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刑務所が舞台 映画【エイリアン3】あらすじ解説・感想・豆知識トリビア

 

【ストーリーのネタバレ注意】【豆知識・トリビア付】

クリーンとの激闘、エイリアンとの戦いは終息したに見えたが…

エイリアン3 (吹替版)

鑑賞後評価:★★★★(3.6)

題名:エイリアン3

公開:1992年 時間:114分(公開版)、145分(完全版)

監督:デヴィッド・フィンチャー

出演:シガニー・ウィーバー、チャールズ・ダンス、ランス・ヘンリクセン

あらすじ:惑星LV-426での激闘の末、エイリアンの脅威を排除したリプリー達は、ハイパースリープで地球への帰路についていた。そんな中で、スコラ号内部で謎の火災が発生してしまう。

リプリー達は、ハイパースリープのままスコラ号から切り離され脱出艇で宇宙空間へ、そのまま監獄惑星フィオリーナ161へ墜落してしまう。

意識を取り戻したリプリーはヒックス、ニュート、ビショップの事を訪ねる。しかし、ヒックスとニュートは墜落時に亡くなっており、ビショップも機能を停止させておりリプリーは深い悲しみに暮れるのだった。

そんな中、エイリアンクイーンによって脱出艇に産み落とされていたフェイスハガーが活動を開始、付近に居た動物に寄生してしまう。誕生したエイリアンは脱皮を繰り返し、成体に変化、武器を持たない囚人達を襲い始めるのだった…

⚠【ネタバレ】を含む内容と解説があります。未視聴の方は注意して下さい。

 

エイリアン3・エイリアン4・プロメテウスBD発売記念の特典映像

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物語のあらすじ(ネタバレあり)

存在の確認

シラミ対策で坊主頭になったリプリーは医者のクレメンスと医務室で会話をしていた。その時クレメンスに呼び出しが掛かる。大型換気扇を清掃していた囚人の1人マーフィーがバラバラになった状態で発見されたとの事だった。

当初は、誤って換気口に巻き込まれたと思われていたが、そばには金属が溶けたかの様な跡があったため、クレメンスはリプリーにその事を訪ねる。その問いの答えを得ないまま、所長のハロルドに呼び出しが掛かってしまう。

金属の溶けた話しを聞いたリプリーは、ある不安が頭をよぎる。その事を確認するため、機能停止によりゴミ置き場に捨てられたビショップを持ち帰る。応急処置を施し最低限の機能を回復させたビショップにスコラ号でのフライトレコーダーの解析を依頼。解析した結果、船内にフェイスハガーの存在を確認してしまう。そしてその事は本社であるウェイランド・ユタニ社も把握している事を知る。

苦しそうにするビショップはリプリーに機能停止を懇願、リプリーはそのまま電源を落とすのだった。

 

隔離と襲撃

亡くなったマーフィーの追悼に、事故現場を訪れていた3人の囚人は、そこで恐竜の様な化け物に襲われてしまう。唯一生き残った囚人ゴリックは、食堂で他の囚人達に訴えるも誰もその事を聞き入れないでいた。

そんな中でリプリーが食堂に現れ、ゴリックの言う「恐竜の様な化け物」の存在は間違いなく刑務所内に居る事を全員に伝える。

今まで自身が体験した出来事を伝え、武器の存在の有無を訪ねるも、ハロルド所長は信じずリプリーとゴリックを医務室に隔離してしまう。

共通認識

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医務室に隔離されたリプリーは、クレメンスと話しをする。クレメンスは自身の生い立ちを語るも、その途中で背後から現れたエイリアンにより襲われてしまう。

リプリーは、恐怖と絶望を味わうも、何故かエイリアンは自分に攻撃する事はせず、顔を近づけ何かを確認するとその場を去ってしまったのだった。

食堂では、ハロルドが相次ぐ事故で気が動転している囚人達を宥めていた。リプリーは食堂を訪れ、囚人達にクレメンスが襲われた事を報告する。

しかし、ハロルド所長はまだ信じる事をせず、囚人達の動揺を治めようと語りかけるが、天井から現れたエイリアンに天井裏まで引きずり込まれ、天井からは大量の血が滴るのだった。

その光景を目にした囚人達は気が動転するものの、囚人の1人ディロンが一喝し治め今後の事を相談しあうのだった。

対策

所長が居なくなり次の指揮権はミスター85ことフランシス副官が指揮を取る事になる。フランシスはリプリーに指揮を任せようとする。女の指揮に文句を言う囚人達だったが、ディロンの一言でみんなを納得させる。

そしてリプリーは、核廃棄物用の保管庫におびき寄せ閉じ込める作戦を立てる。そのおびき寄せる「エサ」が自分達だと悟り囚人達が怯えるも、ディロンの「どうせ危険だ。どう対処するかが重要だ」との一言で黙り、作戦を実行する事になるのだった。

準備と衝撃の事実

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おびき寄せ作戦の準備中にもエイリアンは囚人達を襲いにかかる。その中での爆発事故で10名以上に囚人が亡くなる事故も起こってしまう。

それでも作戦を進めようとするが、リプリーは手の痺れ、身体に違和感を覚え始める。脱出艇に備え付けられているスキャン機能で自分の身体の中を見ると、そこにはエイリアンが植え付けられている事が判明する。

しかも、通常のエイリアンではなく、エイリアンの卵を産む存在エイリアンクイーンだと判明してしまう。

自暴自棄になったリプリーは、エイリアンの居そうな場所へ赴き自分を襲う様に叫ぶもエイリアンは現れる事はなかった。そして囚人のディロンに自身を処理する様に頼むも、全てが終わったらやってやると嗜められるのだった。

 

作戦変更

爆発事故により、保管庫への封じ込めが出来なくなった一同は、次善の策として溶鉱炉の溝へ誘き出し、液体の鉛を流し込む作戦を提案する。

ミスター85の2時間後に本社の人間が救助にくるため、作戦はやめる様提案するが、リプリーの会社は自分達の安全を守るつもりはなく、エイリアンの捕獲を第一に考えている事を伝え作戦を決行する事を強く押した。

作戦決行

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開閉ドアの不良などの問題を抱えたまま、エイリアンを溶鉱炉の溝におびき寄せる作戦が始まる。

多数の犠牲を出しながらも、何とか溶鉱炉付近まで誘い込む事に成功するも、あと一歩に所で、囚人を咥えたエイリアンが奥へ引っ込んでしまう。リプリーは身を挺して誘う込もうとする。

ディロンとリプリーの元へ歩み寄るエイリアン。ディロンはリプリーを先に溶鉱炉の溝を上がらせ脱出させる。ディロンは作戦を確実にするため、自身は溝の中に残り犠牲となる事を決意する。

エイリアンに襲われながらも、決して怯まないディロンは鉛を流す様に叫び指示を出す。鉛を流す準備をしていた囚人モースが、ディロンもろともエイリアンを鉛の海に沈めるのだった。

しかし、超高温の鉛に海でもエイリアンを退治する事ができず、鉛の中からはい出したエイリアン。モースはリプリーにスプリンクラーで水を掛ける様に伝える。その事を聞いたリプリーはスプリンクラーを起動、超高温の身体から急速に冷却された事には耐えられずエイリアンは身体を爆散させ命を落とすのだった。

エレン・リプリー

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エイリアンの退治した丁度その時、ウェイランド・ユタニ社の職員が到着し姿を現す。その中にはリプリーの顔馴染みのビショップの姿もあり、リプリーに自身がオリジナルである事、摘出したエイリアンは処分する事を伝え、会社の保護を受ける様に説得する。

だが、今までの経験から会社は絶対にその様な考えを持つ事が無い事を知っているリプリーは、そのまま溶鉱炉に身を落とし、エイリアンクイーンもろともこの世から消し去るのだった…

 

映画「エイリアン3」の豆知識・トリビア

かなりのトラブル続きで制作された本作

脚本家が何回も変更されており、紆余曲折を経て本作のシナリオに落ち着いた経緯がある。さらには監督が映画で使おうとしていた25分ものシーンを、会社上層部の意向で勝手に削除されてしまったりしていた。

さらには、ヒックス役の出演者からも肖像権で訴えを起こさせられそうになり、今作で登場しないにも関わらず前作以上の出演料を支払う事になってしまった。(脱出艇で横たわるヒックスは別人)

など、かなりのトラブルに見舞われながらも制作された経緯がある。

監督への罵倒

トラブルは脚本のみならず撮影現場でも頻繁に起こっていた。当初、エレン・リプリー役のシガニー・ウィーバーは出演しない意向だったが、自由に口出ししていい事を条件に出演を決定する。しかし、現場での監督との衝突がかなりあり、次第にはシガニーが「アンタ(監督)こそエイリアンだ!」と罵倒する程。

通常版と完全版で違う演出

エイリアンの母体の違い

公開版ではエイリアンの母体は「犬」だが完全版では「牛」に変更されている。

ラストシーンの違い

公開版では、溶鉱炉に身を投げるリプリーの胸からエイリアンクリーンの幼体が飛び出し、リプリーがそれを手で掴むシーンがある。完全版では続編でのエイリアンとリプリーの遺伝子が融合する設定への考慮から、エイリアンが飛び出すシーンが丸ごとカットされている。

ウェイランド・ユタニ社は日系企業

エイリアン2では、その名前のみ登場した大企業ウェイランド・ユタニ社。その名前からあ日系では?とされていたが、今作で日系企業である事が確定している。劇中に登場するフューリーの施設内の至る所に日本語が書かれている。

 

終わりに

エイリアン3 (吹替版)

エイリアン3 (吹替版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

前作でのエイリアンとの派手な戦いから一転、一体のエイリアンから逃げる事がメインの一作目を彷彿とさせる原点回帰した作品だった。

だが、制作過程の紆余曲折もあり、公開当時の評判は良くなかった。個人的には、エイリアン3はそこまで面白く無い事は無いが、第2作目よりもSF感も無く、評価が落ちてしまうのは仕方が無いとは思う。

近年では、エイリアン3の評価も徐々に上がっており、劇場公開後に評価が上がって行く珍しい作品でもある。

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