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攫われた王女【陰の実力者になりたくて】第2巻のあらすじ紹介と感想

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漫画版第2巻【見所・あらすじ紹介・感想】

王女誘拐事件は佳境に入る

裏で暗躍していたディアボロス教団に対抗できる存在は世界でただ一つ、同じく日陰に存在するシャドウ(シド)率いる陰の組織「シャドウガーデン」だけだった

陰の実力者になりたくて! (2) (角川コミックス・エース)

題名:陰の実力者になりたくて 第2巻

原作:逢沢大介

漫画:坂野杏梨

あらすじ:アレクシア王女が秘密結社「ディアボロス教団」に攫われてしまった。主人公シドは、王都の騒動に乗じて自身が目指す「陰の実力者」のロールプレイを開始する。

一方、王都のアイリス王女が率いる騎士団が、攫われたアレクシア王女の捜索中に、ディアボロス教団の生体兵器が街で暴れ出す。騎士団は事態の鎮圧に乗り出すも、教団の怪物に手も足も出ない。アイリスは全身全霊の攻撃で、怪物を排除しようとした矢先、シド達の「陰の組織(シャドウガーデン)」最初の仲間「アルファ」がその場に介入して来るのだった…

ネット小説で連載された作品の漫画化第2弾。今作は月刊「コンプ・エース」で掲載されたEpisode.5〜Episode.8までを収録。

 

 

本作「陰の実力者になりたくて」第2巻の見所

王女誘拐事件の真犯人と対峙する主人公シド・カゲノー

捕われた場所から抜け出したアレクシア王女の前に事件の真犯人が登場する。真犯人相手に、王女は自身の剣術で敵を退けようとする。だが、その圧倒的実力差に一歩また一歩と追いつめられる。涙を流し絶望する王女の前に、陰の実力者シャドウ(シド・カゲノー)が闇の中から姿を現す。

この時に披露される主人公の奥義が、ギャグ感満載の「ふざけ具合」と「かっこよさ」が見所の一つ。

異世界知識でボロ儲けしていた「ミツゴシ商会」

巷で話題の「ミツゴシ商会」この世界で存在していなかった趣向品の「チョコレート」の販売や、商品の陳列方法などが現代日本そのままだった。アンケートの協力を依頼されたシドは店の奥に案内されるが、そこには見知った顔「陰の組織」3人目の仲間「ガンマ」が佇んでいた。

ガンマに用意された豪華絢爛な玉座。主人公は、ここで周囲の認識に違和感を覚えてもいいが、あいかわらず仲間達が自身のごっこ遊びに付き合ってくれていると思っていた。

陰の組織「シャドウガーデン」の偽物の登場

シドは裏路地でアレクシア王女と、シャドウガーデンが戦っている所を目撃する。シドは陰の実力者として偽物を看破、王女と偽物のシャドウガーデンの争いに介入する。

シドは、自分が「陰の実力者」に憧れた様に、彼らも自分達「陰の実力者」に憧れていると思い、その憧れの感情に共感を覚えるが、陰の実力者の吟じに従い彼らの排除に乗り出す。

偽物のシャドウガーデンは、シドに対する憧れとかではない。ある目的に従い、シャドウガーデンを利用するため偽装していたに過ぎないのだが…

 

第2巻を読んだ感想

あいかわらずの主人公の認識と、周囲の認識のズレによるコメディが面白かった。これから物語が進むに従い、主人公のアホ認識のギャップコメディが、どう表現されていくか楽しみになる第2巻だった。

一点引っかかる部分は、今回の漫画特典の書き下ろし小説の収録は無かった事だろう。純粋に月刊誌で連載された作品が収録されているだけになるので、月刊で読了している人には物足りないボリュームかもしれない。

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