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心霊写真を撮るはずが…ホラゲー【廃村巡り】3つのエンディングの条件や内容解説

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廃村巡り・マルチエンディングへの条件や内容解説

さまざまな理由で村人がいなくなり出来上がった「廃村」。

交通事情の変化、産業の衰退など廃村になる理由はいくつかあるが、この村が廃村になった理由は「ある風習」により生まれてしまった「少女の霊」だった。

そんな曰くのある廃村に2人の女性が心霊写真を撮りにきた。そして彼女達の身に、少女の霊が忍び寄る。

そんなホラーゲーム「廃村巡りの特徴やダウンロード方法、マルチエンディングの解説などを一挙ご紹介。

 

 

ダウンロード方法

PCゲーム・PCソフトウェアを販売しているネットサイト「Steam」で定価310円(税込)で販売中。

ゲーム紹介

本作品は「ウォーキングホラー」に分類され、怪異や化け物から逃げ隠れしたりするドキドキホラーではない本当に廃村を歩き回っている様な雰囲気が味わえるジワジワ系ホラーといった感じ。

心臓が高鳴る様なビックリするホラー演出はほぼなく、廃村で起こる細かな異変や演出によりプレイヤーが勝手に恐怖を二乗させていく作風が特徴的。

物語のあらすじ

旧友からの誘い

先日旧友の「麻衣」から留守番電話が入っていた。

「次の土曜日、心霊写真を撮りに行こうよ」

学生時代、彼女とはよく心霊話で盛り上がっていた。私も少し’’視える’’ので、その手の話題は尽きることはなかった。

「さすがに、そういう場所に行くのは良くないって」

そう説得する私だったが、けっきょくは彼女の車でとある「廃村」へと向かうこととなってしまった。

廃村の曰く

これから向かう廃村では、いわゆる「生贄」の文化があった場所で、川の氾濫を抑えるため幼い少女を捧げたとか…。

現在ではその少女の霊があの世へと手招きしているというのだ。実際に村人の中で自ら命を断つ人が多く、そのせいもあって廃村となってしまったらしい。

廃村到着早々、旧友との別れ

廃村到着早々、麻衣は1人で先へと行ってしまった。

見失った麻衣を捜すため、懐中電灯を片手に廃村の中へと足を踏み入れ…。

ここからゲームスタート。目的は見失ってしまった麻衣を見つけ出す事。

日本にある廃村をよく調べて作ったと思われる程、リアルな廃村内をくまなく「ウォーキング」し、途中途中で進めない場所が出てくるため先へと進む「道具」も探していく。

この時、村の中で見つける「ある者が残した手帳」「木彫りの像」の有無などでエンディングが3つに分岐する。

 

⚠ここからエンディング・ゲーム内容におけるネタバレを含んだ内容になっています。

 

 

マルチエンディング

ゲーム内で入手できる「手帳の切れ端」と「木彫り像」の収集具合によって3つのエンディングへと分岐。それぞれ「バッドエンド」「ノーマルエンド」「グッドエンド」の結末へ。

バッドエンディング「私も」

廃村内にある「手帳の切れ端」をコンプリートしていない。「木彫り像」を生贄供養の祠に捧げない事で迎えるバットエンディング。

クリックで表示:【ネタバレあり】物語の結末

祠の先を抜けると広い池が目に入ってきた。

なぜか池の中央には「麻衣」が…。

私は「一緒に帰ろう」と声を掛けながら近づいてく。

急に目の前には縄が現れ私の首に…。

そのまま意識が…。

ノーマルエンディング「心霊写真を撮りにきた理由」

手帳の切れ端をコンプリートせず、木彫りの像を3つお供えする事で迎えるエンディング。

クリックで表示:【ネタバレあり】物語の結末

池の辺りで泣き続ける麻衣をなだめ、何とか私のアパートに戻ってくることができた。

ひとまず彼女を布団で寝かせ、翌日事情を聞く事に。

 

翌朝、麻衣の姿がなかった。

 

机には一通の手紙が。

それによると、彼女の叔父が現在行方不明となっており、唯一残された手帳から最後に訪れたのはあの廃村だったらしい。

彼女は霊感のある私を連れて行く事で、何かしらの手がかりが見つかると思っていたそうだ。

 

彼女とはそれ以来連絡が取れていない。

そして最近よく廃村の夢を見る。

きっと、私も…。

グッドエンディング「ふっきれた彼女」

木彫りの像を3つお供えする。廃村に置かれた5枚の手帳の切れ端を全て集める事で迎えるエンディング。

クリックで表示:【ネタバレあり】物語の結末

池の辺りに麻衣が座っていた。

彼女の背後にはコートを被った人らしき影が…。

 

なきじゃくる彼女をなだめ何とか私のアパートまで帰ってくる事ができた。

ひとまず彼女を寝かせ、翌日事情を聞く事に。

 

落ち着いた彼女はいくつかの事を話してくれた。

 

麻衣の話によると、彼女の叔父が現在行方不明となっており、唯一残された手帳から最後に訪れたのはあの廃村だったらしい。

彼女は霊感のある私を連れて行く事で、何かしらの手がかりが見つかると思っていたそうだ。

 

車を降りてからの事は全く覚えておらず、気がついたら池にいたと言っていた。

 

彼女は何度も私に謝っくれた。

私はこれ以上、詮索しようとは思わない。

でも、なぜか彼女の顔は少し穏やかだった気がする。

物語の考察

麻衣の背中にいた幽霊の正体

グッドエンディングを迎えた際に視ることとなった麻衣の背中に佇む「白いコートを着た人物」。

正体は「失踪した麻衣の叔父」だろう。

道中で見つける手帳、麻衣が主人公を誘った理由、エンディングで麻衣に語りかける気遣いの言葉、それらを踏まえてこの人物の正体は「麻衣の叔父」以外考えられない。

 

終わりに

ものすごく廃村の暗雲として雰囲気がよく表現されたホラーゲームだった。

あきらかなビックリする様なホラー演出はないが、作り込まれた廃村の雰囲気と地味な演出が上手くマッチしており背中がゾクゾクする様な実際に廃村を巡っている様な感じを錯覚させてくれる作品で面白い。

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