#あらすじネタバレなし #小ネタ #作品紹介 #感想
鑑賞後評価:★★★☆☆(2.5)
題名 | スターシップ・トゥルーパーズ2 |
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公開日 | 2004年 |
監督 | フィル・ティペット |
時間 | 92分 |
出演 | リチャード・バージ、コリーン・ポーチ、ローレンス・モノソン |
あらすじ:政府の発表とは裏腹に、人類は劣勢に立たされていた。ある地域で戦っていた部隊は、バグズの激しい攻撃に退却を余儀なくされてしまっていた。
退却先として、既に放棄されていた軍事基地に逃げ込む事に成功したが、なぜか無人のはずの基地内に数多の勲章を授与された英雄が幽閉されていたのだった。
そんな中基地にバグズが襲撃を仕掛けてくる。バグズの攻撃に対しうまく対応できない部隊だったが、幽閉されていた英雄が指揮を取る事で防衛に成功。戦闘終了後、同じくバグズから逃げて来た隊員が合流するのだったが、それを機会に徐々に部隊内で異変がおきはじめる…。
昆虫型宇宙生物との戦い第2弾!
今度は人類寄生型昆虫生物の脅威が人類を襲う。
果たして隣りの仲間は、敵か味方か…
シリーズ共通の世界設定
民主主義が崩壊し新政府が樹立している世界。市民権がないと日常生活に様々な支障が出るため、資格が得られる兵役につく者が多い。
他の惑星に植民を開始していた人類だが、昆虫型生物『バグズ』の支配領域に踏み込んでしまい局所的な紛争状態に落ち入ってしまう。人の攻勢に対しバグズは地球の大都市へ隕石落下攻撃を仕掛ける。
多大な犠牲を払った人類、これに対し新政府はバグズとの全面戦争へ舵をきった。
スターシップ・トゥルーパーズ2作品紹介
今作は人間ドラマが主体
「スターシップ・トゥルーパーズ2」鑑賞。
— カマダマ (@vNa658mn8DBJX2n) 2022年5月30日
スターシップ・トゥルーパーズの続編。
予算が前作比でとんでもなく絞られたせいか、バグに「人体への寄生とコントロール」という特性を持たせて、基地内での心理戦に重きを置いている。
なんで、SF戦争物というよりはB級モンスター映画という印象が強い。 pic.twitter.com/Tt5tmbQPxP
前作とは違い、大規模な軍事衝突はない。
あくまでも一軍事施設内での、人への寄生型昆虫生物との戦いを描いた作品になっており、仲間内での疑心暗鬼や寄生された人との同士討ちが物語の軸。
そのため今回は前作とは違いかなり毛色の違った作風になっており、単純な昆虫生物との戦いを期待して見た人は少しがっかりしてしまうかもしれない。逆にその作風の違いがシリーズ作品の飽きを軽減している。
新キャラと新種バグズの登場
世界観設定は前作と同じだが、リコなどの前作主要人物達は出演していない。これは予算もかなりカットされた状態で、かつ26日という短期間で撮影されているためだ。
前作終盤で登場したバグズのまとめ役ブレイン・バグのある種の発展型とも言える新種が登場する。男女混合部隊の弱点(色恋沙汰)を付いて攻撃する様など、かなり頭の良い敵が登場する。
みんなの感想
最近偶々1を観返すことがあり、その流れで2を観てみた持論として「1を超えるシリーズものは中々ない」というのがあるけれどこの作品は、超える/超えないという話ではなく、別の作品という感じ。
「スターシップ・トゥルーパーズ2」観たよ〜。
面白かった!
前作と違って今回は密室サスペンス的な要素も含んでて迫力には欠けてるてるけど面白かったよ。
寄生するクリーチャーは本当に気持ち悪かった。ネチョぉってのがきもい(笑)
引用元:https://twitter.com/sotoboshi1/status/1616996618565455875
前作のような予算の潤沢なSF戦争映画を期待しているとやや肩透かしを食らうが、これはこれで全然アリなシリーズ2作目。
スターシップ・トゥルーパーズ2の小ネタ
もともと続編はテレビで放映される予定だった。
今作は前作の制作スタッフだった特殊効果担当のフィル・ティペットが監督をつとめ、撮影日数26日の超ハイスピードで制作された。
この撮影期間は映画では異常の一言。
それはスターシップ・トゥルーパーズの続編は、もともとテレビ映画として放送される予定だったが急遽映画作品として出す事に変更されたから…という裏事情があったのだ。
観賞後評価
前作を見た内容で期待した分、作風が変化していて少しがっかりしてしまった。物語の内容自体は良く出来ており、前作は陽の英雄章を描いているのに対して、今作は陰の英雄章が描かれているといった印象。幸か不幸かその陰陽の対比がうまくシリーズものとしての『飽き』を軽減させている。総合評価としては、前作と比較してしまうため★3(詳細は★2.5)。
次回作:とうとうバグズの神が降臨します。リコの再登場『スターシップ・トゥルーパーズ3』はコチラ。
第1作:全ても始まりはここから『スターシップ・トゥルーパーズ』