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異伝 淡海乃海【羽林、乱世を翔る】第四巻のあらすじ・書き下ろし特典や感想

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とうとう大大名三好家の転落が始まる。それは新たな天下を呼び込む産声となる…。

異伝 淡海乃海~羽林、乱世を翔る~四【電子書籍限定書き下ろしSS付き】

 タイトル   異伝 淡海乃海「羽林、乱世を翔る」第四巻
 原作   イスラーフィール
 漫画   碧風羽
あらすじ

織田と朽木家の婚姻、その裏にある基綱の狙いに気がつく者はいない。戦国を生きる大名や幕府、朝廷にも狙いを読ませない基綱の知謀や鋭さや頼もしさに周囲の女達は浮き立ち始める。

モテモテの基綱の妻となった春齢は、その若さから基綱に関わる女への嫉妬を隠せない。帝の子である春齢の嫉妬、それは政治的に基綱の弱みとなり…基綱と義母の目々はなんとか彼女を諌めとうとしていた。

そんな中、とうとう三好の重鎮を幕府が暗◯してしまう。重鎮を失い次第に余裕を失いつつある三好は…。

小説投稿サイト「小説家になろう」で掲載中の「淡海乃海 」、そのIFストーリーを描いた異伝版の書籍化作品。

 

 

異伝淡海乃海【羽林。乱世を翔る】第四巻の見所

嫉妬と焼き餅が止まらない春齢

現代からの転生者である基綱の先見性は留まるところを知らない。混乱する世の中だからこそ基綱の鋭さは頼もしくもあり、また危険視される事となる。

男からは危険視される事が多い一方、基綱の頼もしさから家に振り回されがちな女達からの人気は絶大。上流階級がゆえに見た目も麗しい女が多いからこそ、女としての自信がない春齢は基綱の周囲に集まる女達への嫉妬を我慢する事ができず、本巻にて暴走しだしてしまう。

「困った事。宮中でも評判になっていますよ。そなたの嫉妬が酷い、不満ばかり言っていると。良い事とは思えませぬ。」

「だって…、兄様にちょっかいをかけるんだもの。」

引用元:羽林、乱世を翔る 第四巻「妻の座」

まだ十歳程度の少女、それは自分の感情への折り合いのつかない年齢で現代であれば可愛いものでもある。

しかし、それでも周囲の状況や春齢の立場が子供の甘えを許さない。そんな彼女の葛藤や周囲から論されての成長が本巻の見どころの一つ。

そうよね、兄様の重荷にならないようにしないと。私、此処に来て安全だと気が緩んでいた…。

引用元:羽林、乱世を翔る 第四巻「妻の座」

三好家転落の始まり

三好家を敵視する幕府と幕府を敵視する三好家。本巻にてとうとう京を支配する三好家の転落が始まる。余裕があったからこそ幕府や新足利に対して甘い所があった三好家だが、ある人物が幕府により暗◯された事でその余裕はなくなっていく。

それは史実でもあった三好による義輝襲撃「永禄の変」へと繋がっていく。本巻では物語の盛り上がりが高まっていく序章、プロローグが魅力的。

三好の全盛期は昨年の畠山に勝った辺りまでなのだ。彼らは気づいていないがその勢威は下り坂になりつつある。この戦いで三好もそれに気づく筈だ。その事は焦りとなる。それが永禄の変の一因になるのだろう。

引用元:羽林、乱世を翔る 第四巻「劣勢」

特典書き下ろし小説

特典短編【一】:松平の「選択」

今川に従属している松平、史実では将来の天下人「徳川家康」の短編。

内容は織田が今川を破った桶狭間の戦いの後、今川の目が武田や北条に向いている最中、今川から独立し織田との同盟を検討するシーンが収録。

特典短編【二】:朽木当主と織田の娘の団欒「織田と朽木」

朽木長門守と織田から嫁いだ美乃との団欒を描いた短編。

内容は長門守が淡海乃海など領内事情を紹介、そこで話した内容を朽木の依頼で美乃は兄である信長に報告。その報告を受け取った信長が、朽木領内は「関を廃止」「銭で雇った兵が主力」である事に驚愕を示す。

古い家なのにやっている事は新参である自分と一緒、その裏には基綱が居る事を察し親近感を覚えるシーンが収録。

電子版特典短編【三】:三淵兄弟と春日局「三国同盟」

三淵兄弟が朽木長門守の婚儀に出席した後の物語を描いた短編。

内容は朽木で聞いた幕臣の勝手な行動や長尾の関東制覇失敗について公方に報告した後、三淵兄弟二人でその事について話している最中に公方の乳母である春日局が来訪し彼女が以前に基綱から聞いた関東制覇の可能性を語るシーンが収録。

 

他の読者の感想

信長視点追加されてる。基綱から朽木との縁談を打診された時の信長と濃姫のやり取り。よき。

今川を破って評価が上がり尾張での地盤が固まってきた手応えと、でもまだ尾張一国だけ、今川は痛手を負ったけどまだ健在で、松平はまだ今川の配下にいる。

まだまだ天下なんか見えてないんだけど、

引用元:https://twitter.com/ny5k_z/status/1690127961591255040

羽林4巻読み終わった❗️

加筆多くて読み応え抜群だったよ😊

個人的には三淵、細川の加筆と今後が気になる❗️

本伝ではああだったわけだし…後は長助✨美味い野菜つくるんやぞ

引用元:https://twitter.com/Meru_Purana/status/1689627406972440576

イスラーフィール「羽林、乱世を翔ける」4巻読了。

相変わらず加筆がたっぷりで、ウェブの方で読んでてもしっかりコミック小説も買っちゃうんだよね。

今回は様々な視点から一つの物事を繰り返す様な加筆が多く、それだけ状況が緊迫しているのだと伝わってくる。

引用元:https://twitter.com/hitsuzikusa/status/1689624649834086400

終わりに

淡海乃海本編では水面化で別の手段を取り今生の別れをした三淵兄弟の仲良く協力しあっている姿にほっこり。

本巻では足利義輝が命を落とす永禄の変へと本格的に繋がる展開のため、今後は物語が盛り上がる一方となってきそうだ。三好に余裕がなくなれば、義輝はもとより基綱を危険視する声も家中で大きくなっていくと予想。展開次第では永禄の変で義輝のみならず基綱の身にも危険が迫る…な展開となる可能性も。

本伝では基綱の正室となった加賀守の娘小夜の外伝での動向は、観音寺崩れが起こるまでお預けとなりそう。側室の雪乃は出番すらなさそう。

前巻のあとがきでは「異伝 淡海乃海〜羽林、乱世を翔る〜」は一年に一回の発売となる予定との事で、第五巻の発売は2024年の今頃となりそうだ。webでの更新も第五巻部分が描かれておらず、嫉妬深い春齢がどう成長するのか、果ては成長せずに基綱の弱点として狙われる事になるのか、行方が気になるところ。

前巻「異伝 淡海乃海 羽林、乱世を翔る」第三巻