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映画【ジョーズ】で有名なサメ、ホホジロザメが水族館に居ない理由

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 Aquarium shark

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今はあまり再放送される事が無くなった夏の風物映画「ジョーズ」。そこに登場し、見た人達を恐怖におとしいれた存在「ホホジロザメ」、この恐怖の象徴とも言える海の生物を水族館で見かけない理由をご存知だろうか?

今回は「ホホジロザメ」が水族館に居ない理由を簡単に紹介していこうと思う。

 

ホホジロザメとは?

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ホホジロザメとは、数あるパニック映画のモチーフとなった巨大怪物「サメ」の現実世界においての和名である。映画では体長が10m級などざらに登場してくるが、現実においてはせいぜい4m〜5m程度の大きさだ。

こう見るとたいした大きさに見えないが、身近な物で言えば自動車の「レクサス」や一般的な学校の黒板の長さとほぼ同じサイズ。この巨体が、海の中で時速56kmという一般道の速度制限60kmに匹敵するスピードで泳いでいる。

その生気を感じさせない目、捕食する事の特化した歯、上手く身動きのとれない水中に生息する事、様々な付加価値により人を恐怖のどん底へ連れて行く存在「ホホジロザメ」。水族館に居れば、その恐怖を感じさせるインパクトから、目玉となる存在になりえる魚だが、なぜか水槽の中を泳いでいる姿を見た事がない事を不思議に思わないだろうか?

その理由として語られる様々な説を、今回の記事では見て行こうと思う。

 

水族館にホホジロザメが居ない理由

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水族館にホホジロザメが居ない理由、一般的に思いつく事として

・同じ水槽に入れている他の魚を食べ尽してしまうから

・危険な生物のため、飼育員や来館者の安全を確保する事が難しいから

などが思いつく事だろう。しかし、現実は非常に多岐に渡る問題点により水族館での飼育は、今の所されていない実情が存在する。

最大の理由はある理由により、長期間の飼育が難しいからである

世界各地にある水族館では、このホホジロザメの飼育についてチャレンジしなかったわけではない。数多くの水族館が、ホホジロザメの飼育を行ったのだが、いずれも捕獲してから数日または長くても数ヶ月もすると体調に異常が発生し亡くなってしまっているのだ。

ではなぜ飼育がこんなにも困難なのか?

ホホジロザメの詳しい生態については未だ研究中のため確たる説は定まってないが、仮説として以下の様な理由が考えられている。

・うつ病

ホホジロザメの寿命は人類と同等程度の長さを持つため、捕獲してからすぐに亡くなる事は考えにくい。そのため、捕獲時や水族館で感じる過度なストレスからメンタルに異常が発生し弱ってしまうというもの。

捕獲されたサメの中には、水族館が与える食事を一切口にしなかったり、水槽のふちを延々と泳ぎ続けるなど、自然界では見る事がない異常行動を見せる様になった個体もいたほど。

そのため、ストレスにより人間でいう鬱病に似た症状がでたのでは?というもの。

・スペースの問題

ホホジロザメは非常に長距離を回遊する生き物で知られている。わずか90日間で約1万kmも移動する。その間は平均時速40km程度のスピードで泳いでいるため、人類が用意できる水槽の大きさではサメがストレスなく過ごす環境を用意できない。

そのため、上手く捕獲できたとしても、その後のストレスで衰弱してしまう。

・呼吸器の問題

ホホジロザメが水中で呼吸するためには、自身が泳いだ際に生じる水の流れが重要になっている。自身が一定の速度で泳ぐ事により、海水をエラに流す事で呼吸する。そのため、上記で上げたスペースの問題にあわせて、サメ自身が想定している速度を水槽では発揮する事はできない。

そのため、水族館の水槽では上手く呼吸を行えず窒息してしまうのだ。

それでもチャレンジした水族館

モントレーベイ水族館では、世界各地で行われたホホジロザメの飼育計画を諦める事はしなかった。大きいサイズのホホジロザメを飼育するのではなく、小型で小魚しか食さない比較的小柄なホホジロザメを飼育する事にしたのだ。

小型のサメを選ぶ事で、水槽のスペースの問題を解消、さらに捕獲後の輸送方法にも細心の注意を払う事で、サメへのストレスも最小限にする方法を取ったのだ。

2004年当初、この計画は成功する。小型であるからこそ、水槽のスペースの問題やそれにともなう呼吸器の問題をクリアする事ができたのだ。だが、展示開始から6ヶ月後、成長していくにつれ他の魚に危害を加える様になった事、水槽のガラスに追突する異常行動が増えた事から、海に返す事にしている。

当初の目標であるホホジロザメを一般客に見せる事を達成したとし、以後ホホジロザメの飼育は行っていない。

ちなみに、2016年日本の沖縄にある美ら海水族館で展示を始めたが、数々の問題点をクリア出来なかったため、わずか3日後に亡くなってしまっている。

 

終わりに

ホホジロザメは現在絶滅危惧種に指定されており。世界で約3500匹程度しか生息していないとされている。主な原因は人であり、フカヒレや装飾品などに加工するため密かに捕らえられているため、この様な状況になっている。

今後、私利私欲のためだけにホホジロサメを捕獲する事を止めないと近い将来、ホホジロザメが登場するパニック映画は、現実感のない架空の怪物が出て来るだけの映像になってしまうかもしれない。