#ネタバレなし #感想 #トリビア
鑑賞後評価:★★★★☆(4.0)
題名 | バイオハザード2 アポカリプス(原題:Resident Evil: Apocalypse) |
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公開 | 2004年 |
監督 | アレクサンダー・ウィット |
時間 | 94分 |
出演 | ミラ・ジョヴォヴィッチ、シエンナ・ギロリー、マイク・エップス |
アンブレラ地下研究施設から漏洩したウイルスは、地上の街ラクーンシティにまで影響を及ぼしていた。
ウイルスの影響による人のゾンビ化、その混乱は街中に広がり市民は我先にと街を後にしようする。しかしアンブレラ社はこの事態を予測しており、あらかじめ街を囲うような巨大な壁を作り検問所でのウイルス検査なしでは外に出れないようにしてしまう。
そしてアンブレラの予想を上回る速度で、街の外に繋がる唯一の検問所でのゾンビの発生が確認される。その瞬間、アンブレラ社はウイルスに感染していない市民を残し検問を封鎖、取り残された市民はゾンビの蔓延るラクーンシティでのサバイバルを余儀なくされてしまうのだった。
そして時間が過ぎていき生存者の数が極々少数になった時、アリスは病院のベットで目を覚ます。
前作から2日後。地上の「ラクーンシティ」はゾンビで溢れていた。
その様相は新約聖書の黙示録「アポカリプス」であるかの様に…。
アレクサンダー・ウィットが監督の前作「バイオハザード」直後の続編。
映画「バイオハザード2アポカリプス」作品紹介
特徴1:アクションのパワーアップ!
前作よりアクション性と、ゲームのオマージュ要素が強化されている。1が映画オリジナルの雰囲気を強く出したのに対して、2はファン向けの雰囲気を強く出している。
劇中での舞台設定も前作「地下の研究施設」での狭い空間から、街全体と世界観が広がっており、市中でのウイルス蔓延に伴う市民の混乱具合も描写され、前作では少なかったゾンビによる襲撃も強化。ホラー演出に力を入れた事が伺え、物語もテンポ良く進み、合間のアクションシーンと合わせて飽きる事なく見ていられる。
副題のアポカリプスは、日本語では新約聖書の「黙示録」の事。「黙示録」とは世界の破滅が描かれ、次回作以降の世界感に関わる物語になる。
特徴2:ゲームからのオマージュキャラ登場!
【ジル・ヴァレンタインとカルロス】
久しぶりに映画のバイオハザード2観ました。やっぱりね…シエンナギロリー演じるジルは最高です🥰 pic.twitter.com/E3Ei9npefG
— おぶん (@obun108623) 2021年11月7日
ゲーム「バイオハザード3」の主人公の二人が出演。少し映画用に設定変更されてはいるが、服装や所属などはゲームそのまま。ジルの日本語吹き替え声優も、ゲームと同じ声優が演じている(放送媒体で変更)。
【ニコライ】
ゲーム「バイオハザード3」で物語を引っ掻き回す悪役として登場。映画ではその設定は取られず、カルロスの同僚でただ単にいい同僚になっている。
【アシュフォード博士】
映画での「T-ウイルス」の開発者。人物設定などはゲームと全く違っているが、その名「アシュフォード」はゲーム『バイオハザードCODE:Veronica』に登場するウイルスの開発者の名前として登場している。
【追跡者ネメシス】
映画での敵役。こちらもゲーム「バイオハザード3」で登場したアンブレラ社製造の生物兵器。
見た目はゲームそのままだが、製造過程が映画独自の設定になっている。その正体は…。
アポカリプスの見所
ゲームファンにとっては、ゲームからのオマージュ要素の多さと完成度。
ジルなどのゲームで馴染み深い人物のトレースがすごい。服装や雰囲気やゲーム内でのジルの癖の再現と、並々ならぬ女優と監督のこだわりを感じれる。
市中で警官隊が壊滅した際のヘルメットに映るゾンビのシーンなんかは、バイオハザード3のオープニングを見た者にとってはゾクっとするオマージュ要素の一つに過ぎない。
映画「バイオハザード2アポカリプス」のトリビア・雑学・小ネタ
シエンナ・ギロリーの演じたジル・バレンタインの人気ぶり
劇中でミラ・ジョボビッチ演じるアリスと双璧をなす主人公となったシエンナ・ギロリー演じるジル・バレンタイン。
このキャラクターは元々ゲームで1作目から登場する主人公の1人だが、映画では2作目から登場することに。このジルが、外見から服装、銃の構え方の動作がゲーム版を忠実に再現しておりファンの間で話題になった。
あまりの人気ぶりは本来の主人公であるアリスを食いかねないためか、次回作以降しばらくの間ジルは登場しないことになってしまった。
本人によるワイヤーアクション
劇中終盤アリスがビルから垂直に駆け下りるシーンがある。一般的にはデジタル合成と思われがちなのだが、実はミラ・ジョボビッチがワイヤー1本だけを使用した本人による実演で撮影されている。
みんなの感想
シリーズ最高潮
ミラジョボビッチは相変わらず神
ゲームからそのまま出てきたジルバレンタインも神
2人のアクション最高盛り上がりのみを凝縮して組み上げた傑作娯楽映画はかくあるべき
1作目よりはアクションも良かったです。
アクションできる女、かっけえ、、、、
アマプラで鑑賞。めっちゃくちゃ面白いなっ!!!
やばばばば!!
ジルって映画にも出てたんだ!
ちゃんと活躍してくれてて良かった!かっけぇ!!
引用元:https://twitter.com/koki_casual7/status/1382026759667806212
観賞後評価
前作は主にゲーム未プレイ者の視聴者向けに制作された面が強かったが、今作ではゲームプレイ者向けのサービスが豊富に用意されていたので観ていて懐かしい感情が沸き上がった。
映画での結末もゲームを意識して作られており、ファンサービスの強い映画だった。観賞後評価は★4。ただしゲーム未プレイ者としては、映画単体として評価すると前作の方が高いかも。
本作から数年後、ウイルスは世界へと拡散していた…。