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映画【バイオハザード ディジェネレーション】感想レビューと作品解説

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#ストーリーのネタバレなし #作品紹介 #用語解説

バイオハザード ディジェネレーション (吹替版)

鑑賞後評価:★★★★(3.0)

題名 バイオハザード ディジェネレーション
公開 2008年
監督 神谷誠
時間 96分
声優 山野井仁、甲斐田裕子、矢島晶子、安藤麻吹、竹田雅則、広瀬正志 
あらすじ

ある日、空港に降り立ったクレア・レッドフィールドは迎えに来た薬害救済組織NGO「テラセイブ」の仲間との再会を喜んだ。

喜びの再会も束の間、クレアは空港ロビーに現れたゾンビを発見してしまう。近くにいる警備員に注意を促すも、警備員は真面目に取り合わず噛まれてしまった。そしてゾンビとなった警備員は空港の旅行客を次々に襲い始め…。

一方その頃、上空の飛行機内でもある異変が起こっていた。体調の優れない乗客が機内でゾンビ化してしまったのだ。機内にゾンビが溢れコントロールを失った飛行機はクレアのいる空港ロビーに突っ込み噴煙を上げた。

大パニックになる人達と崩れ落ちる空港の有様、次々に増え出す感染者達の姿は、クレアにかつてのラクーンシティを思い出させるものだった…。

この空港のバイオテロ事件は、アメリカ政府直属のエージェントとして働いていたもう一人のラクーン事件の生き残りレオン・S・ケネディの耳にも入り…。

 

フルCGで作られたバイオハザード2続編映画。

2の主人公クレア・レオンのその後を描いた物語。

ラクーンシティの悪夢が今蘇る。

 

 

映画「バイオハザード ディジェネレーション」作品紹介

ゲーム「バイオハザード2」から6年後の物語

出典元:PS版バイオハザード2「ゾンビの溢れるラクーンシティ」

プレイステーションゲームのバイオハザード2から6年後の世界。

バイオハザード2のあらすじ

1998年ラクーンシティで起こったバイオハザード。アンブレラ社が開発していたウイルス兵器の流出により、街の人々が次々とゾンビ化していった。

事件に巻き込まれたクレアとレオンは、協力し合いながらも亡者の街から無事に脱出した。

その後、アメリカ政府は事態の収拾にミサイル兵器を使用した「滅菌作戦」により、製薬会社アンブレラにより繁栄したラクーンシティは地図から姿を消す事となった。

その後アンブレラ社が業務停止命令を受け事実上倒産し、それを皮切りにウイルス兵器がテロ組織の手に渡りバイオテロに利用される様に。

本作では、その後に頭角を表して来た製薬会社「ウィルファーマ」が関係してくる。この会社はアンブレラの残した負の遺産「T-ウイルス」や「G-ウイルス」の研究を行っており、その事に対して抗議デモが起こる程に一般民衆にゾンビやウイルスの実情が知れ渡っている…というのがバイオ2から6年経った作中の世界情勢となる。

フルCGアニメーション初の日本語ボイス

本作はフルアニメーションCGで作られており、バイオハザード初の原作準拠のアニメーション映画となる。

ディジェネレーションが制作されるまで、ゲームでは英語音声のみの対応だった。初めて主人公クレアとレオンに日本語音声がついた作品でもある。ここで付けられた日本語音声の声優は、ゲーム版でもそのまま採用されていく。

 

登場人物・用語解説

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アンブレラ社

アメリカ架空の超巨大企業。表向きは普通の製薬会社だが、それを隠れ蓑に裏では様々なウイルス兵器や生体兵器を開発している。生体兵器開発中にT-ウイルスを漏洩させてしまい、大惨事を引き起こした。

ラクーン事件

アンブレラ社が引き起こした、ウイルス漏洩によるバイオハザード事件の事。住民のほとんどはウイルス感染によりゾンビ化してしまう。感染の拡大を防ぐため、核により地図上から姿を消した。

T-ウイルス

アンブレラ社が研究していたウイルス。感染すると人はゾンビ化してしまう。これはウイルスの副次効果にすぎず、本来は異なる遺伝子間での交わりを容易にするもので、それを利用した生物兵器を作るためのウイルス。

G-ウイルス

T-ウイルスとは違い生物の交わりではなく、進化に根ざしたウイルス兵器になる。感染者は時間が経つにつれ、異形の姿に進化していく。

クレア・レッドフィールド

PSゲーム・バイオハザード2の主人公(女性)。バイオテロ阻止・被害者救済活動をしているNGO組織「テラセイブ」に所属している。仕事で空港に降り立った所、今回のバイオテロ事件に巻き込まれる。

レイン・S・ケネディ

バイオハザード2もう一人の主人公(男性)。アメリカ大統領直属のエージェントとして、各地で起こるバイオテロ撲滅のため、様々な極秘任務をこなしている。空港で起こった事件解決のため現場に向かう。

レビューと本編冒頭10分映像

 

ゲームの内容を知らなくても問題なく物語は楽しめるが、劇中に出て来る専門用語については、やはりゲームをプレイしていないとわかりずらい。一応簡単な世界観設定は記事にしてあるので、未プレイ者が鑑賞する際には参考にしてほしい。

PS4で発売されたバイオハザード2リメイク版のその後としても見れるが、主人公のデザインが違いすぎるため繋がりは感じずらいのが難点。

みんなの感想

『バイオハザード ディジェネレーション』

あのゲームのCGアニメーション映画 レオンとクレアはバイオテロ鎮圧に向かうが…

カッコいいレオンさんと美しいクレアさんを見れて最高! ゲームのプロモーションのようなイメージ

引用元:https://twitter.com/IRISH9431/status/1526155754029334531

ゲーム映像に近い感じで面白かった。

レオンがかっこよすぎるわ!

引用元:https://twitter.com/Nunu24546286/status/1363470072275210241

バイオハザード ディジェネレーションって映画見てるんだが何これ面白すぎ…!

レオンとクレアやんけ!

ゲームをそのまま映画で見てる感じがとってもとっても面白すぎ!ラクーンシティ生存者強すぎやばたん

引用元:https://twitter.com/nezucoro/status/1057477642348195841

観賞後評価

ゾンビ映画として見ると正直いまいち。あくまでバイオテロとの戦いの一環としてゾンビが登場しているだけで、単純にゾンビパニックが主軸ではないからだ。

これについては、映画を見る際にその作品に期待するジャンルによる。ゾンビパニックを求めるならいまいちだし、ゾンビアクションを求めるなら良い出来ではある。

CGはさすがに10年以上前のものになるため、今ほどの精密さはない。

ゲーム経験者にとっては、その後の世界観やバイオハザード5へ繋がる話しが出てくるのため、かなり楽しめると思う。

劇中でゲーム「バイオ5」で登場するメインの製薬企業「トライセル」も少しだが登場してきます。

少しネタバレになるが、劇中にG-ウイルスも登場する。もちろんバイオ2で見られた形態にそって変異していくため、ゲーム中の粗い画質でGを覚えている人にとってはかなりの感動を覚える。

現在では様々なハードでG形態が描かれているため、そこまでの感動はないが。

映画の総合評価は3。