j4ebcN5yBL
— CiaMovieNews (@CiaMovieNews) 2018年5月31日
The Crow : 故ブランドン・リーの呪いが解けないと言われるリメイク版「ザ・クロウ」が、撮影開始を目前にして当然また、製作中止が決定 ! !
オファー俳優が次々と…「Atuk-アトゥック-(未公開)」
呪われた映画『Atuk』…。
— Psycho Queen (@Joker_kill_dead) 2022年6月24日
もう撮られる事はないのか? pic.twitter.com/eFwVBcrvpg
こそこそ裏話
最後に絶望ルートの参考にした『Atuk (アトゥック)』という映画を紹介しておきますね
未公開で終わったおそらくこの世で一番呪われているかもしれないと言われている映画です
1963年にカナダの作家モルデカイ・リッチラーが出版した小説「the Incomparable Atuk」が原作の映画が撮影された。原作自体はホラー作品ではないが、撮影中には今回紹介したホラー映画達にも負けず劣らずの「呪われている」としか言えない出来事が起こっている。
そのためか、撮影を開始したにも関わらず途中で何度も断念、ついに映画は未完成のまま今日に至っている。
🔮 作品に関わる不可解な出来事
・ハリウッド映画「ブルース・ブラザーズ」に出演したアメリカで著名なコメディアンの1人ジョン・ベルーシが、主役の「Atuk」に決定したが、滞在していたホテルで33歳という若さで突然亡くなる。
・ベルーシが亡くなった事でオファーを受けた同じくコメディアンのサム・キニソン。彼は撮影スタジオへ向かう途中で、交通事故に遭い命を落とした。
・主演の2人が立て続けに亡くなった事で一旦撮影は中止。数年後に再度、今度の主役は映画「ホームアローン」にも出演したジョン・キャンディにオファーが…。しかし1994年3月4日に突然の心臓発作で亡くなったことでオファーは白紙に。
・それから数年、一連の出来事を不気味がり、オファーを受ける人がいなく撮影は中断、その後クリス・ファーレイが「気にしない」と主演を快諾するも、薬物の過剰摂取により帰らぬ人に…。
・続く主演としてオファーを一旦断ったものの、スカウトがしつこく出演を承諾したフィル・ハートマン。彼はその後に奥さんに銃で撃たれ亡くなってしまう。
主演が5人も立て続けに亡くなった事で、本作のプロジェクトは完全に凍結。
そして、現在では脚本の行方もわかっていない。もし、脚本が発見されれば、撮影を再開するのか、果たして…。
呪われた映画の分類と仕分け
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分類
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該当作品
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主な怪奇現象・出来事
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| 事故・急逝が相次いだ作品 | オーメン / ポルターガイスト / 理由なき反抗 / ザ・クロウ / Atuk | 出演者や関係者が次々と事故死・急に亡くなり、「呪われた作品」と囁かれる。 |
| 不可解な現象・トラブル | 死霊館 / アナベル / インキーパーズ / ポゼッション / 悪魔の棲む家 | 撮影中に火災・電気トラブル・物の移動など、説明不能な怪現象が報告された。 |
| 宗教・霊的題材に絡む呪い | パッション / エクソシスト / ローズマリーの赤ちゃん | 教会への落雷や、神と会話したスタッフの出現、カルト教団に襲われる。 |
| 伝説級の呪われた映画 | オーメン / ポルターガイスト / エクソシスト | 映画史に残る「呪われた映画」として、今も語り継がれている。 |
以上、ハリウッドの呪われた映画13作品でした。どの作品も映像としての迫力は健在。まずは無料体験を活用して、気になるタイトルからチェックしてみてください。
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