人と人との距離を短くする電話機。どんなに離れた距離でも、親や友達や仕事仲間と即座に連絡が取れる便利な機械。しかし、何も知り合いだけとの距離が短くなるだけじゃない。その便利な機械は、自分が知らない人とも繋がる物であり…もしも、知らない人からの着信を出てしまったら、あなたの耳に聞こえてくる声は果たして…。
今回はネット掲示板で書かれた「怖い電話内容」10エピソードをまとめてみた。
⚠︎ネットに書き込まれたエピソードを臨場感または物語をわかりやすくするため、少しオリジナルの文言を追加してあります。
ラーメンの注文
ある日、投稿者の元に一本の着信が鳴った。
何の気無しに電話に出ると女性の声で
「餃子2つとラーメン2つ…それから…」
とラーメン屋への注文内容を言い出した。当然、ラーメン屋でもない投稿者。
「間違い電話ですよ。ラーメン屋ではないです。」
そう伝えたのだが…。
女は笑いながら
「いいんですよ!!」
と注文内容をひたすら言い続けたのだった…。
投稿者の知り合いでも友達でも何でも無い、全く知らない女だった。
また…会える日まで
見慣れない着信番号、投稿者は電話に出てみると
「あなたは僕のもの!僕はあなたのもの!」
投稿者「は?」
「あああ!あなたは覚えていないのですね。でもこの電話の事は忘れないで!いつか会えるから…。」
投稿者「あなた誰です?人違いですよ」
「また…会える日まで、私はあなたをずっと見てます。」
その後もも同じ電話番号から着信が入り、イラッとした投稿者は「わたしがあなたを迎えに行くから!まってろ!!」というと、相手方は泣きながら「はい」と返事をしてきたのだった…。
忘れ物の確認電話
投稿者がバイトをしていた時の話。
忘れ物の問い合わせの電話が入った。
「◯◯がそちらのお店に忘れていなかったでしょうか?」
物腰の柔らかい女性の問い合わせ。
投稿者は「少々お待ちください」と保留にし、店内と忘れ物管理帳も確認「申し訳ございません。店内を確認したのですが、ありませんでした。」と返答した。
「そうですか。ありがとうございました。」
物腰の柔らかい女性は、そう丁寧に返答してくれたのだが…。
「ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”」
という叫び声が、投稿者が電話を切る直前に聞こえてきたのだった。
お風呂
投稿者がお風呂に入っていた時。
電話の着信が鳴っている事に気がつき、ビショ濡れになりながらも風呂場から出て電話にでると。
「お風呂、気持ちいい?」
と言われ、電話が切れた。
泣き声
友達に電話をしようと思った投稿者は、受話器をあげた瞬間に
「はい、どちら様ですか?」
と声が聞こえた。
たまたまタイミング良く、呼び出し音が鳴る前に受話器をあげてしまったと思った投稿者は自分の名前「◯◯です。」を伝えたが、相手から
「どちらにおかけですか?」
と言われてしまう。意味がわからず電話を切り、友達に掛け直す事にした。友達が出るまでに流れる呼び出し音の最中、赤ちゃんの泣き声が聞こえてきた。今時に混線?と思っていたら、電話に出た友人が
「電話に出た時、赤ちゃんの泣き声がいたんだけど…おまえ、子供いないよな?」
と言われた…。
自分自身
ある日、電話が掛かってきた。
スマホのディスプレイで着信番号を見ると見覚えがあった。
というか、自分の電話番号からの着信だった。
もちろん怖く出なかったが…。
ウルトラの…
「うちの太郎がお邪魔していませんか?」
電話に出た。聞き慣れない女性の声だった。
特に家にはお客さんは来ていないので
「誰も来てないですよ…どちら様で?」
不審に思いながら、そう返答した私に
「ウルトラの母です〜〜♪」
と言われ、電話を切られた。
勝負の電話
今日あった電話なんだが、受話器からはひたすら
「すぐだんずんぶんぐん♪」
と口ずさむ声が聞こえてきた。昔ブームになった芸人のコントの音楽?だ。
めちゃくちゃ暇だった俺は最後までずーと聞いていた。
すると
「くそっ!負けたぁぁぁぁぁ!」
と言われ、電話を切られた。
全然嬉しくなかった…。
ワン切り
聞いた話だけど。
いつも同じ時間に掛かってきてはワンコールで切れる、いわゆるワン切りの電話が鳴る日々が続いていたらしい。
好奇心からか、その人は着信を見計らい電話に出でみた。すると
「よく出れたわね」
って明らかに歳をとったお婆さんの声だったらしく、怖くなったその人はすぐに受話器を置いて、電話を切ったらしい。
それ以来、ワン切りの電話がかかってくる事はなかったってさ。
2011年3月11日
怖い話じゃないけど…。
テレビであの日の震災復興番組を見ていたら、スマホに知らない番号からの着信があったんだ。
出てみたら普通に間違い電話で、相手方からも「すいませんでした」って普通の返答で電話を切ったんだけど。なんとなく、その電話番号の局番を調べてみたら「宮城県仙台市」からの電話だった。
終わりに
元ネタ↓
以上が怖い電話内容10エピソードでした。
元ネタは「哲学ニュース」でまとめられたネット掲示板のエピソードから選出しました。他にもたくさんのエピソードが語られているので、もっと楽しみたい!という方は見ても暇つぶしになると思います。