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世界に実在する呪われた絵画【13選】己が血で描いた絵、火災で燃えない絵etc

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絵画の定義とは、物や形や姿を平面上に描き出し表現したもの。

本来は観て楽しみインテリアとして部屋を彩るものだが、作者の情熱か、はたまた絵の魅力か、この世ならざる何かが取り憑き絵の所有者に災いをもたらす「呪われた絵画」が存在する。

今回は世界中で災いを振り撒いた呪われし絵画を13点、実際の画像とそれにまつわる怖い逸話をまとめてみた。

 

 

世界に実在する呪われた絵画13点

苦悶する男/苦悩に満ちた男(The Anguished Man)

出典元:https://en.wikipedia.org/
作者
不明
所有者 ショーン・ロビンソン

イングランド在住のショーン・ロビンソンが祖母の遺品の一つとして受け継がれたことで、本絵画の存在が世に出ることとなった。

ロビンソンの祖母いわく、絵画の作者は不明ではあるが自身の血を絵の具に混ぜ完成させたらしく、作者は絵画完成後に自ら命を断っているとのこと。またこの絵を飾ると不可解な出来事に遭遇するとも言われていた。

ロビンソン本人は、あまり幽霊などを信じないタイプであり特に気にすることなく絵画を引き継いだのだったが…。

・ロビンソンの息子が何者かに押され階段から転落。

・ロビンソンの妻が何者かから髪を触られる。

・家の中で黒い人影を見かける。

・夜中、家の何処かから苦悶する声を聞く。

この様な出来事を体験することとなってしまった。そのためか、オリジナルの絵画はロビンソン本人にしか分からない場所で今は封印されている。

またYouTubeにて、実際にこの絵画を固定カメラで長時間撮影した映像が公開されており、そこには数々の不可解な心霊現象が撮影されていた…というのだ。

コチラが10年以上前に撮影されたオリジナル絵画の検証動画となります。

泣く少年(The Crying Boy)

出典元:http://www.ichijyo-bookreview.com/
作者 ジョバンニ・ブラゴリン(本名ブルーノ・アマディオ)
所有者
不明

1985年、イギリスの南ヨークシャー州で不可思議な火事が頻発し、出火した家に共通するのが焼け跡からブルーノ・アマディオが描いた「泣く少年」の複製画が見つかるというものだった。

しかも家が全焼する様な大規模な火事であっても、なぜか「泣く少年」の複製画だけは焦げ跡ひとつない無傷な状態で発見されていったのである。

この「泣く少年の絵」だけが焼け跡から無傷で見つかる現場を7回も経験したという消防士の証言も残されており、このことが新聞で取り上げられると、恐怖を感じた絵の所有者達から新聞社へと複製画が大量に送られてきたという。

送られた複製画は、消防隊監視のもとで焼却処分されました。しかし複製画は5万枚以上売られています。新聞社に届いていない分は、今なお世界の何処かで…。

恋文の複製(Love Letters' Replica)

出典元:https://www.wday.ru/
作者
リチャード・キング
所有者
テキサス州ドリスキルホテル

アメリカテキサス州オースティンのドリスキルホテルに展示されていた少女の絵画。

1887年、アメリカ上院議員の4歳の女「サマンサ・ヒューストン」は、絵の飾られているホテルメイン階段から転落し命を落としてしまう。サマンサは、飾られたこの絵の少女にそっくりだったという。

それ以来、亡くなった少女の魂がこの絵に入り込んだと信じられ、宿泊客からは絵の少女が現れたという証言やボールで遊んでいる姿が目撃されている。

またこの絵を見続けることで、少女の表情が変化するとも言われている。

可愛らしい少女の絵ですが、どことなく不気味な雰囲気を感じます…。

見知らぬ女(The Unknown Woman)

出典元:https://ja.wikipedia.org/
作者
イワン・クラムスコイ
所有者
トレチャコフ美術館

ロシアの画家「イワン・クラムスコイ」の作品。モデルは不明でクラムスコイは生涯において、日記やメモその他の資料にこの絵のモデルについて言及をする事はなかった。

ただ一つ「見知らぬ女」その一言を残して。

そしてこの絵が個人コレクションになると不可解な出来事が起こり始める事となる。初代オーナーは絵を所有するとすぐに妻に先立たれてしまったのだ。彼はこの事がきっかけとなり絵をすぐに転売してしまう。

2代目のオーナーは火災によりほぼ全ての財産を失う。火災にも関わらず無傷だったこの絵を残して。

そして3代目オーナーも2代目と同じく破産。その後の経緯は不明だが、1925年にロシアのトレチャコフ美術館に収蔵されるまで所有した者に不幸をもたらし続けたと言われている。

 

雨の女(The woman of the rain)

出典元:https://theghostinmymachine.com/
作者
スベトラーナ・テレツ
所有者
不明

この絵の作者である「スベトラーナ・テレツ」は「雨の女」を描き始める半年前から「常に誰かに見られている」という不気味な感覚を抱いていたという。

そんなある日、キャンパスに向かい合うと誰かに導かれる様に、たった5時間という短時間でこの絵を描き上げた。

その後、この絵は売りに出されるも所有者は3回変わっている。その誰もが買ってから不気味な出来事を体験し、作者であるテレツに返却して…だ。

・最初の所有者:本作を飾ってから、常に誰かに見られている感覚を覚え不眠症になる。

・2番目の所有者:本作を飾ってから毎晩の様に女の姿が現れ影のように後をつけてきた。

・3番目の所有者:絵を見ると意識が吸い込まれ、溺れる様な感覚とひどい頭痛に襲われる。

2000年代半ばから、この絵に関する報道はなくなってしまい本作の所有者その他の情報は現在まで不明なまま。

死と子供(Death and the Child)

出典元:https://www.copia-di-arte.com/
作者
エドヴァルド・ムンク
所有者
ブレーメン美術館

橋の上で両手で頬を挟み叫ぶ様子を描いた絵画「叫び」で有名な画家ムンクの一品。

ムンクが5歳の時に結核で母を失った経験、その9年後に妹であるソフィーも同じ病気に苦しみうつ病を発症した経験、本作はその経験をインスピレーションとして描いた作品といわれている。

この作品には、眺めていると少女の目が動いたり母のシーツの衣摺れが聞こえてくるという怪奇現象の噂がついて回る。

何かの音を聞こえない様に耳を塞ぐ少女、果たして彼女は何を聞きたくなくて耳を塞いでいるのか…。

計画は人にあり、決裁は神にあり(Man Proposes, God Disposes)

出典元:https://en.wikipedia.org/
作者
エドウィン・ランドシーア
所有者
ロイヤル・ホロウェイ?

1845年北極諸島で遭難したフランクリン探検隊をモチーフとし、画家エドウィン・ランドシーアが自然の過酷さを表現した作品。

行方不明になったフランクリン探検隊を捜索するため海軍が出動したり、情報提供に懸賞金をかける事で多数の人間が彼らを捜索した。数年に渡る捜索の結果、さまざまな証拠が集まり、それによれば彼らは遭難後に船を放棄、行軍中に飢え亡くなった仲間を食料とした事などが判明。

また捜索中に発見された探検隊の亡骸は政府が引き取り、その実際の亡骸からエドウィンがインスピレーションを得てこの絵を描き上げたとも言われる。

この絵が呪われていると噂されるきっかけは、学生達の間で語られた噂が始まりだ。

それは1920年代に噂される様になり、内容はこの絵の前に座って試験を受けると不合格になる…というものだった。その後、噂は変化していき絵の前に座って試験を受けた者が回答用紙に「シロクマにやられた」と一言書き残し、自ら命を絶ったというに変化した。

やがて噂は学生達の間で信じられる様になり、とある学生が絵の前に座って試験を受ける事を拒否する事態にまで発展。困った大学側は、それから学生が恐怖で混乱しないように絵に英国国旗を被せる様になったという。

タイトル不明「少女の肖像画(仮)」(No Name)

出典元:https://www.mynet.com/
作者
不明
所有者
イギリスの一般人

イギリスの新聞で取り上げられると忽ちSNSで「呪われた絵画」として話題になった一品。

この作品を販売していた店舗には、この絵を見ようと多くの人が訪れたり、他に呪われた一品がないか探す人が続出する事態にまで熱狂は加熱していった。

話題になったきっかけは、店主によると絵は2度売れるもそのどちらも数日以内に返品されて戻ってきた…という発信だった。

店主によると、どうも購入した人にはとんでもない出来事が起こったらしく半狂乱の中、店舗へと商品を戻しにきたそうだ。しかも返金を受け取る事なく急いで店を後にしたらしい。

英国ニュースメディアは、2回目の購入者を突き止める事に成功。この絵を購入し何があったかを聞ける事ができた。それによると。

・絵をリビングに飾ったところ、愛犬が唸り声を上げ、絵に近づこうとしない。

・購入者の母が訪れると、彼女は急に震え出し汗が止まらなくなった。

・絵が家に来て最初の夜に誰かがドアを叩く音が響く。

・購入者のパートナーは散歩中、黒い人影に遭遇する。そして気がつくと背後に。

購入者は怖くなり絵をお店に返品したという。

この絵画は現在お店にはなく、2度目の購入者が再度絵を引き取ったとのこと。インタビューでは「あの絵がもたらす厄災を断ちたい」と語り、邪なるものを断ち切る天然ハーブを一緒に箱の中に封印しているとのことだ。

 

ベルナルド・デ・ガルべスの肖像画(The Portrait of Bernado De Galvez)

出典元:https://commons.wikimedia.org/
作者
不明
所有者
ガルベスホテル

テキサス州南東部ガルベストン島のガルベスホテルが所有する作者不明の「ベルナルド・デ・ガルベス」の肖像画。

絵に描かれた人物は、スペインの軍人で政治家でもあり第5代ルイジアナ総督としてアメリカに援助を行い、またアメリカ独立戦争のペンサコーラの戦いの英雄としても知られる大英雄である。

そんな彼の肖像画をオープン当初から飾っていたガルベスホテルだったが、飾られた当初から従業員や客から「ガルベスの目が追いかけてきた」「絵に近づくと寒気や不安を感じる」という苦情が多く寄せられている。

またこの肖像画に対し撮影許可を得ないと、絶対にカメラに映らないとも言われており、実際に検証しようとカメラやビデオを向けた人がいるが、絶対にカメラに映らずビデオカメラも動かなかったという。

タイトル不明「2つの人形(仮)」(No Name)

出典元:https://www.werewolfradar.com/
作者
不明
所有者
オークション落札者(詳細不明)

ある時、インターネットオークション「eBay」に1枚の絵が出品された。出品者は落札金額はいくらでもいい、できるだけ早くこのアイテムを処分したいと願いながら。

出品者の男性は、ある女性から路上で絵を購入した。一応女性から警告はあったものの、あまり深く考えなかった男性は自身のコレクションに加えるため安易で安価に絵を買い持ち帰ってしまった。

男性はすぐに後悔したという。

・寝ている時、額に何かが這う感覚を覚え手に取ると無数に足の生えた虫だった。

・そして自宅が虫に食われ傷んでいた事が判明。

・飼っていたハムスターが急に亡くなってしまう。

・不眠症になってしまう。

今までの日常が嘘の様な不幸が連続で訪れたのだ。

燃やすことも考えたそうだが、そうすると何が起こるかわからない。何か邪悪なものを解き放ってしまうのではないか、そう思った彼は、この呪われた絵を処分するためオークションに出したそうだ。

彼を拒む手(The Hands Resist Him)

出典元:https://arthive.com/
作者
ビル・ストーンハム
所有者
オークション落札者(詳細不明)

こちらもインターネットオークション「eBay」に出品され「eBayの呪われた絵」とも言われたビル・ストーンハムによる作品。

最初の所有者は映画「ゴッドファーザー」のジャック役で有名な俳優「ジョン・マーリー」。彼が亡くなり絵の所在は一旦不明となる。

そして西暦2000年、カリフォルニア州に住む夫婦を自称する人物がオークションサイトに出品し所在が判明する。商品説明欄には何とも奇妙な内容で。

・この絵画は古い醸造所跡地で発見したものである。

・この絵には何らかの呪いがかかっている。

さらに売り手の主張によれば数々の心霊現象をも引き起こすらしく。

・絵画に描かれた人物がよるに動き出す。

・少年が絵から抜け出す事もある。

との事だ。注意書きとして、この絵を購入したときに発生しうる事象に対しあらゆる面で免責される旨の記載もあった。

また画廊オーナーや絵を批評した芸術評論家はどちらも1年以内に命を落としているそうだ。

デルフィーン・ラローリーの肖像画(Delphine LaLaurie)

出典元:https://en.wikipedia.org/
作者
不明
所有者
不明

この絵のモデルは実在した人間で、19世紀初頭のアメリカ・ニューオリンズの社交会で名を知られていた上流階級の貴族の1人で、後にある出来事が発覚する事で別の意味でも名を知られる事となる。

彼女が貴族として生きていた19世紀初頭、アメリカでは奴隷を扱う文化があり、ラローリーも当然奴隷を使用人として所持していた。しかし、なぜか彼女の奴隷はすぐに変わるのだ。

周囲の人たちがその事に不審を覚え始めると彼女の邸宅から悲鳴が聞こえる様になり、いつしか奴隷の幽霊が出るとも噂される様になる。

火災がきっかけでラローリーの凶行が世に出る事となる。現場に駆けつけた消防隊員に1人の使用人が必死な顔で訴えかけたのだ。

「火をかけたのは自分だ。この屋敷の屋根裏部屋を見てほしい。」

彼の必死の懇願に、消防隊員が屋根裏部屋を訪れると驚愕の光景を目にする。

部屋の中では7人の使用人が切り刻まれ、床には腐敗した遺体が突き刺さっていたからだ。その他にも、文字にするのを躊躇われるほどの凄惨な光景が広がっていた。

この光景を目撃した人物によるある有名なセリフがある。

「このようなおぞましく残酷な現場を表現するには、言葉はあまりに無力で不十分だ」

後に彼女の邸宅はアパートに改装された。アパートの所有者となった人物は、何を思ったかデルフィーン・ラローリーの肖像画をアパートに飾ったのだ。

それから肖像画がひとりでに動き激しい音をたて床に落ちたり、見る者の心に入り込み言い知れぬ不安感を与える、どこからともなく声が聞こえてくるなどの怪奇現象が続発した。

現在、所有者は謎に包まれ追跡する事ができない。この絵は厳重に保管され誰の目にも触れる事はないという噂を信じるしかない。

タイトル不明「拾われた絵(仮)」(No Name)

出典元:メルさんが拾った絵
作者
不明
所有者
メル・ハミルトン(処分後不明)

頭にはターバンを巻き白いローブをまとった女性、1973年の日付と何者かのサインが描かれた絵画。イギリスに住むメル・ハミルトン(55)は、ゴミ箱に捨てられたこの絵を見つけ家へと持ち帰って飾る事にした。

今ではその時の安易な行動を後悔してるという。

・同居していたパートナーと破局。

・引っ越し後すぐに健康そのものだった愛犬が亡くなる。

・テレビのチャンネルが勝手に変わる。

・ドアが勝手に開いたり閉じたりする。

・家の玄関が開く音がして目を覚ます。

彼女は最初この絵が原因とはわからなかった。確信に至るまでには3年もの長い期間を要した。

そして彼女は息子に頼み絵を捨ててもらった。すると途端に今までの悩みが嘘の様な平穏な日常が戻ったという。

あの絵がなぜ捨てられていたのか…今の彼女はそれを十分に理解している…と語る。

以上が世界で災いを振り撒いた呪われた絵画13点でした。

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