交通事故で重傷を負った主人公は、この世とあの世の狭間を彷徨い歩く事になる。そんな臨◯体験を描いたホラーゲーム「The abyss」。狭間の世界を体験するからこそ、巡る様に変化するシチュエーションや舞台がプレイヤーをabyss(深淵)へと誘う。
今回はそんなホラーゲームのあらすじを紹介。
ダウンロード方法
ak_studioのより公開されている無料のホラーゲームではあるが、制作者を支援したい方は任意の金額を寄付する事もできる。
ダウンロードは下記リンク先より
https://ak-studio.itch.io/the-abyss
容量は約150MB程度。
物語のあらすじ
ドライブ中の主人公に、落石事故が襲いかかる。
深い霧の中を車でドライブしていた主人公は、トンネルを抜けた先で落石事故の被害にあってしまう。気がつくと目の前には無人の救急車が控えており、周囲を見回しても誰もそこには存在しなかった。
人がいないだけでない。主人公の目には、車の運転中には無かったはずの高くそびえる巨大な壁と一つの扉が姿を現していた。
第一の扉
目の前に現れた扉を抜けた先には、この場へ来る時に通った道が広がっていた。進める場所がひとつしかないため、扉の先に広がる道路を歩いて行くのだが、大きな音とともに「顔が骸骨のガタイのいい男」が追いかけて来るのだった…
第二の扉
謎の男から逃げのびた主人公は、目の前に広がる二つめの扉を目にする。その扉に手を掛けるが、鍵が掛かっており先へと進む事は出来なかった。先へと進めない以上、当然来た道を振り返るのだが、そこには今まで歩いて来た道は無くなっており、二つの扉をこしらえたレンガ作りの壁が現れていたのだが…
基本的にこのゲームでは、プレイヤーがある特定場所から視線を外すと「何か」が現れる仕様になっている。画像右の「赤い風車状の物」も、二つの扉のホラー要素を体験した後に出現する「鍵」を入手し振り返ると出現している。
第三の扉
現れた二つの扉を調べて出現した鍵を使い先へと進んだ主人公は、真っ白に広がる空間を目にする。その白い空間を進むと、多数の扉のある建物の廊下へと辿り着く。
廊下の奥には、1体のマネキンの様な物と壁に掛けられた1本の鍵が目に入る。
最後の扉
白黒基調の空間を抜けた先には、古いアパートの部屋に繋がっていた。そこには一台のブラウン管テレビが置いてあり、スイッチを入れると「白い建物のドアを開ける様子を映し出した映像」が流れ出した。そこには1人の少女が映っており、映像が終わると同時に、部屋にあるドアを何者かがこじ開けようする音が響き渡っていたのだった…
終わりに
山沿いの道路から建物の廊下、そして古いアパートの一室と様々な雰囲気を持つステージへと切り替わりながら進んで行くので、短いプレイ時間の割に充実した気分を味わう事ができる作品であった。
このゲームはデモ版になっているため、エンディングを迎えても主人公がその後どうなったかは不明なまま終わっている。物語のもやっと感は残るが、ホラーギミックについては中々驚かしてくれるので、その点は面白かった。