1966年より放送されているウルトラマンシリーズだが、ふとある疑問が脳裏に浮かんだ。それは、ウルトラマンって3分しか戦えないけど、3分過ぎるとどうなるの?そもそもなんで3分なのか、その疑問をまとめてみた。
- そもそもカラータイマーって何
- ウルトラマンが3分しか戦えない理由(劇中設定)
- ウルトラマンが3分しか戦えない理由(製作サイドの事情)
- 本題のウルトラマン3分過ぎるとどうなるの?
- ちなみにカラータイマーが取られるとどうなるの
そもそもカラータイマーって何
カラータイマーとは、ウルトラマンの胸についている青色の発光体。
変身直後は青色に光っているが、時間経過やパワー不足に陥ると赤色に変わり点滅する。
完璧超人のウルトラマンが制作された時に、何か弱点が無いと作劇上つまらないとの理由で後付けで追加された設定。ウルトラマンが地球で活動する際の、エネルギー残量計の役割もしている。
そのエネルギーは基本3分しか保たない。
ウルトラマンが3分しか戦えない理由(劇中設定)
ウルトラマンとは、地球人の協力のもとに、有事の際には顕現し侵略者(怪獣)と戦ってくれる存在。
そのウルトラマンは『光の国の戦士』である。
光の国の戦士は光の国に降り注ぐプラズマパワー(太陽パワー)が必要で、地球ではその降り注ぐパワーが少ないため、活動時間に制限が設けられている。
ウルトラマンが3分しか戦えない理由(製作サイドの事情)
様々な諸説が語られており、主に以下の5つの説がまことしやかに語られている。なぜ真しやかなのかは、もう少し読み進めてほしい。
1. ボクシングの1Rが3分なので、格闘シーンを3分に合わせた。
2. 当時の野球界のスター長島茂雄の背番号が3だから。
3. 発売して大人気になったラップラーメンの完成が3分だったから。
4. 30分放送の内の戦闘シーンは10分の1ぐらいが丁度いいと思ったから。
5. 番組の制作費の都合上、3分の戦闘シーンの撮影が限界だったから。
一番説得力があるのは、5番目かな。ただし…
実はこのどれもが正解であり不正解でもあるのだ。
ウルトラマン誕生50周年に発行された『ウルトラマン トレジャーズ』。様々なウルトラマンにまつわる設定・番組企画書・台本・原画などを盛り込んだ『永久保存資料』をプロデュースした娯楽映画研究家の佐藤利明氏により、3分間の理由の一端が語られている。
取材内容についてはリンクを参照してほしい。
ただし、円谷プロからの公式見解はなく肯定も否定もないため、上記で述べた5つの理由は『正解でもあり不正解でもある』と言えるのではないだろうか。
本題のウルトラマン3分過ぎるとどうなるの?
ウルトラマンが、3分しか戦えないのはわかった。
では、3分過ぎるとどうなるのか結論は
「戦闘不能に落ち入り、光の泡となって消滅する」
初代ウルトラマンにて、実際に3分の時間が過ぎてしまった結末が描かれた回があった。
実際にウルトラマン第3話、3分の活動時間が過ぎ、カラーターマーが点滅、エネルギーの枯渇しそうなウルトラマンに対し、ナレーションにて「二度と再び立ち上がる事はできない」と語られている事から命に関わる事であるのは間違いない。
この設定も時代によっては色々変更されており、ある時はあくまで地球での活動エネルギーの残量にすぎず、3分過ぎてもエネルギーが補給される事で復活したりしている。
全く関係ない話しだけど、ウルトラマン最強最後の敵『ゼットン』
名前の由来は、英語とひらがなの最後の文字『Z・ん』が由来だったりする。
『ゼットン』はこの怪獣。このフォルムは、見た事がある人がほとんどだろう。
ちなみにカラータイマーが取られるとどうなるの
ちなみにだが、ウルトラマンのカラータイマーは取られると
ウルトラマンはしぼむ
まさしく風船のように…。
しぼむウルトラマン#ウルトラマン芸人でやりそうなこと pic.twitter.com/kyQQlfaom7
— 黒風隼人 (@mV3ZJAEmgchxEHM) 2018年5月11日
ウルトラマンタロウ第52話にて、敵の怪獣にタイマーが取られるシーンがあるのだが、実際にウルトラマンが、しぼんでいるのが確認できる。
その後ウルトラマンタロウにより、取り戻されたカラータイマーを再び設置した事で膨らんでいる。気になる方は実際に見て確認してみても面白いかもしれない。